クライシス コア ファイナルファンタジーVII
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ジャンル | アクションロールプレイングゲーム |
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対応機種 | プレイステーション・ポータブル(PSP) |
開発元 | スクウェア・エニックス |
発売元 | スクウェア・エニックス |
人数 | 1人 |
メディア | UMD |
発売日 | 2007年9月13日 |
価格 | 6,090円(税込) |
対象年齢 | CERO: B(12歳以上対象) |
売上本数 | 約77万本 |
その他 | 予約特典 FFVII 10周年記念・インナーイヤホン付 |
『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』(CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-、略称:CC FFVII)は2007年9月13日にスクウェア・エニックスより発売されたプレイステーション・ポータブル用アクションRPG。キャッチコピーは「男たちは己の悲運より、友のために涙を流した。」
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 概要
『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』(以下、『FFVII AC』)、『ビフォア クライシス ファイナルファンタジーVII』(以下、『BC FFVII』)、『ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII』(以下、『DC FFVII』)、と同じ『ファイナルファンタジーVII』(以下、『FFVII』)の外伝的作品"COMPILATION of FINAL FANTASY VII"と総称されるものの一つ。
ザックスを主人公としたスピンオフ作品。時間軸は携帯アプリ『BC FFVII』の前後から、『FFVII』の直前までの出来事を描いている。新型PSP(PSP-2000)同梱版は77,777セット限定で発売され、PSP-2000単体(9月20日発売)より1週間早く発売。本体はシルバーとブラックを基調とし、キャラクターが刻印されたオリジナルのデザイン。また、ゲームプレイ中に登場するバスターソードをかたどったストラップも同梱された。総売上数は、2008年1月現在で約77万本。日本のPSPソフトとしては『モンスターハンター』シリーズに続く売り上げとなった。
元々は携帯アプリの『BC FFVII』のリメイク作品か延長線上の作品を作るという小さなプロジェクトを想定していたが、急遽ザックスを主人公とした『CC FFVII』の製作プロジェクトになった。
[編集] システム
「ソルジャーの戦闘」がテーマになっており、コマンドを主体としたアクティブ・タイム・バトル(ATB)にアクション要素を加えたものになっている。
- マテリアシステム
- 「魔法マテリア」、「アビリティマテリア」、「サポート系マテリア」の3つに分類される。装備数はスタート時は4個で、最大6個まで装備できるようになる。マテリアを合成して新たなマテリアを作ることができる。一般的なマテリアは通常メニューにあるショップから購入できる他、貴重なマテリアなどはミッションに挑戦したり合成などを行って入手する。100種類以上のマテリアが存在する。マテリアの所持数には制限があり、限度を超えて入手したマテリアは破棄されてしまうので注意が必要となる。
- デジタル・マインド・ウェーブ(D.M.W)
- 戦闘中に3つのリールが回転し、揃った目によって様々な効果が現れる。通常のスロットシステムと決定的に異なるのは目押しが一切できず、ランダムに揃うようになっていることである。現れる効果としては「リミット技が発動する」、「マテリアのレベルが上がる」、「MPを消費せずに魔法を使える」、「レベルアップする」などがある。またレベルアップは、裏では経験値が溜まっているが目に見えず、運の要素もあるため強くなりにくい部分が少々ある。また、リーチがかかると絵柄にちなんだザックスの想い出のムービーが流れることがあり、D.M.Wでしか見られないエピソードもある。どのキャラクターが出現するかは、ザックスの精神状態やバトルの状況、装備しているマテリアなどによって確率が変動する。また、リールはSPを消費して回転するため、SPが0になるとリールは停止する。なお、スタッフの野村哲也はこのシステムについて、「パチンコを参考にした」と語る。また、エンディング前のバトルではD.M.Wに変化が起こる演出がある。
