スーズダリ
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スーズダリ(Су́здаль, Suzdal′)は、ロシア、ウラジーミル州の都市。モスクワ北東、ウラジーミルから26km、カメンカ川 Kamenka River沿いに位置する。2002年現在、人口1万357人。
スーズダリの名が歴史的、記録上初めて見られるのが1024年である。12世紀前半、ユーリー・ドルゴルーキー(手長公)の時代にロストフ・スーズダリ公国の首都となる。以後、14世紀末にモスクワ大公国の支配下に入るまで、諸公国の首都として機能した。16世紀から19世紀までロシア正教総主教庁が置かれ[要出典]、宗教的、文化的な古都として、いわゆる「黄金の環」を形成した。
今日、スーズダリは、古代から中世期の教会、修道院などの建築を多数保有する観光都市である。市街には多数の教会建築のほかに、小川の流れと牧草地を有する小さな村や草原があり、こうした田園とスーズダリの教会建築は、絵画的な風景をもたらしている。特に夏場には、こうした風景を求めて多くの観光客や絵を描く人々が訪れる。ソ連時代の1967年ソ連閣僚会議によってスーズダリには、観光・旅行センターとしての建設が決議され、博物館都市としての都市整備が進んだ。1992年ウラジーミルとスーズダリの白亜の聖堂建築群はユネスコの世界遺産に登録された。
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