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まるマシリーズの登場人物 - Wikipedia

まるマシリーズの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

まるマシリーズの登場人物は、喬林知著の「今日からマのつく自由業!」に始まる「まるマシリーズ」に登場する人物や特徴的な生物の一覧である。アニメ作品「今日からマ王!」に登場するオリジナルのキャラクターについても記述している。

目次

[編集] 主要人物

[編集] 主人公と親友

渋谷有利(しぶや ゆーり)
櫻井孝宏、幼少時代:かないみか
主人公。ボストン生まれ、埼玉県育ち。眞魔国ではユーリと呼ばれる。ユーリ(Juli)とはドイツ語で『7月』のこと(このように、魔族の名前のほとんどはドイツ系である)。お人好しで正義感が強く、いささか無鉄砲な高校一年生。熱血野球少年で少々短気なところがある。7月29日生まれ。身長171.1cm。握力は50台、血液型は調べていないため不明とのこと。あだ名は「渋谷有利原宿不利」(本人は不名誉だとして嫌っている。ただしお忍びの際、偽名として「原宿不利」を使用したことはある)。眞魔国27代目魔王(「27」は伊東勤元捕手の背番号にちなんでいる)。
怒りや悲しみなどの強い感情に我を忘れると本来の魔王の力が覚醒し、時代劇口調で成敗を下す。この状態は有利の時代劇好きに由来し「上様モード」と呼ばれる。(アニメでは髪が肩まで伸び、目つきが鋭くなる。カモフラージュで髪を染めたりコンタクトをしている時でも、髪と目は黒く戻る)
原作では西武ライオンズファン。特に元正捕手で元監督の伊東勤を尊敬している様だが、アニメでは「師匠」と表現し直接の言及がない。
世にも珍しい双黒(髪も瞳も黒)の王。魔族の美的感覚から、双黒は非常に美しいとされる。眞魔国にいる間は学ランに似せた服を着用している。
コンラートによって地球に運ばれたスザナ・ジュリアの魂を受け継いでいる。蓄積言語が無理やり引き出されたことでジュリアと同じく、触れただけで刻まれた文字(共通語のみ)を理解できるが、ジュリアが盲目であっため、読み書きの能力は身に付いていない。脳をいじられた影響か、原作では幼児期の記憶がよみがえったり、英語のネイティブスピーカーになったりした。また、不定期に有利らしからぬ発言が有利の口から勝手に出たり、失明などの症状も出てきている。
作中で示される生物に対する好悪は、すべてに該当するわけではないがプロ野球の影響が強い。
モルギフ
声:櫻井孝宏
有利の所有する魔剣。鞘の部分に不気味な顔がついており、原作では某絵画某映画のキャラクターに例えられている。
元は初代魔王の所有物で、有利が手にするまで洞窟に封印されていた。額に黒曜石のようなものが埋め込まれており、生物の命を吸収して力にする(現在は取り除かれているが、アニメ版では再び取り付けられた)。「ア~」や「ウ~」という唸り声のような声を上げる。ムラケン曰く、昔と今とでは姿が変わったとのことで、真の姿というものもあるらしいが、詳細は謎である(アニメではそれらしき姿のモルギフが登場している)。
村田健(むらた けん)
声:宮田幸季
通称ムラケン。香港生まれ。有利が異世界へ行く要因を作った。有利と同級生で、中学時代は特別仲が良かったわけではないが同じクラスだったことがある。現在は進学校に通う優等生。その正体は眞王を支えた伝説の大賢者の生まれ変わり。
4000年前から今までの全ての記憶を持つ。原作では歴代の魂の所持者たちはその記憶を殆ど思い出せないか、思い出せても半分程度だったらしく、彼のように全ての記憶を持っているのは非常に例外的なことらしい。
次回予告では有利とタッグを組んで“ムラケンズ”として出演している。
両親は仕事で忙しく会話の少ない家庭だが、本人が語っている様子から家族仲に不和があるわけではなく、単に完全放任主義なだけである。そのため家では一人である時が多く、有利の家のような家庭に対してどこか羨む部分があるのか、よくカレーなどを食べに来ている。また、アニメでは有利の母親である美子とも意気投合している。

