スポーツ行進曲
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「スポーツ行進曲」（スポーツこうしんきょく）は黛敏郎作曲の行進曲である。
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[編集] 概要
「スポーツ行進曲」は1953年、黛敏郎が作曲した管弦楽のための行進曲である。現在では吹奏楽用に編曲されたものが広く演奏される。
日本テレビの開局にともない同局の委嘱によって作曲され、NTVのスポーツ番組のテーマ曲として使用されていた。後に黛は『題名のない音楽会』にて「（曲の権利を日本テレビに）売り払って（著作権使用料を得られず）損をした」というようなことをほのめかしている。
この行進曲は通称「日本テレビスポーツのテーマ」といい、番組オープニングのテロップでは「NTVスポーツのテーマ」と表記されることが多かった。またプロレスラー・ジャイアント馬場の「王者の魂」以前の入場曲、もしくは輪島大士のプロレスラー時代の入場曲としても知られる。また全日本プロレスにおいてバトルロイヤル形式の試合時の入場にも使われたことがある。
現在は日テレG+の番組（後述）で聞くことが出来る。
なお、似た名前で「スポーツショー行進曲」という作品があり、こちらは古関裕而の作曲でNHKのスポーツ番組のテーマ曲に使用されている。
[編集] 大まかな曲想の解説
ファンファーレが祝典的な雰囲気を醸し出した後、濃密な弦楽合奏が繰り広げられ、さらに、木管が主役となって弦楽を引っ張ったあと、ダル・セーニョでファンファーレの後に戻り、さらに無限リピート可能で、終止形に持って行きたいときに終止感へ転換できるフォルムになっている。
放送のテーマ曲の特性として、時間調整ができるように、番組終了時刻の少なくとも1秒前に音が終わる必要があるので、それを熟知した作品である。
[編集] オープニングテーマとしてタイアップされていたNTVの番組
- 全日本プロレス中継（地上波では最後まで使用されていた）
- プロ野球ナイター中継
- NNN24（現：日テレNEWS24）のトップ&リレーナイターの放送でも使用されていた。
- ミユキ野球教室
- 箱根駅伝（初期のみ）
- 独占!!SPORTS情報（初期のみ）
- NNNスポーツニュース、他多数
- なお、NTV系CS放送の日テレG+において2007年度巨人宮崎キャンプ中継のオープニングテーマとして使われていたほか、現在は東京ドームでの巨人主催試合時に放送される『巨人練習中「直生」』、全日本プロレス中継のリメイク番組である『プロレスクラシック』にも使われている。
- 日本テレビは2000年に三沢光晴が全日本プロレスから独立してプロレスリング・ノアを旗揚げした際に全日本プロレス中継を打ち切っているが、その後放映開始されたプロレスリング・ノア中継では使用しておらず、「NOAHのテーマ」をオープニング曲に使用している。馬場のイメージがあまりに強すぎるのが理由とされる。
[編集] その他
- 2007年6月8日放送の巨人VS楽天の試合中継で、6回裏開始時にこの曲が流れた。これはV9復刻ナイターとして当時の野球中継を再現したため。また、10日と11日放送の巨人VS日本ハムの試合でも7回裏に流れた。
- 日テレ系『中井正広のブラックバラエティ』内のコーナーで流れている。
- フジテレビ・FNS系列で放送している『はねるのトびら』内のコーナー“家庭内プロレス ニートVS母親”でこのテーマ曲が流れていた。
- （コントやバラエティーで、プロレスやプロレスラーをイメージさせる場面のBGMに、この曲が用いられることは多い。日テレ以外の局でもそうである。）
- TBS系の『関口宏の東京フレンドパークII』の「フール・オン・ザ・ヒル」でこのテーマ曲が出題された事がある。このときはダチョウ倶楽部の肥後克広が挑戦したが、他のメンバー2人が解答できず結果は0点だった。
- MBSラジオのナイターオフ番組『MBSどっと!アナ・INO-KONボンバイエ』（土曜日）内のコーナーで流れているのが確認される（長年TBS系列のスポーツ番組テーマとして使われていた「コバルトの空」は使用せず）。
- ファミリーコンピュータの『ベースボール』『テニス』『バレーボール』『プロレス』のオープニングで流れるのはこの曲をモチーフにした曲である。
- なお80年代に中高生の間で「♪ジャーンジャーンジャジャーンボ鶴田」、「♪アーンドレーッザジャイアント」（以上イントロ部分）、「♪馬場に猪木に鶴田にブッチャー」（イントロ直後の部分）などといった替え歌が流行っていた[要出典]。
[編集] 関連項目
- コバルトの空（TBSのスポーツ番組のテーマ）
