エル・サムライ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エル・サムライ | |
---|---|
プロフィール | |
リングネーム | エル・サムライ 松田納 江戸侍 エル・パーパス |
本名 | 松田納 |
ニックネーム | ジュニアの巨人 |
身長 | 180cm |
体重 | 92kg |
誕生日 | 1966年4月19日(42歳) |
出身地 | 岩手県花巻市 |
所属 | フリー |
スポーツ歴 | レスリング |
デビュー | 1986年 |
エル・サムライ(1966年4月19日 - )は、日本のプロレスラー。
岩手県花巻市出身。本名:松田 納(まつだ おさむ)。元新日本プロレス所属。侍をモチーフにした覆面レスラーである。
目次 |
[編集] 来歴
専修大学北上高等学校でレスリングに打ち込み、卒業後1985年に新日本プロレスに入門。同期に飯塚孝之がいる。1986年7月24日に船木優治戦でデビュー。1991年3月にメキシコUWAエリアを中心に海外遠征。この時を境にマスクマン「エル・サムライ」となる。
1992年3月、凱旋帰国。同年6月29日に獣神サンダー・ライガーを下しIWGPジュニアヘビー級王座を奪取。同年11月21日にウルティモ・ドラゴンに敗れ王座陥落。
1993年5月、UWA世界ミドル級王座獲得。
1995年12月、UWA世界ライトヘビー級王座獲得。
1996年6月、WWF世界ライトヘビー級王座獲得。
1997年6月、日本武道館において金本浩二を下しベスト・オブ・ザ・スーパージュニアIVに初優勝。同年7月、獣神サンダー・ライガーを下し第4代ジュニア7冠王座を獲得。この時対戦した金本にマスクを剥がされる。
2001年3月、獣神サンダー・ライガーをパートナーにIWGPジュニアタッグ王座獲得。同年11月、獣神サンダー・ライガーをパートナーにGIジュニアタッグリーグ戦に優勝。
2004年4月、マスクを脱ぎ「松田納復帰戦」として西村修とシングル戦を行うも、すぐさまエル・サムライに戻る。
2005年2月、田口隆祐をパートナーにIWGPジュニアタッグ王座獲得。
2008年2月、新日本プロレスを退団。同月に全日本プロレスにフリー参戦。
[編集] 人物
- 受身の達人であり、グラウンドでの技術もあり、ジュニアならではのすばやい攻防もでき、投げも得意としており、さらにメキシコで習得したラフまである万能タイプのレスラーである。決して派手ではないが確かな技術力を持っており、特に「リバースDDT」、「トペ・スイシーダ」、「チキンウイング・アームロック」の3つを得意としている。
- いつもは地味でおとなしい印象があるが、忘れたころに活躍するのがサムライと言われている。またケガで欠場することもなく、柔軟な体を利用して相手の技を受けることに定評がある。唯一、第1回からスーパージュニアに出場し続けており、特に、ワイルド・ペガサスのトップロープからのパワーボムや、金本浩二のトップロープからの逆フランケンシュタイナーを受けきったシーンは伝説となっている。
- 新日ジュニア選手の中では長身のため、「ジュニアの巨人」と表現されたり、飯塚高史・野上彰の三人で「新世代闘魂トリオ」と売り出された時期もあった。
- タバコ・ギャンブル好きでも有名である。プロレス雑誌の企画では誕生日に蝋燭ではなくタバコが刺されたケーキを貰った事がある(そのタバコを美味しそうに吸っている写真が掲載されていた)。競馬に精通し、専門誌『競馬ブック』を昔から愛読していて、メキシコ修行時代も日本から送ってもらっていた程である。
- しゃがれ声なのは、試合中に声帯を痛めたため。
- 新日本の単発興行シリーズ「WRESTLE LAND」第1回では「江戸侍」というリングネームで試合を行った。ギミックの差は通常時のコスチュームに袴を着用したことで、試合運びは通常通りだった。
- お笑いタレントの三又忠久(元・ジョーダンズ)は小学校時代の後輩である。なお、現在は名古屋市に住居を構えて平和な生活を営んでいる。
[編集] 得意技
- チキンウィングアームロック
- サムライの決め技。サムライの場合自分の足で相手の首をロックして動きにくくする。
- ラ・マヒストラル
- ダイビングヘッドバット
- リバースDDT
- 後頭部から落ちるため、通常のものより受身を取りにくくした技。ビッグマッチになると垂直落下式や雪崩式でトドメをさすこと多い。
- スイングDDT
- サムライボム
- カナディアンバックブリーカーの体勢からパワーボム。膝をマットにつけるようにジャンプし、素早く、かつ急角度で叩き付ける。
[編集] 入場テーマ曲
- TERRIBLE GIFT
[編集] タイトル歴
- IWGPジュニアヘビー級王座
- IWGPジュニアタッグ王座
- UWA世界ミドル級王座
- UWA世界ライトヘビー級王座
- WWF世界ライトヘビー級
- 第4代ジュニア7冠王者