[編集] 魔族3兄弟と王佐

ウェラー卿コンラート
声:森川智之 幼少時代:恒松あゆみ
前王の次男。有利や友人の一部には英語発音で「コンラッド」と呼ばれる。爽やかな好青年で有利の名付け親。有利が眞魔国に来てからは主に彼の護衛を務める。異界の事情に通じており、有利の良き相談相手兼野球友達。茶色の髪、薄茶に銀の星を散らした瞳の持ち主で(ウェラー家の遺伝)、カーキ色の軍服を纏っている(アニメでは茶色)。7月生まれ。外見、性格、剣術、突っ込み、フォロー等すべてにおいて完璧なのにギャグだけは壊滅的に寒い。
次期魔王の魂を地球へ運ぶ役目を負いアメリカへ行き、医師であり地球産魔族であるロドリゲスと出会い、NASAが開発した(らしい)催眠学習装置で英語のネイティブスピーカーに。その後、有利を身ごもっていた美子とタクシーの中で会い、名付け親になる(ドラマCD「マ王降誕☆すぺしゃる」によると、このとき美子に語った言葉は昔、ダンヒーリーに聞かされたもの)。彼の左腕は禁忌の箱の1つ「風の終わり」の鍵。自身の左腕は一度切り落とされたが、先祖の腕に挿げ替えられている。(経緯は原作とアニメ版では違う)
兄弟中で一人だけ父親が人間。魔力の発露はないが、魔族特有の長寿は十二歳ごろを境に発現している。剣豪で知られた父・ダンヒーリーの資質を受け継ぎ、先の大戦での活躍から「ルッテンベルクの獅子」と呼ばれている。かつて、ウィンコット家で剣術指南をしていたため、スザナ・ジュリアとは既知であり、戦地へと赴く前に、彼女からウィンコット家の家紋入りの青い魔石のペンダントを贈られた(後に有利へ渡される)。
父方の血筋は、かつてシマロンに滅ぼされた大陸の三王家のひとつ(王家の名前は「ベラール」であり、「後ウェラーに改姓」となっている。アニメ版では最初から「ウェラー」で滅ぼした現王家の名前が「ベラール」である。)であり、カロリア編以降は大シマロンに身を寄せている(アニメ版では第1章の最後で帰国)。
原作設定のドラマCD「裏マDX」にて出奔理由が明かにされた。切り落とされた彼本来の左腕は「風の終わり」の「鍵」にとても近いものであり、その左腕でも箱は開くが、正しい鍵の所有者がいなければ箱が暴走するので、地球に渡った際に回収したローバルト・ベラールの左腕(本来の鍵)をその身に宿す事にする。しかし本来の鍵を持つ以上、鍵を狙う者たち(特に大シマロン)に周りが危険にさらされる可能性があるため、大シマロンに自分が留まる代わりに眞魔国には手出ししないようベラール二世と取引をした。
フォンビーレフェルト卿ヴォルフラム
声:斎賀みつき
前王の三男。愛称ヴォルフ。口癖は「へなちょこ」。黙っていれば天使のような美少年。原作では年齢は82歳。有利による第一印象は、ウィーン少年合唱団OB。周囲から「わがままプー(プーはプリンスのこと。)」と呼ばれるが、男らしく頼もしい一面もある(作者曰く「3兄弟の中では一番男前」らしい)。
3兄弟の中で唯一母親譲りの金髪にエメラルドグリーンの瞳で、炎術が得意なのも母方の遺伝(アニメ版では父方の祖先のルーファスも炎術を使う設定になっている)らしいが、わがままな性格は父親ゆずり。飾りの多い、青い軍服を纏っている。瞳の色が蒼であったなら初代魔王「眞王」の生き写しである。アニメ版では彼の心臓は禁忌の箱のひとつ「凍土の劫火」の鍵。春生まれ。
選民意識を持ち、人間を嫌っていた。次兄の父親が人間と知ってからはコンラートに対して愛憎混じる複雑な感情を持ち、辛辣な態度をとっていたが、有利と出会ってからは改善された様子。
ちょっとした行き違いから、有利と婚約関係になってしまった。最初は新任魔王の実力を認めないという反感と、突然の求婚への戸惑いなどから決闘(ナイフを故意に落とすのは決闘の申し込み。拾えば受諾)を挑んだが、上様モードの有利に負けて以降好意的な態度を示すようになった。今では本気で結婚するつもりで婚姻届を常備している。
ドラマCDで、ビーレフェルトの子孫は眞王の血を継いでいる(一部だけ?)とされていた。アニメ版ではルーファス・ビーレフェルトが眞王の従兄弟として描かれ、公式に眞王の血縁者とされた。
フォンヴォルテール卿グウェンダル
声:大塚明夫
前王の長男。愛称グウェン。迫力のある美丈夫で皮肉屋。有利による第一印象は、ゴッドファザー・愛のテーマが似合う男。眉間の皺がチャームポイント。常に不機嫌(そうにみえる)。黒に近い濃灰色の髪に青色の瞳の持ち主。深緑の軍服を纏っている(実は原作の初期と後期、アニメとでは微妙にデザインが違う)。アニメ版では、彼の左目は禁忌の箱のひとつ「地の果て」の鍵。冬生まれ。
小さくて可愛い物に目がなく、精神統一と言い訳をしては、趣味のあみぐるみ作りで、猫ちゃんやくまちゃんを作り出している(不細工なことが多い)。幼馴染(兼編み物の師匠)のアニシナには頭が上がらず、アニシナの実験台第1号としてしばしば魔力を強制的に提供させられている。
国政を一手に取り仕切り、事実上、有利の摂政である。魔王と王佐がアレなため、苦労が絶えない。
口数の少ない男性ではあるが、眞魔国のこと、家族のことを誰よりも愛している。また、部下や領民にも慕われている。なお、彼の住まうヴォルテール城の外観モデルはスペインの文化遺産であるエル・エスコリアルではないかと思われる。
フォンクライスト卿ギュンター
声:井上和彦
眞魔国王佐(国王の補佐役)兼有利の教育係。アニシナの実験台第2号。仮死状態になった体を氷漬けにした「雪ギュンター」や、幽体離脱した中身を人形に移した「おキクギュンター」になったときもあった。伝説の大賢者と同じ双黒の有利に盲目的に心酔しており、熱烈忠誠親衛隊(ぞっこんラブ)として巷で有名。湖畔族の出身で、スミレ色の瞳に一族の特徴が見られ、御当地訛り(例「やってられないっトサーぁ」『閣下とマのつくトサ日記!?』より引用)が出ることもある。また、興奮すると謎の液体「ギュン汁」(鼻血etc.)を出すことで知られている。
眞魔国の中でもかなりの美形で、本当は剣も教育も政治も魔術もできるすごい人物だが、有利の前になるとほとんどその優秀ぶりを発揮できていない。酒を飲むとすぐ脱いで下着を頭に被って踊り狂うらしい(ギーゼラ談)。軍属の教官を務めた時期もあり、コンラートのかつての師でもある。また、有利との日々(?)を妄想により脚色した日記、「春から始める夢日記」「夏から綴る愛日記」「秋には揺れる想い日記」があり、夢日記と愛日記は眞魔国中央文学館から出版もされているらしい。