- SP(ソルジャー・ポイント)
- モンスターを倒したり、マテリアを変換することで入手出来るポイント。基本的な役割は上述の通りだが、SPを消費することでマテリアの合成を行えたり、攻撃力や防御力を高めることが出来るため、単にストーリーを進める上では非常に存在感が薄いが、難易度の高いミッションを攻略する上では重要な役割を果たしてくる。ステータスアップのマテリア合成を行う際大量のSPを消費するため、ステータス強化を行うためには積極的にマテリアを変換する必要性が出てくる。
- 召喚獣
- トンベリ、サボテンダー、チョコボ、イフリート、バハムート、バハムート烈、オーディン、フェニックスなどが召喚できる。但し、トンベリ、サボテンダー、チョコボなどのレールとイフリート、バハムート、バハムート烈、フェニックスなどのそれは別であり、ミッションをクリアして召喚用のアイテムを入手しない限り召喚は出来ない。召喚は通常のレールでリーチがかかった時に召喚用のレールに移行し、DMWによってランダムに決められる。また、特定の召喚獣(正確に記すと、リミット技)を出しやすくするマテリアも存在する。
- ミッション
- 本編とは別に、特定のミッションをこなしていくことで多数のマテリアやアイテムを入手できる。ミッションの数は300あり、ザックスの携帯電話にEメール形式で届いたり、NPCに話しかけることで発生するが、神羅カンパニーとは無関係の人物からの依頼もある。セーブポイントからいつでも挑戦することができ、それぞれ難易度が表示されている。ステージは草原・神羅ビル・無人島・荒野・スラム(ミッドガル)・炭鉱・洞窟・海底洞窟・運搬船に分類される。全ミッションを達してもエンディングに影響はないが、難易度が上がるにつれて強力な強化アイテムが手に入るようになる。また、ミッション終盤はステータス強化を行っていることが前提の難易度設定がされており、最終的にはHPが10,000,000という強敵も出現する。
- 2周目
- クリア後、一部のアイテムなどをのぞき、レベルや多くのアイテム・マテリアなどを引き継いだ状態でストーリーを進めることができる。(※ミッションは引き継がれない)二周目クリア後も三周目、四周目とゲームを繰り返しできる。
- バグ
- 本作において、ザックスがロングソードを装備している時期にミッション「君臨する神」を実行すると、そのミッション中のみバスターソードを装備し、髪型も変更される。ミッションを終了させると元の状態に戻る。
[編集] 登場人物
COMPILATION of FINAL FANTASY VIIを通しての登場人物の説明は、ファイナルファンタジーVIIの登場人物を参照。
- ザックス・フェア(Zack Fair) 声優:鈴村健一
- 『CC FFVII』の主人公。身長は18歳の時点で185cm。後にクラス1stへ昇格し、様々な経験を経て一流のソルジャーとして成長していく。物語序盤はバスターソードではなくロングソードを使い戦う。決め台詞は襲ってくる敵に対し「いらっしゃいませー!」。夢は英雄になること。
- クラウドと共に宝条博士の人体実験を受け逃亡。今作では長い逃亡の中ジェネシスとの決着をつけ、ミッドガルに向かおうとするが神羅兵によって射殺される。意識を取り戻したクラウドに「俺の分まで生きろ」とバスターソードと共に自分の夢と誇りを託した。
- セフィロス(Sephiroth) 声優:森川智之
- ジェノバプロジェクトによって生み出された最強のソルジャー。英雄。後に自身の出生を知り人類・星に対する激しい憎悪に取り付かれ、クラウドの宿敵となる。ソルジャー・クラス1st。新キャラのアンジール、ジェネシスとは親友であり、彼らにのみ普段は他人に見せない本音を明かすこともある。ACで黒い片翼を右にもつ設定があるが今作では関係ない(この設定は彼のテーマ曲『片翼の天使』とKHシリーズを意識している)。父は宝条、母はルクレツィア。セフィロス自身は、母はジェノバであり、父はいないと語るが、そう思い込んでいるか知っていて認めたくないかは不明。愛剣は正宗。
