ストレンジ カメレオン
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ストレンジ カメレオン | |||||
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the pillows の シングル 収録アルバム 『Please Mr.Lostman』 |
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B面 | Yellow beans FAKIN' IT |
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リリース | 1996年6月21日 | ||||
規格 | コンパクト・ディスク | ||||
録音 | 日本 1996年 | ||||
ジャンル | オルタナティブ・ロック | ||||
時間 | 10分45秒 | ||||
レーベル | キングレコード | ||||
作詞・作曲者 | 山中さわお(1・2曲目) ポール・サイモン(3曲目) |
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プロデューサー | 吉田仁 | ||||
the pillows シングル 年表 | |||||
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『ストレンジ カメレオン』(Strange Chameleon)は日本のロックバンド、the pillowsによる楽曲。転じて、同楽曲が収録された同バンドにおける6枚目のシングルの名称である。ここでは併せて解説する。
目次 |
[編集] 概要
the pillowsの代表曲の一つであるとされる。作曲者である山中さわおが、自身を「出来損ないのカメレオン」に例えた疎外感の強い歌詞とシリアスな曲調[1]が特徴。
同楽曲はシングルに収録されたものとは異なる別のバージョンが存在する。また、後にMr.Children、Bank Bandがカバーバージョンを制作・演奏した。詳細は後述の別バージョンの節を参照のこと。
[編集] 発表に及んだ背景
商業的な成功を最優先に見据えて製作された前作「Tiny Boat」の失敗に影響され、前作までの路線を大きく改変した内容に仕上げられている。主に所属レコード会社などといったバンド周辺の大勢による反発の相次ぐなか、メンバー(特にボーカルの山中さわお)の独断で半ば強引に発表された今作は、通称第三期の幕明けとなり、バンドの路線を確立させる切っ掛けとなった[2](詳細はthe pillows#来歴の項を参照のこと)。
また、この作品を機転に音楽性を変更させた主たる理由として、thee michelle gun elephantの存在による影響が大きい。the pillowsが、自身の持つ本来の音楽性を歪めた形で活動を続けていた当時、the michelle gun elephantの演奏を観覧した結果、背伸びをして続けていた自身の音楽に対し疑問を抱くようになり、シンプルなロックを演奏する自己のスタイルの確立に至ったとされる[3]。
[編集] シングル
前作「Tiny Boat」から約5ヵ月後の1996年6月21日にキングレコードよりリリースされた。規格品番はKICS-557。廃盤のため入手は困難であるが、後に発売されたボックス・セット『LOSTMAN GO TO YESTERDAY』にて同シングルに収録された楽曲が全て収録されている。また、カップリングに収録されている「Yellow beans」は、カップリング曲集『Another morning, Another pillows』にも収録されている。
「ストレンジ カメレオン (STRANGE VERSION)」にはプロモーション・ビデオが制作されており、VHS/DVD『WE HAVE A THEME SONG』にて視聴が可能である。
カップリングの「FAKIN' IT」はアメリカ合衆国のロックバンド、サイモン&ガーファンクルのカバーである。これは、ボーカルの山中さわおが特に影響を受けた楽曲であり、当人に希望によってカバー収録が決定された。また、後にアレンジを施す予定であったためデモテープを録音するような簡易な気分で録音した音源が、想像以上の出来に仕上がり、加工を加えずそのまま同シングルに収録された。
[編集] 収録曲
特筆ない限り作詞作曲は山中さわお。
- ストレンジ カメレオン (STRANGE VERSION) - 4:37
- Yellow beans - 3:12
- FAKIN' IT(作詞・作曲: ポール・サイモン) - 2:56
[編集] 別バージョン
[編集] アルバムバージョン
アルバム『Please Mr.Lostman』には、「ストレンジ カメレオン -ORIGINAL STORY-」と題された新録バージョンが収録された。シングルのバージョンと比較すると、演奏時間が二分ほど長い。当初はそちらをシングルに収録されることが計画されていたが、先行シングルとして収録するには長すぎた為に見送られた。その為、シングルに収録された「ストレンジ カメレオン (STRANGE VERSION)」がライブで演奏されたことはなく、後に発売されるベストアルバム『Fool on the planet』にも、表記はないがアルバムのバージョンが収録されている。
[編集] カバーバージョン
2004年9月16日に発表されたthe pillowsのトリビュート・アルバム『シンクロナイズド・ロッカーズ』にて、Mr.Childrenによる「ストレンジ カメレオン -ORIGINAL STORY-」のカバーが収録された。また、Mr.Childrenのボーカルである桜井和寿によるBank Bandでは、ジャズにアレンジされたものが演奏された。
桜井は「ストレンジ カメレオン」を「生涯で傑作を10曲挙げるとすれば間違いなく入る曲」と公言しており、自身の所属するバンドによるライブにて幾度かカバーを演奏している。the pillowsのボーカル山中さわおもそのリスペクトを汲み取り、『シンクロナイズド・ロッカーズ』制作に当たって「ぜひストレンジ カメレオンをカバーしてほしい」とリクエストし、「もしストレンジ カメレオンをMr.Childrenにやってもらえないのであれば、他の誰にもやってもらいたくないくらいの気持ちだった」と語っている。山中は、Mr.Childrenによる「ストレンジ カメレオン」のアレンジを高く評価し、そのお返しとしてMr.Childrenの楽曲「つよがり」をカバーし、シングル「スケアクロウ」のカップリングに収録した。
[編集] 参考文献・出典
- ^ the pillows 「WALKIN'ON THE SPIRAL」 、キングレコード、2004年9月16日。
- ^ エキサイトミュージック 「クローズアップ『the pillows(ザ・ピロウズ)』|エキサイトミュージック(音楽)」 、エキサイト株式会社、2008年。(参照: 2008年4月9日)
[編集] 外部リンク
- DISCOGRAPHY » ストレンジ カメレオン - 公式ウェブサイト内のページ