[編集] 眞魔国三大魔女

フォンシュピッツヴェーグ卿ツェツィーリエ
声:勝生真沙子
眞魔国の前王で、現在は上王陛下と呼ばれるセクシークイーンにして3兄弟・グウェンダル、コンラート、ヴォルフラムの実の母。3度、夫との死別を経験。眞魔国三大魔女のうちの一人で、「黄金(きん)のツェリ」と呼ばれている。
グラマラスな美女で、恋多き女性。現在は自由恋愛旅行中で、女としてあと5花は咲かせるつもりだという。だが、ひとりの女性である前に1人の母親である。時折ムチを持って、美熟女戦士・ツェツィーリエとして愛ある限り戦う。息子たちの頑固なところは母譲りらしい。
フォンカーベルニコフ卿アニシナ
声:高山みなみ
「赤い悪魔」「眞魔国三大悪夢」「歩く実験狂」などと恐れられて様々な肩書きを持つ小柄な女性にして稀代のマッド・マジカリスト。自称・他称共に「毒女(どくおんな)」。赤い髪と青い瞳の美人で、眞魔国三大魔女のうちの「赤のアニシナ」でもある。眞魔国の繁栄に一生を捧げているため、常に「魔動装置○○」(魔力で動く機械)の発明をし、グウェンダルを実験台にしている(最近ではギュンターも標的にし始めている)。
本人曰く、「魔術と毒物学と文学と女性の立場向上運動と日常生活の質の向上と拳闘と格闘とフォンヴォルテール卿の観察にしか」興味がない。フェミニストであるが、「男女平等」というより「女尊男卑」を目指す偏り気味な思想を持つ。女性には優しく男性には厳しく接し、魔王である有利にも敬意は払っているものの例外ではない。
グレタが尊敬している女性であり、子供に大人気の「毒女アニシナ」を執筆している(しかし字はあまり上手くないらしい)。「毒女アニシナ」シリーズは、現在「患者の意思」「秘密の研究室」「あるカバンの修理」「煩悩のコルセット」「不死身の交響楽団」「今月のプリン」が出ているらしい。題名のとおり、ハリー・ポッターのパロディである。また、「不死身の交響楽団」は同じ角川書店から出ている「富士見二丁目交響楽団シリーズ」(著・秋月こお)のパロディでもある。また、「罠女」シリーズも執筆している。
名前の由来はグウェンダルとあわせてアイスダンス選手のマリナ・アニシナグウェンダル・ペーゼラペアから。なお、英語版ではなぜか"フォンフレニコフ卿アニシナ"(Anissina von Khrenikov)と表記される。
フォンウィンコット卿スザナ・ジュリア
声:水野理紗
眞魔国三大魔女の内の一人「白のジュリア」。戦いを憂い、同じ思いを共有するコンラートと親しくなる。生まれつき盲目(ただし完全な盲目ではなく、光と影は判別できたらしい)だったが、強大な魔力を持ち、治癒系魔術に長けていた。しかし、戦時中、その優れた治癒魔術で、人間、魔族の隔たりなく多くの人々を救うが、人間の土地で魔力を使いすぎたため、命を落とす。アーダルベルトの婚約者だった。有利の魂の前所有者で、転生の際に自らの意思で自身の魂をコンラートに託す。がさつでおてんば、負けず嫌いといった性格らしいが、アニメ版では幼少期がややおてんばとされ、基本的におしとやかな女性として描かれている。ヴォルフラムとはあまり関わりがなかったが、アニメ版では教育係を任されていた。ウィンコット家は禁忌の箱のひとつ「鏡の水底」の鍵となる血族であり、アニメ版では彼女が禁忌の箱のひとつ「鏡の水底」の鍵であった。