- 「ジェノバ・プロジェクトS」によって生み出された純粋S細胞の持ち主。
- アンジール・ヒューレー(Angeal Hewley) 声優:井上和彦
- 新キャラクター。ソルジャー・クラス1st。ジェネシスとは親友であり、幼馴染でもある。勤勉実直かつ面倒見の良い性格で後輩達からの信頼が厚い。夢を持つこととソルジャーの誇りを胸に刻んでおり、この思いはザックスへと受け継がれる。ウータイでの任務を境に忽然と姿を消す。『FFVII』でクラウドが愛用していたバスターソードを持っているが、これは父親が苦労してアンジールに買い与えたものであるため、「まじない用」、「刃こぼれが勿体無い」と言いほとんど使わない。これは後にザックスへ渡り『FFVII AC』ではザックスの墓標となる。 白い片翼を右にもっている。ファミ通のインタビューにて三国志の「関羽」をモデルにデザインしたと語られた。愛剣はバスターソード(Buster Sword)。名前の由来は天使を意味する「Angel」の読み方を変えたものである。
- 「プロジェクトG」の実験の一貫により、ジェノバ細胞を持つ母ジリアンの胎内で細胞分裂を繰り返した末に誕生したのがアンジールである。彼の細胞は「双方向コピー」と言う、かつてジェノバが古代種を滅ぼした物と同一の能力を受け継いでおり、他者の細胞を取り込みそれを分け与える特性を持つ。自分のその能力に苦悩しつつもジェネシスの動向を探るために行動し、最終的にザックスにジェネシスと自分の始末を任せて、消滅寸前に彼に夢と誇りと共にバスターソードを託した。
- ジェネシス(Genesis) 声優:Gackt
- 新キャラクター。ソルジャー・クラス1st。アンジールとは親友であり幼馴染。セフィロスに強い対抗意識を抱いている。『DC FFVII』で隠しキャラクターとして登場する「G」の正体である。叙事詩「LOVELESS」を好む。愛剣は赤いレイピア。黒い片翼を左にもっている。ウータイでの戦役中、多くの兵器とソルジャークラス2nd,3rdととともに姿を消し、神羅に追われる身となる。その後、大量のジェネシス・コピーがザックスたちの前に立ちはだかる。なお、劇中で着用している衣装は『DC FFVII』で着用している物とは多少異なっている。(コート背面左側が『DC FFVII』時は黒の格子状になっていた物が本作では普通のコートと同じようになっていた)
- 名前の由来はラテン語で「創世主」などを意味する「Genesis」からきている。「プロジェクトG」によって生み出された存在。アンジールの母ジリアンの細胞を胎児期に移植され誕生したのがジェネシスである。アンジールと同様に他者に自分の細胞をコピーする能力を持つが、それ故に彼の肉体に「劣化」が生じた。劣化を止めるために「LOVELESS」に記された「女神の贈り物」を求めながらザックスの前に立ちはだかり、劣化が治まった後もなおザックスに自分を始末(正確には今の自分を倒させ、ソルジャーの誇りを取り戻させる為)するよう戦いを挑み、決着が付いた後、ザックスが故郷のリンゴを食べたのを見て「夢が叶った」と穏やかな表情で眠りに付いた。その後、神羅ソルジャーのヴァイスとネロによって回収される。これは後のコンピレーション作品、『ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII』への伏線になっている。今作のアルティマニアによれば回収された後のジェネシスはヴァイス達DGの仲間への勧誘を断り、世界に危機が訪れた時に備えて地底の水牢に自らを封印したとされている。また条件を満たせば隠しムービーで復活する。なお、彼には「ジェネシス・ラプソードス」と言うフルネームが存在するが、本作が発売されて以降に出版された関連書籍には記されなくなり、その設定が雲散夢想した。
- クラウド・ストライフ(Cloud Strife) 声優:櫻井孝宏
- 『FFVII』の主人公。幼馴染であるティファとの約束を果たすため英雄セフィロスのようなソルジャーになることを夢見て大都市ミッドガルへと来た少年。しかし、ソルジャーとしての素養がなかったことから一般兵に配属される。ザックスとはモデオヘイムの任務で同行したことをきっかけに知り合い友人となった。初対面とされている場面がACですでに出ており、それと今作は異なっている。本編及び他のコンピレーションではザックスの親友だがそれが読み取れる描写は本作にはあまり見られない。
