エドモン・ジュオー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| エドモン・ジュオー | |
|---|---|
| 1905年4月2日 - 1995年9月4日 | |
| 生誕地 | アルジェリアオラン |
| 所属組織 | フランス空軍 |
| 軍歴 | 1926～1960 |
| 最終階級 | 空軍大将 |
| 戦闘 | 第二次世界大戦 アルジェリア戦争 |
| 除隊後 | OAS |
エドモン・ジュオー（Edmond Jouhaud、1905年4月2日 - 1995年9月4日）は、アルジェリアのオラン生まれのフランス空軍軍人であり、将軍達の叛乱の首謀者の一人。
目次 |
[編集] 経歴
1926年、サン・シール士官学校を卒業後フランス空軍に入隊、第358航空連隊に配属される。1930年、空軍本部に勤務する。 1935年、大尉に昇任、再び空軍本部に勤務。 1938年5月24日に、空軍大学校に入校。
[編集] 第二次世界大戦
1939年9月3日、少佐に昇任、空軍本部作戦部にて引き続き勤務、空軍作戦に影響を及ぼす。 1940年、捕虜となるも脱走しレジスタンスと行動を共にする。1944年、自由フランス軍と合流し、1/36特別航空群の指揮官となる。 チュニジア駐留軍にて勤務する。12月25日、中佐に昇任。
[編集] 戦後
1946年8月1日、大佐に昇任する。 1949年3月10日、空軍少将に昇任、北アフリカ駐留軍に勤務。 1954年、極東航空師団長に就任。
[編集] アルジェリア戦争
1955年2月1日、空軍司令本部作戦部長となる。 1956年、空軍中将に昇任、アルジェリア駐留軍空軍司令官となる。 1958年、空軍大将に昇任、空軍本部長、空軍査察総官など歴任する。 1960年10月15日、退役となる。
[編集] 将軍達の叛乱
1961年4月22日、モーリス・シャール、ラウル・サラン、アンドレ・ゼレールらと、アルジェにて反乱を起こすも失敗、逃亡する。
[編集] その後
1962年、反乱の失敗後、OASと合流、サランの副官となる。3月25日、オランにて抵抗を指揮していたが軍に逮捕される。4月13日、高等軍事裁判所において異例の速さで死刑判決が出された。7ヵ月後、ジュオーの処刑が迫っていたが、刑の執行は中止となり、無期刑扱いとなった。1967年12月、チュール刑務所から出所。1968年7月に恩赦となる。1969年、国民戦線の前身組織である本土送還者連合会の理事長に就任。 1982年、名誉回復がなされる。
