アナベル・メディナ・ガリゲス
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アナベル・メディナ・ガリゲス |
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基本情報 |
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ラテン文字名 | Anabel Medina Garrigues |
国籍 | スペイン |
出身地 | 同・バレンシア |
生年月日 | 1982年7月31日(25歳) |
身長 | 169cm |
体重 | 59kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手打ち |
ツアー経歴 |
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デビュー年 | 1998年 |
ツアー通算 | 17勝 |
シングルス | 8勝 |
ダブルス | 9勝 |
4大大会最高成績 |
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全豪 | 4回戦(2002) |
全仏 | 4回戦(2007) |
全英 | 3回戦(2006) |
全米 | 3回戦(2005・07) |
キャリア自己最高ランキング |
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シングルス | 23位 |
ダブルス | 15位 |
Template |
アナベル・メディナ・ガリゲス(Anabel Medina Garrigues, 1982年7月31日 - )は、スペイン・バレンシア出身の女子プロテニス選手。選手層の薄いスペインの女子テニス界において、当地の第一人者として活躍している。これまでにWTAツアーでシングルス7勝、ダブルス8勝を挙げる。自己最高ランキングはシングルス23位、ダブルス15位。身長169cm、体重59kg、右利き。両手打ちのバックハンドから放たれるダウン・ザ・ライン(ラインぎりぎりに放つショット)を最大の武器にする。
メディナ・ガリゲスは12歳という遅い年齢から、家族とともにテニスを始めた。1998年1月にプロ転向。2001年7月にイタリア・パレルモ大会で女子ツアーのシングルスに初優勝を果たし、ダブルスで年間4勝を獲得。2002年の全豪オープンで4回戦に進出するが、モニカ・セレシュとの対戦中に右膝の前十字靱帯断裂を起こし、4-2 で途中棄権した。この故障で右膝の手術を受け、同年9月まで復帰できなかった。2004年から彼女はキャリアを軌道に乗せ、(ツアー初優勝を飾った)パレルモ大会で2004年-2006年の大会3連覇を果たす。この年は2004年アテネ五輪のスペイン代表選手にも選ばれたが、シングルス・ダブルスとも1回戦で敗退した。シングルス1回戦ではフランス代表のマリー・ピエルスに敗れ、ベテランのアランチャ・サンチェスと組んだダブルスではアルゼンチンペアのパオラ・スアレス&パトリシア・タラビーニ組に敗れている。
アナベル・メディナ・ガリゲスは2005年・2006年の2年連続で、女子ツアーでシングルス年間2勝を記録した。2007年は全仏オープン直前の大会にあたるフランス・ストラスブール大会で、第1シードのアメリ・モレスモを 6-4, 4-6, 6-4 で破った優勝がある。続く全仏オープンで、メディナ・ガリゲスは2002年全豪オープン以来5年ぶりの4大大会4回戦進出を果たしたが、初進出の全仏4回戦では第7シードのアナ・イワノビッチ(セルビア)に 3-6, 6-3, 3-6 のフルセットで敗れた。
スペインのテニス界は、男子に比べて女子の選手層が薄い。1990年代にスペイン女子2強豪としてアランチャ・サンチェスとコンチタ・マルチネスが活躍したが、2人の全盛期が過ぎた後は低迷状態を続けている。その中にあって、現在の女子のエースであるメディナ・ガリゲスには大きな期待が寄せられている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- アナベル・メディナ・ガリゲス - WTAツアーのプロフィール(英語)
- フェドカップ成績表