[編集] その他眞魔国の人々

フォンシュピッツヴェーグ卿シュトッフェル
声:石塚運昇
ツェリの兄で、ツェリが魔王在位中は摂政として政治の実権を握っていた。人間嫌いでやたらと人間の国との間に戦争を起こし、ヒューブの讒言に乗ってコンラートをアルノルドへ送った張本人。ユーリにも取り入ろうとしたが失敗、失脚する。原作ではそれきり姿を現さない(ヴォルフらの戦時中についての回想に名前は出てくる)が、アニメ版では政権奪取を狙いレイヴンと共に何度も策動を練るがうまく行かず、回を重ねるたびにギャグキャラ化していった。
グリーセラ卿ゲーゲンヒューバー
声:平田広明
愛称ヒューブ。グウェンダルの父方の従兄弟で、魔笛捜索の名目で事実上国外追放となっていたが、生還。有利が眞魔国へと帰国させた。帰国後、自分の立場に苦悩したが、有利の説得とグウェンダルの言葉に眞魔国への忠誠を誓った。眼帯に隠された左目は、禁忌の箱の鍵かどうか、スヴェレラで試された際に失った。人間であるニコラを妻に持ち、アニメではエルンストという息子もいる。グレタが眞魔国へ行き、魔王への謁見が許されたのは、彼の手引きと入れ知恵のため。武器はこの作品では珍しい片刃の剣(刀?)で居合いを得意とする様だ。
グリエ・ヨザック
声:竹田雅則 幼少時代:斉藤貴美子
眞魔国敏腕諜報部員。通称「お庭番」魔族と人間のハーフで大シマロン生まれ。「アルノルド帰り」のひとり。コンラートの幼馴染で、戦友。そのときの名残で、彼をよく「(うちの)隊長」と呼んでいる。コンラートが第一線に戻らないためグウェンダルの元で働いている。任務と称して女装もたしなむが、ほとんど趣味の域。女装だけではなく、男や老人にもなるらしい。有利の「魔王らしくない」ところが好きらしい。血盟城を訪れたときに偶然出会ったアニシナを気に入り、彼女のことを影では「アニシナちゃん」と呼んでいる。アニシナの実験を体験してみたいという変わった人(しかしアニシナ本人、彼に魔力がないからか、興味はないらしい)。父親のほうが魔族。母親は、原作ではヨザックを捨て、アニメでは母子ともに収容所に送られている。魔族の人間蔑視に、ずっとやりきれない思いを抱いていた。すばらしい上腕二頭筋の持ち主。副業もしている。原作では剣だけではなく戦斧を使って戦うシーンもあった。有利を庇って死んだと思われたが、イェルシーの操り人形として自我を喪った状態で現れ、眞魔国へと連れ戻されることになる。
アルノルド帰り20年前の戦争中、国境沿いの都市・アルノルドは、勝利・生還の絶望的な激戦区であった。そこで奇跡的に敵軍を食い止め、勝利したコンラート率いるルッテンベルク師団の数少ない生き残りたちがこのように呼ばれている。アルノルド帰りは、眞魔国のみならず各国で尊敬されている。)
グレタ
声:くまいもとこ
滅亡したゾラシア皇国の姫で、現在は眞魔国の王女。とある事情で魔王暗殺を企てるが、有利に懐いてしまい、養女となる。故国が滅びる前に、母・イズラにより、母親の母国であるスヴェレラに人質として送られたため、難を逃れた。その後、養父母となった伯父夫婦(スヴェレラ王、王妃)とはうまくいかなかったが、スヴェレラの城の地下牢にとらわれていたヒューブと仲良くなり、彼を脱獄させ、眞魔国の国境まで連れて行ってもらった。人間の女の子だが、血盟城のみんなからは愛されているマスコット的な存在。原作では人間の国であるカヴァルケードに留学しているが、アニメでは眞魔国でアニシナから教育を受けている。尊敬している女性はアニシナであり、愛読書も「毒女アニシナ」シリーズと言う事で、周囲(特に男性陣)を不安がらせている。自称“わな女こうほ生その1”。
フォングランツ・アーダルベルト
声:てらそままさき
婚約者であるジュリアを死なせた眞王、ひいてはジュリアを見殺しにした魔族を恨み、眞魔国を捨てた魔族。十貴族の出身ではあるが、粗野で豪快な、だが誠実で一途な男性。ジュリアを真実愛していた(相愛)。有利は密かに「アメフトマッチョ」 「デンバー・ブロンコス」などと呼んでいる。魔力を捨てて身に付けた法術を使い、有利の魂の記憶のひだ(要はジュリアの記憶)から異世界の言語蓄積を引き出した。人間側にも、魔族側にも属さない人物。眞魔国には組しないと言っているが、ジュリアの生まれ変わりである有利のことは気にかけている。シリーズの中で珍しく常識人。料理が得意。
フォンクライスト卿ギーゼラ
声:田口宏子
ギュンターの養女で、癒しの手の一族(緑の髪、緑の目、特殊な血の色からくる青白い肌が特徴。ただし原作では彼女の髪の色はこげ茶色)。普段は優しく穏やかで、まさに癒し系美人と言っていい人物なのだが、いざ眞魔国の軍人として活動する際には口調のきつい「軍曹モード」が発動し、部下から「軍曹殿」と恐れられる鬼軍曹となる。一番の被害者はダカスコスだが、実際に「軍曹モード」を初めて見たヴォルフラムを恐怖せしめた経歴も有る。但し、本来の階級は士官。ジュリアの副官として共に戦場へ出て、ジュリアを看取った。
ダカスコス
声:松山タカシ
眞魔国の兵士。よくギーゼラにこき使われており、報酬金につられてアニシナの実験台になりかけたこともある苦労人。ささいなことからギュンターの出家に付き合わされる羽目になり、体中の毛をそられてしまったものの意外に気に入ってしまい、現在もスキンヘッドのまま。そのため、有利に「ピカスコス」と名前を間違えられたことも。グウェンダルの有能な秘書である妻のアンブリンには頭が上がらない。フルネームは「リリット・ラッチー・ナナタン・ミコタン・ダカスコス」。
ちなみに、アニメでもっともアドリブが多い役柄らしい。
ウルリーケ
声:ゆかな
双黒の大賢者以外で唯一眞王の言葉を聞くことができる言賜巫女。床に流れるほど長い髪をしており、見た目こそ幼いが実年齢は800歳をとうに越えている。魔王にこそ及ばないものの強力な魔力の持ち主。巫女でありながら恋にあこがれたり、ちょっとしたことで泣きそうになったりと、見た目相応の振る舞いをすることもある。アニメでは有利が眞魔国に来た当初、有利に会いたいという理由で呼び出したことがあった。また、抑えていた幼い気持ちだけが分離したこともある。彼女のいる眞王廟のモデルは、イタリア南部にある世界遺産カステル・デル・モンテだと思われる。
フォンカーベルニコフ卿デンシャム
声:緑川光
アニシナの実兄でカーベルニコフの現領主。妹同様に赤い髪と青い瞳を持ち小柄であるが、美人と称される彼女とは異なり容姿は良いわけではない。商才に長け、財産目当てにアニシナを結婚させようとしたことがある。
ダンヒーリー・ウェラー
声:堀内賢雄
ツェリの二人目の夫で、コンラートの父。ルッテンベルクの初代本領主。89才で亡くなる。

