ドリーム福井号
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ドリーム福井号（ドリームふくいごう）とは、ドリーム号の一路線で、福井県と東京都を結ぶ夜行高速バスである。ここでは同一経路で運転する福井-東京線「昼特急」についても言及する。
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[編集] 路線概説
高速バス路線開設ブームの中で運行を開始。東京～福井間は、国鉄時代に急行「越前」が臨時列車に格下げされて以来、定期便による直行輸送機関が存在しておらず、競争相手がいない上に県庁所在地を結ぶ路線でもあることから、運行開始当初から毎日3台（各社1台ずつ）の運行体制で、十分に採算が見込めると考えられていたことが伺える。
路線開設から1993年3月にJR西日本の夜行急行列車「能登」の発着地が福井まで延長されるまで、また2001年3月に「能登」の運転区間が短縮されて以降、両都県を直通する唯一の公共交通機関となっている。
2006年11月1日より、京福・福鉄の2社で「昼特急」の運行を開始。上りが朝7時・8時台に県内各地に停車して、15時頃東京に到着するダイヤで、下りは12時前に東京を出発し、19時頃県内各地に到着するダイヤである。昼特急号は最繁忙期になる2006年12月26日から2007年1月7日まで全面運休して夜行増便に対応した。2007年ゴールデンウイークの多客期には、4列シートの車輌を臨時に仕立てて運行された。
[編集] 愛称
夜行便は、運行開始当初、特に愛称はなく、専らJRバス関東では「東京 - 福井線」や「福井線」と案内していた。1994年よりマルスに収容されることになり、愛称が必要となったために「ドリーム福井」を名乗るようになった。
昼行便も、運行開始以降特に愛称を設定しておらず、福鉄では「東京線 昼特急」に、京福バスと発車オ～ライネットでは「福井⇔東京 昼特急」になっている。
[編集] 運行会社
[編集] 運行経路
運行開始当初は3社とも同一経路であったが、現在は京福・福鉄便が東名高速道路、JR便が中央自動車道を経由している。
[編集] 京福バス・福井鉄道
- 京福バスターミナル - （福井北IC） - （福井IC） - 鯖江 - 武生 - 敦賀 - （北陸自動車道） - （名神高速道路） - （東名高速道路） - （首都高速道路） - 新宿駅新南口 - 東京駅八重洲口
- 福井発21:50（2号）、東京発22:20の便（1号）と昼特急号の経路である。
- 神田パーキングエリアと浜名湖サービスエリア、足柄サービスエリアで休憩を取る。
[編集] JRバス関東
JRバス関東便は駒ヶ岳SAで乗務員交代を行う完全ワンマン運行で、駒ヶ岳SA～福井間は西日本JRバス福知山営業所へ運行委託を行なっている。
- 京福バスターミナル - （福井北IC） - （福井IC） - 鯖江 - 武生 - 敦賀 - （北陸自動車道） - （名神高速道路） - （中央自動車道） - （首都高速道路） - 新宿駅新南口 - 東京駅八重洲口
- 福井発22:00（4号）、東京発23:30の便（3号）の経路である。
- 神田パーキングエリアと境川パーキングエリアで休憩を取る。
[編集] 停車停留所
- 三角印の向きが進行方向を示す。丸印は終着。
- 黒塗り―乗車のみ可能
- 白抜き―降車のみ可能
- 矢印―通過
| 停留所名 | 東京行 | 福井行 | 所在地 | 特記事項 |
|---|---|---|---|---|
| 京福バスターミナル | ▼ | ○ | 福井県福井市 | 乗降共に京福BT。JRバスでは一部で「福井バスターミナル」と案内。 |
| 福井北インターチェンジ | ▼ | △ | 福井県福井市 | ― |
| 福井インターチェンジ | ▼ | △ | 福井県福井市 | ― |
| 鯖江インターチェンジ | ▼ | △ | 福井県鯖江市 | ― |
| 武生インターチェンジ | ▼ | △ | 福井県越前市 | ― |
| 敦賀インターチェンジ | ▼ | △ | 福井県敦賀市 | ― |
| 新宿駅新南口 | ▽ | ▲ | 東京都新宿区 | 乗降は新南口JRハイウェイバスのりば |
| 東京駅八重洲口 | ○ | ▲ | 東京都千代田区 | 乗車は八重洲南口3番～5番のりば（改装工事により1番から変更）
降車は日本橋口 |
[編集] 運行回数
- 昼行便（昼特急）：1日1往復（京福・福鉄）
- 夜行便（ドリーム福井）：1日2往復（京福・福鉄（1･2号）、JR（3･4号））
[編集] 歴史
- 1989年5月2日 - ジェイアールバス関東、京福電気鉄道、福井鉄道の3社により夜行便の共同運行開始。1日1往復（1便につき3台運行）。
- 1990年4月 - 停留所追加（鯖江IC）。
- 2000年4月1日 - 京福電気鉄道、子会社の丸岡バス（同日、京福バスに改称）へバス事業を譲渡し本路線を引き継ぐ。
- 2001年10月1日 - 新宿駅新南口経由に変更（これに伴い上り便の霞ヶ関停車を廃止）、JRバス便は中央道経由となる（京福・福鉄は東名高速経由）。福井市内にバス停新設（福井IC、福井北IC）。
- 2004年12月17日 - 夜行便1日2往復に増便。1･2号が東名高速経由（京福・福鉄）、3･4号が中央道経由（JR）となる。
- 2006年11月1日 - 京福バス及び福井鉄道の2社により昼特急の共同運行開始。
- 2007年12月1日 - 同日到着分より、上り便の東京駅における到着場所を日本橋口に変更。
[編集] 使用車両
基本的には、独立3列シート29人乗り便所つきのスーパーハイデッカーが使用される。京福バスの高速バス専用車両には、車体側面に「Highway Express」と書かれている。
運行開始当初、福井鉄道・京福電気鉄道は後部4列回転シートつき31人乗りの車両を使用していた。
 運行開始当初の車両（京福電気鉄道） |
 運行開始当初の車両（福井鉄道） |
[編集] 乗車券の発売
- 乗車日の1ヶ月1日前からJRバス東京駅・新宿駅、みどりの窓口、主な旅行会社（JTB・日本旅行・近畿日本ツーリスト・トップツアー・農協観光など）で発売。
- 乗車日の1ヶ月前から京福バスターミナル、京福観光社、発車オ～ライネット（京福バスが幹事会社）、福鉄主要駅、福鉄観光社で発売。京福・福鉄では高速バス予約センターで電話予約も可能。
- 乗車日に空席があれば、予約無しでも乗車できる。
- 福井新聞に向こう1週間分の予約状況が掲載されている。
- キャンセル待ちの取り扱いはしない。
- 昼行便（昼特急）と夜行便（ドリーム福井号）では運賃が異なる。
[編集] 関連項目
[編集] 関連リンク
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