- 社交的な方ではないがFFⅦで自分を取り戻した後のような素直でやや鈍感な性格を垣間見せる。セフィロスを倒した後、宝条の実験(「ジェノバ・プロジェクトS」)によって魔晄中毒となり、さらに純粋S細胞の持ち主にさせられ、精神が崩壊。さらに自身の劣化を直す為の存在としてホランダーに狙われる。ザックスの死の直前に意識を取り戻し、バスターソードを受け取る。なおFFVII本編では、ジェノバ細胞の影響で自分とザックスの体験を混同しており、そのためにソルジャー・クラス1stを自称する。
- エアリス・ゲインズブール(Aerith Gainsborough) 声優:坂本真綾
- ミッドガルのスラムの教会で花を育てている。古代種の末裔として神羅の監視下にあるが行動はほとんど制限されていない。本編の明るく積極的・行動的な性格とは異なり空を恐がるなど受身な物に変わっている。
- 本編時は後のコンピレーション展開を予定していなかった為に、ザックスの事は「初恋の人ではあるが付き合っておらず、特に親しかった訳ではない」とエアリス本人が発言している。FFVIIではすでに花売りをしてる時にザックスと知り合うが今作においてザックスとの出会いをFFVIIのクラウドが教会に落下したシーンとリンクさせている。
- ラザード(Lazard) 声優:森田順平
- 新キャラクター。ソルジャー統括。当時はソルジャーは治安維持部門とは別の管轄だった。
- ウータイにおける開発事業など神羅の非人道的な方針に密かに不満を抱いており、裏でホランダーに手を貸し復讐しようとしていた。スラム街の女性から得られるセリフにより、彼はプレジデント神羅とその愛人の子であり、ルーファウスとは異母兄弟であることが伺える(関連書籍でその事が明確にされた)。ここから、彼の復讐とは自分と母を捨てたプレジデント=神羅へのものであることが推測される。しかし、ザックスたちの働きによってホランダーが逃亡したため、ホランダーと組んでいたことが発覚し神羅を去る(会社からは殉職を発表される)。その後、ホランダーをジュノンから連れ出した。ホランダーによってアンジールの細胞を植え付けられ、劣化したアンジール・コピーとなってザックスの前に現れた。コピーとなった事でアンジールの影響を引き継ぎ世界を救済することを決心する。その後、ザックスと共にジェネシスがバノーラにいることを突き止め、ザックスがジェネシスに挑む間クラウドを神羅兵からアンジールのモンスターと共に守り通し、劣化によって静かに息を引き取った。
- 宝条(Hojo) 声優:野沢那智
- 神羅カンパニー科学部門統括。ミッションにおいて、殉職したソルジャーの細胞を採取してコピーを造り、実験サンプルとしてソルジャーと戦わせる狂気の科学者。自身の研究権威や研究結果にしか興味を全く示さず、他人に対しては「実験サンプル」程度にしか思っていない。セフィロスの実父。
- ホランダー(Hollander) 声優:大和田伸也
- 新キャラクター。神羅カンパニーの科学者。ガスト博士死亡後の後任争いで敗れたため宝条や神羅に恨みを持っていた。神羅から研究資材を盗んで逃亡し、ジェネシスやアンジールを利用して神羅への復讐を企む。その後、ジェネシスに始末されかけた時に彼の細胞を取り込み身を守ったが劣化が生じ、それを直す為にクラウドを付けねらうが、ザックスに倒される。実はアンジールの実父であるが、ジリアンと夫婦関係にあったかは明らかにされていない。
- ツォン(Tseng) 声優:諏訪部順一
- 神羅カンパニー総務部調査課(通称、タークス)のリーダー的存在。FF7では古代種であるエアリスをつけ狙う言わば敵対関係だが今作では危険因子の排除など保護する立場に変わっている。本編で初対面のはずのクラウドと共同任務に就いたり無関係だった本編共用イベントに深く食い込んできたりと何かと矛盾が多い。
- レノ(Reno) 声優:藤原啓治
- タークスの一員。赤髪が特徴的で、語尾に「だぞ、と」をつける癖がある。
- ルード(Rude) 声優:楠大典
- タークスの一員。大柄な体格を持ち、スキンヘッド。寡黙でタークス一のパワーを誇る。
- シスネ(Cissnei) 声優:中田あすみ
