ジェフリー・リーファー
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ジェフリー・リーファー Jeffrey David Liefer |
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基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | カリフォルニア州 |
生年月日 | 1974年8月17日(33歳) |
身長 体重 |
190cm 95kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
守備位置 | 内野手(一塁手、三塁手) |
経歴 | |
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ジェフリー・リーファー(Jeffrey David Liefer , 1974年8月17日 - )は、2007年11月30日までプロ野球・パシフィックリーグの西武ライオンズに所属していたプロ野球選手である。ポジションは内野手(主に一塁手、三塁手)。右翼手で先発出場したこともある。西武時代の背番号は40番。
メジャーリーグ5球団でプレー、通算31本塁打を記録している。
目次 |
[編集] 略歴
- 投打:右/左
- 出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州
- 球歴・入団経緯:ロングビーチ州立大学 - シカゴ・ホワイトソックス - タンパベイ・デビルレイズ - モントリオール・エクスポズ - ミルウォーキー・ブルワーズ - クリーブランド・インディアンス - 西武ライオンズ(2006年-2007年)
[編集] 西武ライオンズ時代
2006年の開幕直後はほとんど活躍することなく、打率も低迷し二軍落ち。しかし7~8月に中島裕之・栗山巧が相次いで骨折で離脱したため、打線強化を狙って再び一軍登録される。再登録後は開幕直後とは打って変わって、8月は月間打率3割、本塁打9本、さらにここ一番でのタイムリーなど大活躍した。主に右投げの投手の時に6番DHでスタメン起用されることが多いが、アレックス・カブレラ不在の時には貴重なポイントゲッターとしてファーストを守り、5番を打ったこともある。2006年5月16・18・19日の交流戦にはスタメンでライトを守ったが、本人は外野守備の経験はあまりなく、DHがない交流戦試合でのいわば非常措置であるといえる。外野手としての出場はこの3試合のみである。2006年・2007年に放った本塁打全てが右腕投手からのもので、対左腕は本塁打ゼロで、打率も.189と低迷している。そのためシーズン終盤は左投手が先発する試合ではDHを江藤智らに譲ることが多かった。
2007年はオープン戦で4本塁打を放つなど好調をキープ。カブレラの調整が遅れていたこともあり、一躍一塁手のレギュラーを奪うのではと思わせる活躍を見せた。3月24日の開幕戦では6番DHで初の開幕スタメンの座をつかみ、2007年公式戦チーム第1号となる2ラン本塁打を岩隈久志から打った。カブレラが開幕後も不調だったこともあり、4月3日の福岡ソフトバンクホークス戦では自身初の4番打者で出場。2安打1打点の活躍を見せた。しかし好不調の波が激しく、5月に二軍落ち。これに発奮し、二軍では3割を超える打率を残し、チームトップの9本塁打を記録した。9月11日に4ヶ月ぶりに一軍登録されると、即スタメン出場。斉藤和巳が5回までノーヒットノーランを続けていたが、それを阻止する本塁打を打った。その後も好調を維持し、9月の月間打率は.371を記録した。この活躍にもかかわらず、若手起用の方針から9月29日に登録抹消された。2006年は夏場に、2007年は春先と終盤に活躍を見せたが、結果として2年とも同じような成績に終わった。7月31日、二軍戦で建山義紀から1イニング2本塁打を記録し、「野球生活でこんなことは記憶にない」とコメントした。一軍では47試合の出場にとどまったが、8本塁打・28打点と少ないチャンスを生かして結果を残した。36本の安打のうち8本が本塁打で、長打率は5割に達した。
2007年11月29日、西武ライオンズから退団が発表され、11月30日付で自由契約公示された。
2008年1月11日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約。
[編集] エピソード
- オープン戦の時にリーファーと面識のある広島東洋カープのマーティ・レオ・ブラウン監督が西武の伊東勤監督に、「夏になると必ず打つので長い目で見てやって欲しい」と申し入れている。リーファーは7月に一軍復帰後大活躍、ブラウン監督の言葉は現実の物となった。
[編集] プロ時代の戦歴
[編集] 日本プロ野球通算成績 (2007年シーズン終了時)
[編集] 年度別打撃成績
年度 | チーム | 試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
失 策 |
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2006年 | 西武 | 49 | 158 | 143 | 24 | 36 | 9 | 1 | 13 | 86 | 32 | 0 | 0 | 0 | 13 | 2 | 35 | 2 | .252 | 0 |
2007年 | 47 | 150 | 138 | 19 | 36 | 9 | 0 | 8 | 69 | 28 | 1 | 0 | 0 | 11 | 1 | 42 | 2 | .261 | 1 | |
通算成績 | 96 | 308 | 281 | 43 | 72 | 18 | 1 | 21 | 155 | 60 | 1 | 0 | 0 | 24 | 3 | 77 | 4 | .256 | 1 |
[編集] アメリカメジャーリーグ通算成績(2005年シーズン終了時)
- 288試合 打率.230(779打数179安打)31本塁打 113打点 2盗塁