[編集] 眞王と大賢者

眞王
声:三木眞一郎
約4000年前に世界中を脅かしていた創主との戦いを指揮し、その後眞魔国初代国王となった人物。容姿は瞳の色以外はヴォルフラムと瓜二つ(眞王は蒼色、ヴォルフラムはエメラルドグリーン)。アニメ版では自ら創主を取り込み、魂となって箱を封印していた。本名は不明。さらにアニメ版では切り落とされた「風の終わり」の本来の鍵をコンラートに託している。
大賢者
声:佐々木望
眞王の有能な参謀として働いていた青年。ある野望を実現させる為、記憶を残して転生を繰り返している。双黒の持ち主。

[編集] 人間の国の人々

ヒスクライフ
声:大川透
『今度マ』で登場。中立国ヒルドヤードの郊外の町ミッシナイに住む商人。もとはカヴァルケード王の長男であったが、ヒルドヤードの商家エヌロイ家の一人娘と情熱的な恋に落ち王室を出奔。ヒルドヤードの歓楽街で温泉パラダイスを経営している。特徴的な頭部からユーリに「ピッカリくん」と呼ばれている。アニメ版ではその後カヴァルケードに帰国。優れた外交力で、眞魔国とカヴァルケードをはじめ人間の国々との仲をとりもち、『眞魔国派同盟』成立の大きな力となった。
ベアトリス
声:下屋則子
ヒスクライフの娘。カヴァルケード王の次男(ヒスクライフの弟)が病没し、跡取りが居なかったため、王位継承権を持つこととなった。
ニコラ
声:増田ゆき
『今夜マ』で登場。人間の国スヴェレラでユーリと間違えられた少女。ヒューブと恋に落ち一子(エルンスト)をもうける。
フリン・ギルビット
声:鷹森淑乃
カロリア編で登場。小シマロン領カロリア自治区領主の妻。夫が事故死し子が居なかったため、仮面をかぶって夫に成りすましカロリアを治めていた。シマロンの兵として若者たちが召し上げられていくことに耐え切れず、館に秘蔵されていた『ウィンコットの毒』を大シマロンに渡し、『毒の使い手』としてユーリを大シマロンに連れて行こうとするが…。
ナイジェル・ワイズ・マキシーン
声:麦人
小シマロンの軍人。小シマロン王サラレギーの忠実な犬。特徴的な髪型からユーリに『刈りポニ(刈り上げポニーテール)』と呼ばれる。アーダルベルト曰く「決して死なない」。食べ物に意地汚く、女性関係では失敗続き。カロリア編のあと失脚し、原作ではある事件をきっかけに「養女(男なのに)」になる。アニメ版では復讐を誓い眞魔国に潜入するもやっぱり失敗続き。カロリア編で登場。
サラレギー
声:石田彰
小シマロン王。17歳。金色の瞳とホワイトゴールドの長い髪をしている。小シマロンによる世界統一を狙い、4つの禁忌の箱を集めようとしている。実は聖砂国前女帝アラゾンが小シマロン王との間に成した子で、法力を持たない(と思われた)ため聖砂国を追われた。暗闇の中でも物が見える力がある(その代わり明るいところは苦手で、サングラスをかけている)。ゲーム版、OVA、TVシリーズ第3期に登場。ちなみにOVA初登場時のセリフは石田彰による声優パロディ