- 史上最年少でタークス入りした女性。ウータイ出身のため、ユフィと同様に手裏剣を扱う。『BC FFVII』ではプレイヤーキャラの一人のデザインとして登場している。ジェネシスの翼を見た際に子供の頃に抱いていた翼に対する「自由への憧れ」をザックスに語った。「シスネ」とは本名ではなく、ザックスにはいずれ教えようと思っていた。『BCFF7』でプレイヤーが決める名前が本名という事になるらしい。また、物語の中盤でザックスの親に「(ザックスの)嫁に来ないか」と誘われており(直接的な描写は描かれていない)、ザックスが「なんて答えたんだ」と問うが、その事は何も言わずにその場を去ってしまった。「FFVII」にてエアリスが口にした「ザックスのたくさんの彼女」の一人という事になる。ちなみにザックスのFCにも参加しており、時折ザックスの裏情報を送ってくる「黒服」の正体が彼女である。メテオ襲来のときに『BC FFVII』の主人公他7人とヴェルドと共にミッドガルの避難作戦に参加する。
- ユフィ・キサラギ(Yuffie Kisaragi)
- ウータイ在住の少女。この当時9歳。送ってくるEメールでは「美人お宝ハンター」や正体がばれているにもかかわらず「匿名」を名乗る。ウータイ復興の為、うまいことザックスを使ってお宝を手に入れようとするが、彼の意図せぬままに幾度と無く泣かされ(アルティマニアによればウソ泣きの可能性が高いが)、逆ギレすることさえあった。しかし、この頃からマテリアハンターの素質を垣間見ることが出来る。
- ティファ・ロックハート(Tifa Lockhart) 声優:伊藤歩
- ニブルヘイム在住の少女。この当時15歳。ニブル魔晄炉の調査に訪れたザックス達のガイド役を務める。ザックスに金髪のソルジャー(クラウド)の事を聞いた後ザックス、セフィロスと記念写真を撮る。おなじみのカウガールスタイルで登場するが本編時よりはるかに体の露出が高い。神羅兵として同行したクラウドの正体に気付いてない。CCでは描写されていないが父を殺したセフィロスに勝ち目なく挑み瀕死の重傷を負う。その後格闘の師であるザンガンに怪我の治療のためミッドガルに連れられ一命を取りとめ、5年後(『FFVII』本編時)にミッドガルに流れ着いたクラウドと運命的な再会を果たす。
- カンセル(Kunsel) 声優:北沢力
- 新キャラクター。ソルジャー・クラス2nd。ザックスの友人。情報通な面があり、神羅の裏情報についてザックスに様々なアドバイスをしてくれる。非常に仲間思いの性格で、ザックスが神羅から追われる身となっても最後まで彼の事を案じていた。
- ルクシーレ(Luxiere)
- 新キャラクター。ソルジャー・クラス2nd。ザックスを尊敬している素振りを見せるが、その一方でザックスを利用して出世をしようとしている節も見られる。ある意味最もリアルな人物。
- ジリアン・ヒューレー(Gillian Hewley) 声優:池田昌子
- 新キャラクター。アンジールの母親。無人と化したバノーラ村で唯一生き残っていた。ジェネシスやアンジールの秘密について深く関係している。また、神羅で行われていた『プロジェクトG』の『G』は、ジリアンの略である。過去に神羅の科学部門に勤めていた経歴を持ち、その過程でプロジェクトGに協力していた。アンジールが生まれて間もない頃に自分達の過ちに気付き、神羅を離れるも捕まってしまい、アンジール共々バノーラに軟禁される事となった(アンジール自身はその事は知らなかった)。ジェネシスがバノーラを攻めた際に劣化の治療法を聞きだすために生かされていたが、ザックスが駆けつける直前に自らの命を絶った。
- ヴァイス(Vice) 北米版表記は"Weiss" 声優:中田譲治
- DGソルジャー・ツヴィエート。終盤でジェネシスを回収する時のみ登場。
- ネロ(Nero) 声優:置鮎龍太郎
- DGソルジャー・ツヴィエート。ヴァイスと共にジェネシスを回収する。
- ミネルヴァ(Minerva)
- ミッション「君臨する神」に登場する謎の女性。決着をつけたジェネシスの前にも姿を現した。
- 「LOVELESS」に登場する女神の正体と思われたが、実際は召喚獣に近い存在であり、ジェネシスの前に現れたのは「ジェネシスがソルジャーとしての役目を全うしていない」と伝えるためとされている(コンプリートガイド参照)。
[編集] 作中用語
- 神羅カンパニー
