ぷぎゅる
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『ぷぎゅる』はコンノトヒロの4コマ漫画作品。講談社の雑誌「月刊マガジンZ」で2001年6月号から連載されているギャグ漫画である。2004年、キッズステーションにてアニメ化された。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 主な登場人物
- ま○○○
- ツッコミ役の娘。なんだかんだで本名を名乗らせてもらえない。名前を聞こうとした人や聞いた人は、たいていヒドイ目に遭っている。
- 胸がない(貧乳)。牛乳を飲むなど努力しているようだが、効果は認められない。
- ショートヘアだが、前半分が金色、後ろ半分が黒という珍しいヘアスタイル。頭頂部に黒いアホ毛がある。釣竿としても利用できる。このアホ毛をひっぱると、後ろ髪すべてが跳ね上がる。瞳は青。
- チェコ
- メイドの里(アニメでは「メイドの国」)からやってきたメイド、というより不思議生物。生まれたと言うよりは「生えてきた」らしい。
- 本人によると「人類が進化の果てにたどりついた最終形態」らしい。
- 頭のヒラヒラ(ふだんは、メイドのヘッドドレスのように見える)はブーメランになったり刃物になったりティッシュペーパーになったりする。また、髪の毛と同じように伸びる。他人が装着すると自爆したり、血液を吸い取られたりする(ただし、カナト母には効かなかった)。
- 将来の夢は、相撲取りになること。
- 頭と胴体は簡単に離れる。離れても、まったく問題はない。胴体は完全に上下左右対称の構造。
- 普通の体格の人間が、口から体内に入れる。
- 青いショートヘア。瞳は碧色。
- ナチ子
- イカ。フェイクの人の顔をつけている(通常のフェイクの他に、お出かけ用、ナンパ用、威嚇用がある)。
- 夏になると、スルメに転職する。
- 最近出番が少ない。理由は作者が描き飽きたから、らしい。単行本第4巻収録分では、ついに一度も出番がなくなってしまった。
- フェイクの顔は黒いショートヘア。瞳は紫色。
- ミゾレ
- 雪女。寒いのが苦手。巨乳。
- 普段はあったかい性格で笑い上戸だが、コーラを飲むとそれなりに悪の“ミゾレブラック”になる。ゲップをすると元に戻る。
- 血を吸うと赤みを帯びる。
- 自分の身体を削って、かき氷を作ることができる。
- 身体が冷たいので、夏場には重宝される。しかし、よく溶けてしまう。
- 温泉好きだが、風呂に入ると浴槽全体が凍ってしまう。
- 地面に書いた「温泉マーク」の上に寝そべるだけで溶けてしまう。
- 薄紫色のショートヘア。前髪が長く、常に左目が隠れている(左目がない、という噂もある)。タレ目で、瞳は赤。
- 黒のニーソックスに、すそが短めの白装束。従って絶対領域がある。
- カナト
- ヤンキー兼格闘家。かわいいものと、釘バットが大好きな娘。チェーンソーも好き。
- 趣味は人を殴ったり蹴ったりすること。背中に釘バットを数本仕込んでいる。
- 釘バットを取り上げられると、落ち着きを失いオロオロしてしまう。
- 必殺技でビームを出せるが、そのビームは“かっこよくない所”から出る(耳や足の裏など)。真剣白刃取りが得意。
- ミゾレには及ばないものの、かなりの巨乳。
- 銀色のハネっ毛。ツリ目で瞳は朱色。ややツンデレ系。
- 保健医
- 女性だが、Hである(中年オヤジ風のエロ)。しばしば、女生徒相手にセクハラに及ぶ。スリーサイズはB93/W58/H86。
- いろいろと謎だらけの人。気功の達人らしい。しばしば気功で女生徒のブラのホックをはずす。酒好き。
- 黒いセミロングヘア。ツリ目で瞳は濃い青。いつも白衣を着用している。
- アニキ
- その筋の人。組長。チェコちゃんラブ。
- 髪は頭の後ろの方にしかない。チョビ髭を生やしている。
- サブ
- アニキの部下。チェコちゃんラブ。
- 完全スキンヘッド。
- レオ
- アニキの娘。父親がチェコちゃんラブなのが気に入らず、チェコ殺害を企てるが、最近はなれ合い気味。
- 長らく、銃が手から離れなかったが、最近“殺気を捨てた”ら、簡単に離れた。しかし、多様な武器を装備して(隠し持って)いる。肩がぶつかっただけで色々な武器が落ちてしまう。
- 黒いロングヘア。もちろんツリ目で、瞳は青紫。
- ???