[編集] 地球の人々

渋谷勝利(しぶや しょうり)
声:小西克幸、少年時代:國立幸
有利の兄。一橋大学の学生で、尊敬する人は石原慎太郎。将来の夢は東京都知事。かなりのブラコンな上にギャルゲーマニア。ミリオタサイトにも出入りしているらしい。地球の魔王の次期後継者(と、現地球の魔王ボブに決められている)。有利のことを原作では密かに「ゆーちゃん」と呼んでおり、有利には「お兄ちゃん」と呼んでもらいたいようだ。ブラコンなためか、ムラケンのことを決して名前では呼ばず「弟のお友達」と呼んでいる(ムラケンは「友達のお兄さん」と呼ぶ)。アニメではブラコン度は抑え気味である。一応彼女募集中。11月22日生まれのA型。
渋谷美子(しぶや みこ)
声:かかずゆみ
有利の母。少女趣味だが、学生時代は「横浜(ハマ)のジェニファー」の通り名で知られたフェンシング選手。フェリス出。ある意味渋谷家最強の人物で、夫も息子二人も彼女にはかなわない。家族を愛する気持ちも最強かと思われる。外見が外見なためか、大学生と高校生の息子を持つ母には見えない。好奇心旺盛で何事にも動じず、勝馬が自分は魔族だと明かしても、「羽は生えてる?」などとズレた質問をしたりしている。「人に迷惑をかけない」と、有利や勝利に熱心に言い聞かせているが、自らの言動による影響は全く気づいていない。有利や勝利には「ママ」と呼んでもらいたいらしい。
渋谷勝馬(しぶや しょうま)
声:辻谷耕史
有利の父。地球産魔族で現魔王・ボブの直属の部下。金融市場の支配をもくろむ怪しげな銀行のグローバル銀行マン、略してグロギンマン。個性が濃い渋谷家の中ではいたって普通な人だが、ハイテンションな美子には逆らわないようにしている。勝利では失敗したものの、有利の野球少年っぷりは彼の英才(?)教育の賜物である。コンラートがアメリカに来た当初、ボブによって彼と引き合わされ、この世の終わりが来たかのような顔のコンラートを怒鳴りつけたりもした。コンラートを野球ファンに仕立て上げたのもこの人である。
ボブ
声:土師孝也
地球産魔族で現魔王。複数の会社を経営するビジネスマン。コンラートが連れてきた次期魔王の魂の行き先として渋谷夫妻を選んだ。アニメ版ではクリステル・ウィンコットの直系の末裔(地球の魔族は全員クリステルの子孫)で「鏡の水底」を先祖代々守っていた。
ホセ・ロドリゲス
声:藤原啓治
ボブの部下でアメリカ合衆国ニューメキシコ州エルサワイヨで小児科医をしている。浅黒い肌にドレッドヘアが印象的。地球に来たばかりのコンラートをボブのところまで導く命を受けていたと同時に生まれる前の村田健(魂時代)の保護者だった。幼い頃の主治医でもあり、現在でもよき理解者である。超のつくほどのガンダムファン。秋葉原に行けるなら、多忙でも日本で行われる学会に行くらしい。村田の前世のクリスティン(香港のAV女優)と少なからず因縁があるらしい。地球の言語が話せなかったコンラートを一晩でネイティブスピーカーに仕立て上げた。

[編集] 眞魔国にいる生物

骨飛族
骸骨にコウモリの羽をつけたような姿。有利には「コッヒー」と呼ばれている。血盟城では運搬などの雑務を行っている。壊れても土に埋めない限り何度でも復活する。眞魔国にはかなりの数が存在する。
亜種として「骨地族(こつちぞく、略称「コッチー」)」というものもおり、こちらは空を飛ばずに土に埋もれている。さらされるのも好きらしい。ちなみに倹約家のため、特別手当にはまったく心惹かれないらしい。墓場の土がお気に入り。羽がないので墓場に埋もれていると躯と間違われることもある。基本雑食だが、コッヒーとコッチーが食べたものはどこへ行くのかというのは神秘中の神秘とされている。「夫婦喧嘩は骨地族(コッチー)も食わない」という諺がある。
骨飛族も骨地族も正確には魔族の種族の一つである。彼らはかなり離れていても仲間間での意思疎通が可能(有利はこれを骨パシーと呼んでいる)。
「骨魚族(こつぎょぞく)」というのもいる。こちらは「骨魚どん」とも言われ、縁起物とされる。
エンギワル鳥
声:森川智之・大塚明夫
眞魔国の天然記念物である鳥。サファイアブルーの羽とオレンジ色の長い尾を持つ。その名のとおり「エンギワル~」と鳴く。別名を「極楽鳥」というが、地球の極楽鳥とは全く別種。
ガヤにも近いキャラクターでもあるにもかかわらず、声優陣がこの役を取り合ったことでも有名である。(主に森川智之が担当)。
Tぞう
声:斉藤貴美子
カロリア編で登場。Tゾーンに白く「T」と書いてある羊。こんな男らしい名前ではあるが実はメスである。「ンモシカシテェェ」と鳴く。原作では鳴き声で仲間の羊たちを意のままに動かす能力を持つ。ちなみに毛の下には666が書かれている。前世で大賢者に酷い扱いを受けたらしく、村田に敵意を示している。
アニメ版では高い運動神経を誇り、人間2人を乗せてソリを轢ける。まんじゅうが苦手で食べると凶暴化する。カロリア編のあと、フリンの元で暮らしているらしい。
クマハチ
女王クマハチの声:くじら
番外編『じゃじゃクマならし』(アニメ版のタイトルは『その愛のために』)で登場。眞魔国の天然記念動物。見た目はこげ茶(アニメ版はピンク、女王クマハチはクリーム色)のテディベアの姿にハチの模様と羽と触覚をくわえた愛らしい姿。原作では本物のヒグマと同じくらいのサイズ(水に浸して増えたミニクマハチは子供が両手で抱えられるサイズ)だが、アニメ版では女王クマハチ以外は少し大きめのぬいぐるみサイズとなっている。「ノギス」と鳴く。女王は言葉を喋ることが可能。抱っこしながら眠りたい動物ナンバー1。血盟城にある迎賓館の地下が産卵場所となっており、偶然居合わせたユーリとヴォルフラムは彼らの親となってしまう。現在は遠方へ旅立っているが、鮭のように一年後には産卵場所に戻ってくるそうだ。ちなみに糞は絵の具の原材料となる。最初のタイトルは「ノギスの墓」という題名だった[1]
砂熊
声:浪川大輔
『明日マ』で登場。見た目は手足の長い可愛いパンダ。家族単位で砂漠の地下深くに住んでいる。魔笛探索に出たユーリたちに襲い掛かった1匹は、その時同行していた兵士の一人・ライアン(声:浪川大輔)と、なんと恋に落ちて共に暮らすようになる。アニメ版ではその後、ライアンとの特訓により、その砂熊は砂だけでなく、土も掘れるようになった。
地獄極楽ゴアラ
声:松山タカシ
『明日マ』で登場。見た目は巨大なコアラだが、可愛らしい姿とは裏腹に凄まじい形相で襲い掛かってくる。しかし、好みの枝を見るとぶら下がれずにはいられない性分。
アニメにおいて、本来言葉は喋らないのだが、声を担当した松山が「待てごらぁ!」と言ったため、共演者は驚嘆していたという。
ポチ
声:斎賀みつき 成長後:松山タカシ
竜の谷に住んでいるドラゴンの子供。ある事件がきっかけで有利たちに懐くようになった。ヴォルフラムは「リースエール」と呼んでいる。成長が早い。
アオ
有利の愛馬。比較的、地球の馬と対して変わりはない。当初、有利が一人では馬になれなかったため、回を重ねる毎に出番は若干増えている。