- ミッドガルの中心に位置する巨大企業。世界を統一するほどの経済力、軍事力などを誇る。表向きは人々の豊かさの象徴のように振舞うが、裏では利益のために非道な行為も辞さないなどの専制政治を行っている。
- ソルジャー
- 神羅によってジェノバ細胞を埋め込まれ、魔晄を照射されたエリート兵。驚異的な能力と強さを得られる半面、精神面に影響をきたす場合もあり、耐えられた者だけがソルジャーになることができる。能力によって階級が1st・2nd・3rdに分けられており、最上位の1stは数えるほどしかいない(まして本作では昇進後のザックスとアンジール、ジェネシス、セフィロス以外の1stは全く登場していない)。FFVIIではハイデッカーがソルジャーを仕切っていたが、CCFFVIIの頃は治安維持部門とは別の組織だった。統括はラザード。
- バスターソード
- 『FFVII』ではクラウドの愛剣となっている巨大な片刃剣。この時点での所有者はアンジール。後にザックスの手に渡り、最終的にクラウドに託される。
- 英雄
- 一般的な意味もあるが、この世界では主にセフィロスの事を指す。ザックスとジェネシスがソルジャーとなった上で一番の目標としている称号でもある。
- LOVELESS
- 古来より伝わる叙事詩。全5章構成で最終章は欠落。ミッドガル八番街にはLOVELESS通りと呼ばれる通りがあり、そこで上演されている。ジェネシスも愛読しており、この叙事詩の研究を日課としている。『FFVII』本編と『FFVII AC』でもこのミュージカルの看板が見られ、シドもこの叙事詩の台詞に似た言葉をシエラに言っている。
- 女神の贈り物
- LOVELESSに記された最大のキーワード。これの解釈は人によって多々ある。ジェネシスは己の劣化を治すためにこの女神の贈り物を捜し求めていた。
- 花売りワゴン
- ザックスが提案した花売り用にエアリスが頼んだワゴン。完成した後はこのワゴンを使って花を売った(本編ではザックスと会う前から花売りをしている)。
- 古代種
- 「セトラ」とも呼ばれている星と対話し、星を育てる能力を持つ種族。
- 詳細は古代種を参照。
- ジェノバ
- 北の大空洞の地層で発見された未知の生命体。
- 詳細はジェノバを参照。
- ジェノバ・プロジェクト(プロジェクトG・プロジェクトS)
- 23年前にガスト博士が始めたプロジェクト。この二つの実験の違いは胎児期に移植するジェノバ細胞の加工法による物であり、それによってそれぞれ細胞を移植された胎児と母体に見られる能力や身体変化に差異がある。アンジールとジェネシスを生み出した「プロジェクトG(ジリアン)」はホランダーが発案した実験であり、当時の二人にはコピー能力の発生が見られなかったため、この研究は失敗と見なされ破棄された。後にセフィロスを生み出した「プロジェクトS(セフィロス)」はプロジェクトGを参考に宝条が行った実験である。
- G系ソルジャー
- アンジールとジェネシスを含める、プロジェクトGによって生み出された存在の総称。関連書籍によれば、二人の他にもG系ソルジャーが存在したと思われるが、その多くが誕生直後に後述の身体異常のせいで消滅したと思われ、最終的に生き残ったのはアンジールとジェネシスだけとなったらしい。
- 双方向コピー
- アンジールとジェネシスの細胞が持つ、他者を取り込みそれを分け与える特性。おそらくは2000年前に古代種を激減させたジェノバの「ウィルス能力」と同一の特性と思われる。
- ジェネシス・コピー、アンジール・コピー
- どちらもそれぞれの細胞を移植させられ、その能力を受け継いだモンスター又はソルジャーのことを表す。意志の弱い者であれば自我すらも失い、本体の意のままの存在となると言う点を含めれば『FFVII』に登場する「セフィロス・コピー」と多少類似しているが、これらの場合は能力を受け継ぐと同時に外見、あるいは身体の一部までもが限りなく本体に近く変化し、また本体に劣化が生じればそれに連動してコピー達も劣化する。
- 劣化
- 体内のジェノバ細胞の情報がコピー能力の暴走などによって拡散することで起こる身体異常。主な症状として肌や骨格が朽ちていき、治癒能力や知能が低下するなど、時間と共にその状態が外見に現れていく。「プロジェクトG」によって誕生したアンジールとジェネシスと彼らの細胞を埋め込まれたコピー達にのみ起こり、「S」により誕生したセフィロスには起こらない。
- バノーラ
