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オートレースグランプリとは、オートレースのSG競走の1つである。毎年9月に行われ、この開催に出場する選手は選考期間1年間のGI競走優勝者及び各オートレース場優勝戦ポイント(優勝戦進出者に与えられる)上位者の中から選ばれる。過去11回の開催のうち半分以上にあたる6回を制覇した選手がいずれもSG初優勝であり、SG戦線の登竜門と言える競走である。
[編集] 出場選手選抜方法
- 前回優勝者
- 前年7月1日~当年6月30日におけるGI競走優勝者
- 前年7月1日~当年6月30日における優勝戦ポイント(優勝戦進出者に対し、順位に応じて与えられるポイント)合計上位者
[編集] 過去の優勝者
[編集] エピソード
- 第1回大会の優勝戦は「初代王者決定戦」と呼称された。
- 第3回大会において優勝した伊藤信夫の競走タイム3.284は、10周回における競走の日本レコードタイムである。
- 第10回大会は、SG史上初のナイター競走として開催された。
- 第11回大会で武藤博臣(28期、船橋オートレース場所属)は完全優勝を達成した。これは1996年SG第28回日本選手権オートレースでの島田信廣(11期、引退。元船橋オートレース場所属)以来のSG完全優勝であり、秋田敬吾(5期、山陽オートレース場所属)、進藤敏彦(12期、引退。元山陽オートレース場所属)、飯塚将光(9期、船橋オートレース場所属)、片平巧、島田信廣に次いで史上6人目。日本選手権以外のSGレースでは初の完全優勝となった。