[編集] その他

ここでは主要ではないが、ストーリにかかわる人物について記述する。★のついている人物は小説で以降の巻にも登場する。◎のついている人物はアニメ版には登場しない。

[編集] 『今日からマのつく自由業!』

ブランドン
国境近くの難民の村に住む少年。コンラートに『投げるの・打つの(野球のこと)』を教わっている。敵兵に襲われたユーリを救い負傷する。
湖畔族の少女
声:川澄綾子
ユーリに「我らの持てる最後のひとしずくまで、陛下のお役に立てれば幸せです」と飲み水を差し出す。ユーリが水の魔術を使えるようになったのはこの水のためとコンラートは推測している。アニメ版では、前言賜巫女オンディーヌの変化した姿とされた。

[編集] 『今度はマのつく最終兵器!』

★シュバリエ
ツェリ様の従者で自由恋愛旅行に同行している。とても無口。カロリア編ではツェリ様の依頼で「箱」運び隊に加わる。

[編集] 『今夜はマのつく大脱走!』

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

[編集] 『明日はマのつく風が吹く!』

ルイ・ビロン
声:島田敏
ヒルドヤードの歓楽街で風俗店を経営する人物。未成年の少女を多数店で働かせたり、偽札作りをしたりと悪事を重ねていた。膝の上に赤いイセエビを載せている。趣味は珍獣の収集(地獄極楽ゴアラ等)。

[編集] カロリア編(『きっとマのつく陽が昇る!』~『地にはマのつく星が降る!』)

◎アフロ
フリンの父。国を持たない傭兵養成機関『平原組』の長。カロリアの実権を得ようと娘フリンを嫁がせた。髪型からユーリに『アフロ』と呼ばれている(本名かは不明)。語尾に「~であろー」がつくのが特徴。
★◎山脈隊長
囚人輸送船に乗せられていた傭兵部隊の長。『平原組』出身(部下も)でフリンを『お嬢さん』と慕っている。いつも膝の上に『テリーヌ』と名づけた頭蓋骨を載せ語りかけている。
★◎テリーヌ
山脈隊長の最愛の頭蓋骨。実は骨飛族の一部であり、ユーリの安否を眞魔国に伝えた。
★◎ジェイソンとフレディ
神族(しんぞく)の双子。強い法力を持ち、マキシーンに買われ連れ回されていた。
後にユーリ達に救われ聖砂国に帰るが「外海帰り」ということで収容所に入れられる。

ここからあとはアニメ化されていない。


[編集] 聖砂国編(『めざせマのつく海の果て!』~『故郷へマのつく舵をとれ!』)

イェルシー
聖砂国皇帝。サラレギーの双子の弟。異国の言語を翻訳する、ゾンビを自由に操る等の強大な法力を持つ。従順な弟のふりをして裏でサラレギーとユーリを襲わせるが、その真の目的は禁忌の箱「凍土の劫火」を使い母の命を蘇らせる(本当は箱にそのような力はない)こと、また小シマロンと眞魔国を支配下に収めることであった。
ベネラ
聖砂国の奴隷たちのリーダー。実は箱の力で地球から飛ばされてきたヘイゼル・グレイブス。外伝『お嬢様とは仮の姿!』の主人公、エイプリル・グレイブスの祖母。
アビゲイル・グレイブス
ヘイゼルの子孫でエイプリルの曾孫に当たる人物。友人を訪ねて日本へ来ていた所で空港で勝利と出会い、以後行動を共にすることになる。愛称はアビー。
グレイブス家に代々伝わるトレジャーハンター家業を受け継いでおり、そのためボブとも面識がある。

[編集] 外伝の登場人物

※外伝の設定はアニメ版には採用されていない。

[編集] お嬢様とは仮の姿!