- ふだんミゾレの頭に付いている、謎の生物。数種類の名前があるが、本名は不明。
- 体全体が「目」で出来ていて、自分で行動する時は手足が生えてくる。
- 一応食べられる。非常食らしい。
- 西村 (にしむら)
- チェコの頭に、男子学生の体が付いた状態。
- ま○○○とレオが惚れている。バスケが得意らしい。
- ヒサメ
- ミゾレの弟で雪男だが、見た目は少女。とてもかわいい。
- 薄紫色のロングヘアを黒いリボンでツインテール風にまとめている。タレ目で、瞳は赤。
- 雪男なので、ふさふさのしっぽがある。ただし、なぜかお金がないとしっぽがなくなる。
- ドーナツが大好物。
- 雪をものすごい勢いで喰らう。
- ミゾレと同じく、短めの白装束を着ている。
- メイドになりたがっていて、チェコに弟子入りした。チェコを「ししょー」と呼ぶ。
- なぜか、語尾に「~さね」とつけてしゃべる。
- ミゾレとは違い、暑くても溶けることはないらしい。
- 先生
- ごく普通の先生。しばしば射殺される。
- 最近は出番がない。
- ガブリヨル
- メイド犬。メイドが大好物。
- 目が細く、近くで見ると怖い。鳴き声はワンではなく「スン」。
- 最近は出番がない。
- カナトの母
- 単行本第5巻から登場したカナトの母親(姿だけは4巻の巻末に謎キャラとして出ていた)。夫とは別居状態と思われ、女手ひとつでカナトを育てている。
- ミゾレもかすむ位のナイスバディ(保健医と互角)で、地上最強の攻撃力を持つ。ちなみに、本気になると顔の古傷が現れる。
- 面白い弁当を持たせる母親で、ポーカーフェイスでいろいろと凄い事をやらかす(特にカナトに対して)が、カナトには尊敬されている。
- ふだんは単語程度しかしゃべらないほど無口だが、タバコの煙を通じて雄弁に会話するという特異な能力を持つ。
[編集] 書誌情報
[編集] 単行本
講談社よりマガジンZKCとして刊行されている。
- 第1巻(2004年3月23日発行) ISBN 4-06-349141-2
- 第2巻(2004年5月21日発行) ISBN 4-06-349174-9
- 第3巻(2005年2月23日発行) ISBN 4-06-349197-8
- 第4巻(2006年1月23日発行) ISBN 4-06-349233-8
- 第5巻(2006年10月23日発行) ISBN 4-06-349263-X
- 第6巻(2007年8月23日発行) ISBN 978-4-06-349303-0
第3巻を除き、巻末におまけがある。また、各巻ともカバーを外した本体表紙におまけがある。
[編集] アニメ
「ぷぎゅる」のアニメは、2004年4月12日よりキッズステーションのアニメぱらだいす!枠内にて放映された。全13話。
各話とも、原作のエピソードを2~4本ずつアニメ化している。エンディングも毎回違い、これも原作のエピソードから作られている。
[編集] スタッフ
- 原作 - コンノトヒロ
- 監督 - 栗原ハジメ(クリエーターズ・ドット・コム)
- 脚本 - 中木啓幸(クリエーターズ・ドット・コム)
- 音響監督 - 吉田知弘
- 音楽 - 光田康典
- アニメーション制作 - クリエーターズ・ドット・コム
- 製作 - ぷぎゅる製作委員会
[編集] キャスト
[編集] 各話タイトル
- 第1話 - チェコちゃんと新生活
- 第2話 - チェコちゃんと怖い人たち
- 第3話 - チェコちゃんとミゾレ
- 第4話 - チェコちゃんとナチ子
- 第5話 - ま○○○と転校生たち
- 第6話 - チェコちゃんとカナト
- 第7話 - 保健のせんせいとみんな
- 第8話 - ミゾレとバイト
- 第9話 - イカ‥いや、ナチ子という名です。
- 第10話 - チェコちゃんと謎のボタン
- 第11話 - カナトと学生生活
- 第12話 - メイドとチェコちゃん
- 第13話 - チェコちゃんと実験
[編集] DVD
「ぷぎゅる」のDVDは、2005年2月25日に発売された。全13話と特典映像を収録している。
- 発売元 - デックスエンタテインメント
- 販売元 - メディアファクトリー
- JANコード - 4571169960420
- 特典映像 - インタビュー&レコーディング風景/エンディング ノンテロップバージョン
初回限定版には、特典として24ページのブックレット「ぷぎゅる秘宝館」が封入されている。これには、キャラクター紹介、各話の簡単な紹介のほか、描き下ろしの出張版マンガ16ページ、幻の宣伝4コマ(カラー版)が収録されている。