- ジェネシスとアンジールの故郷。地下には自然が生み出した様々な神秘が存在している。バカリンゴの生産と神羅の資金援助で生計を立てている。元は魔晄採掘現場の一つだったが、作業中に巨大な物体が偶然発見されたために急遽採掘を中断した。この物体は『FFVII』シリーズに複数登場する「ウェポン」の一体であり(作中内でもラストダンジョンの特定の位置に行けばその姿を確認できる)、当時の神羅はウェポンの存在を知らず、この発見された物体の解明も出来なかったため、作業を完全に中止。魔晄採掘の隠蔽をするためにバノーラ村を建設し、一般に公開した。神羅を脱走しようとしたジリアンとアンジールをこの場所に軟禁し、生まれて間もないジェネシスを神羅関係者である地主夫婦に養子に出すなど、プロジェクトG関係者の軟禁場所としても秘密裏に利用されていた。
- バカリンゴ
- 学名「バノーラ・ホワイト」。バノーラの特殊な土壌にのみ生成されるリンゴで、一年中実を付けることから、村人たちから愛着を込めてそう呼ばれている。少年時代のジェネシスが考案したバノーラホワイトジュースはコンテストで賞を取っており、ジェネシスはこのリンゴに愛着を持っている。
- モデオヘイム
- アイシクルロッジの近くにあり、魔晄試験採掘施設があり、以前は魔晄炉の建設予定地でもあったが魔晄炉建設が中止になり、廃村となった村。ザックスはここにジェネシス達を探しに向かう途中でクラウドと出会った。
- タークス(Turks)
- 神羅カンパニー総務部調査課。通称[タークス]。主に機密情報の取り扱いや不祥事の隠蔽工作などの神羅の裏仕事を請け負う。『FFVII』本編での主任はツォンだがこの時期の主任はBCに登場したヴェルドが勤めている。
- 片翼
- GやS細胞が発現した(?)者に現れる翼。セフィロス・ジェネシスは黒、アンジールは白である、またコピーの翼の色はコピー元の翼の色になる。セフィロスとアンジールは右側に片翼を持ち、ジェネシスは左側に片翼を持っている。関連書籍に記されたスタッフのコメントによれば、翼の色と位置はそれぞれの心境や立場を表していると言う。
[編集] 音楽
- 主題歌 曲名「Why」
- 歌手:絢香
- クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- オリジナル・サウンドトラック
DISC1
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DISC2
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[編集] 主要スタッフ
[編集] 外部リンク
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メインタイトル | FF - FFII - FFIII(DS版) - FFIV/FFIVTA - FFV - FFVI - FFVII - FFVIII - FFIX - FFX/X-2 - FFXI - FFXII |
COMPILATION of FF VII | FFVII(登場人物) - FFVII AC/LO FFVII - BC FFVII - DC FFVII/DCLE FFVII - CC FFVII |
イヴァリースシリーズ | FFT(登場人物 - ジョブ) - FFTA/TA2 - FFXII/XII RW |
ヴァナ・ディール コレクション | FFXI - ゲームシステム(戦闘システム)- 世界 - 生活 - 登場人物 - 歴史 |
クリスタルクロニクル | クリスタルクロニクル - リング・オブ・フェイト - 小さな王様と約束の国 |
外伝・外伝的タイトル | FF外伝聖剣伝説 - FFUSAミスティッククエスト - テトラマスター |
チョコボシリーズ | 不思議なダンジョン/ダンジョン2/時忘れの迷宮 - レーシング - スタリオン - コレクション・ダイス/ランド - はたらく - どこでも - モバイル - 魔法の絵本 |
映像作品 | OVA - 映画 - FF:U - FFVII AC - LO FFVII |
コラボレーション | エアガイツ - キングダムハーツ - いただきストリートSpecial/ポータブル - マリオバスケ 3on3 |
関連項目 | 魔法形態 - アビリティ - ジョブ - 召喚獣 - 飛空艇 - キャラクター |