エイプリル・グレイブス
アメリカ人の事業家の娘。18歳。祖母ヘイゼルの後継者としてトレジャーハンターの稼業と「鏡の水底」の所有権を引き継ぐ。
リヒャルト・デューター中尉
ドイツ人の青年将校。27歳。金髪碧眼揃いのナチス親衛隊員の中では、茶髪で薄茶に銀の光を散らした瞳を持つ彼は異色の存在。百年以上前に死んだ祖先の左腕(決して腐らない)をいつも持ち歩いている。
実はシマロンに国を滅ぼされ湖に身を投げたが、なぜか地球にたどり着いたローバルト・ベラール(コンラートの祖先)の子孫である。ローバルトの左腕は「風の終わり」の鍵であり、リヒャルトがヒトラー総統直属の親衛隊員に取り立てられているのも「鍵」の持ち主ゆえである。終戦後アメリカへ亡命、エイプリルと結婚する。
アンリ・レジャン
フランス人医師。年齢不詳。温和で物腰穏やかな好青年。「箱」について異常に詳しく「箱を取り返したら、すぐに誰にも見つからない安全な場所に葬ってほしい」とエイプリルに告げる。
正体は大賢者の生まれ変わり(村田健の2代前)である。村田が語るには、温和な性格は表面上だけで、自分が抱える膨大な記憶(あくまでも半分程度であり全てを覚えているわけではない)とその記憶の中にある他人に自分の記憶に関することを隠し続けていた経験から、極度の人間不信に陥っていた。そのため、エイプリルたちが「鏡の水底」を湖に沈めた後もそれがいつまでも誰にも見つからないという確証が持てず、別の場所へ移動しようとして避難民船に乗っていたところを軍が誤爆、箱と共に太平洋に沈んだ。

[編集] アニメのみに登場する人物

レイヴン
声:松本保典
シュトッフェルの側近。ユーリに取り入ろうとするシュトッフェルのためにさまざまな策を練る。シュトッフェル・ツェリ兄妹とは幼馴染でもあり、ひそかにツェリを慕っている。
ドリア、ラザニア、サングリア
声:加藤英美里(ドリア)、仲西環(ラザニア)、櫻井浩美(サングリア)
血盟城で働いているメイド3人組。いつも3人一緒に行動している。ドリアは金髪カールの女の子で赤いメイド服を、ラザニアは短い赤い髪の女の子で緑のメイド服を、サングリアは緑の長い髪でメガネをかけていて、一番巨乳で青いメイド服を着用している。陛下ご寵愛トトの話題もよくしている。
ちなみに女性キャラクターが少ないということで登場させたとシリーズ構成・脚本の面出明美が明かしている。
アルフォード・マキナー
声:伊藤健太郎
聖剣を持つ勇者。勇者の家系で父ギルバートは若い頃にコンラートと戦って負けている。ひょんなことから有利たちと親しくなり、有利、コンラートと戦いたいと思っている。
グリーセラ・エルンスト
声:増田ゆき
ヒューブとニコラの間に生まれた第一子の男の子。愛称エル。生まれながらにして不思議な力を持っており。竜の子供であるポチ(リースエール)とも仲良くなった。
アントワーヌ・ジャン・レピエール
声:浪川大輔
フランシア王国(アニメ版のみに登場)の王様。有利以上に情けない王様で、眞魔国と大シマロンの間で揺れ動くが、最終的には大シマロンの圧力を自らの意思で跳ね返すほどの強い心も持っている。
ライラ
声:長沢美樹
アントワーヌの側近の女性剣士。彼の代わりに国政を一手に引き受けていた。後にアントワーヌと結婚する。
オンディーヌ
声:川澄綾子
先代の言賜巫女。800歳以上のウルリーケよりも長生きということになる。眞魔国に来て間もない有利に元素との契約をさせるため正体を隠して接触し、その後禁忌の箱を探しに来た有利と再会する。
「オンディーヌ」とはウンディーネのフランス語読み。
セラフィーヌ
声:梅田貴公美
オンディーヌの姉。言賜巫女になれずに妹と袂を分かつ。鍵となる人物を抹殺しようとしていた。
エアハルト・ウィンコット
声:真殿光昭
フォンウィンコット家の創設者。眞王に仕え、ウィンコットの毒を発明した。眞魔国建国の書物も記している。彼の血を引く者の血液が鏡の水底の鍵である。
クリステル・ウィンコット
声:加瀬康之
エアハルトの弟で、鏡の水底と共に地球にやってきて地球の魔族の先祖となる。
ルーファス・ビーレフェルト
声:斎賀みつき
眞王の従兄弟でフォンビーレフェルト家の創設者。炎の魔術が得意。彼の血を引く者の心臓が凍土の劫火の鍵である。
ドラマCDでは女性であり、眞王の伴侶となる描写がある。
ローレンツ・ウェラー
声:森川智之
ベラール家の反乱までシマロンを治めていたウェラー家の創設者。眞王のよき協力者。魔術は使えないが剣が得意。彼の血を引く者の左腕が風の終わりの鍵である。
ジークベルト・ヴォルテール
声:大塚明夫[[Category:]]
フォンヴォルテール家の創設者。眞王に仕え、彼からの信頼も厚い。地の魔術が得意。彼の血を引く者の左眼が地の果ての鍵である。
ベリエス
声:東地宏樹
小シマロン王サラレギーに仕える。剣の腕はコンラートと互角である。

[編集] 脚注

  1. ^ 2008年3月30日にBS2で放送されたアニメ三期の放送前特集の生番組における作者のFAXより


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