See also ebooksgratis.com: no banners, no cookies, totally FREE.

CLASSICISTRANIERI HOME PAGE - YOUTUBE CHANNEL
Privacy Policy Cookie Policy Terms and Conditions
お・り・が・み - Wikipedia

お・り・が・み

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

文学
画像:Lit.jpg
ポータル
各国の文学
記事総覧
出版社文芸雑誌
文学賞
作家
詩人小説家
その他作家

お・り・が・み』は、林トモアキ/著、2C=がろあ~/イラストライトノベル角川スニーカー文庫刊。(林トモアキによるライトノベル「戦闘城塞マスラヲ」は、「お・り・が・み」の続編にあたる。)

目次

[編集] 既巻一覧

タイトル ISBN-10 ISBN-13 初版発行
お・り・が・み 天の門 ISBN 404426604-2 ISBN 978-404426604-2 2004/6/29
お・り・が・み 龍の火 ISBN 404426605-0 ISBN 978-404426605-9 2004/10/29
お・り・が・み 外の姫 ISBN 404426606-9 ISBN 978-404426606-6 2005/2/25
お・り・が・み 獄の弓 ISBN 404426607-7 ISBN 978-404426607-3 2005/7/30
お・り・が・み 正の闇 ISBN 404426608-5 ISBN 978-404426608-0 2005/12/28
お・り・が・み 光の徒 ISBN 404426609-3 ISBN 978-404426609-7 2006/2/28
お・り・が・み 澱の神 ISBN 404426610-7 ISBN 978-404426610-3 2006/6/30

注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


[編集] ストーリー

ある日突然、借金のカタに悪の組織伊織魔殺商会の下っ端メイドとして働く事となった名護屋河鈴蘭。肉体改造されたり、悪の取引現場に突撃させられたり、破天荒な生活を送るはめになり、極めつけに彼女はを呼ぶ聖女であり、破滅を呼ぶ魔王候補であるとされて、世界規模の宗教組織『神殿協会』と悪の組織『伊織魔殺商会』に奪い合われる。 一度はそんな生活から抜け出し普通の日常を取り戻したが、一度でも聖女や魔王候補と騒がれて無事なはずがなかった。そして戻ってくる神に魔人に現代兵器日本刀と何でも有りの非日常。やがて鈴蘭は人間の代表として仲間達を率い、この世界を滅ぼそうとする「天」と対決する事となる。

[編集] 登場人物

[編集] 伊織魔殺商会

名護屋河 鈴蘭(なごやかわ すずらん)
本編の主人公。生まれてこの方不幸のみが続く、薄幸の女子高生。本編は彼女が持つ資質、魔王候補にも聖女にもなりうる稀少な天性を巡るものである。親戚中の借金(総額20億円)を抱え込まされ、肩代わりとして〈伊織魔殺商会〉の下っ端メイドとして働くことになる。
当初は「吾川」姓を名乗っており、これは孤児として育ち、親戚中をたらい回しにされたためである。「吾川」の前が「深山」、その前が「木野」だったらしい。伊織魔殺商会を退職した際、退職金代わりに貴瀬が実母を見つけた為、最終的には実家である「名護屋河」の姓を名乗る。頭は悪いらしく、リップルラップルが明かしたことによると数学の成績は「2」(カッコ(VZ)とは追試仲間)。後に魔王候補としてリッチ、ほむら、イワトビーを従え、その指導によって戦闘力に目覚める。そしてゼピルムを壊滅させ、自らの配下として再編成して従える。しかし鈴蘭が完全に闇に堕ちるのを防ぐ為、ショーペンハウアーにより正式に神殿教会に迎えられ、聖女となる。新生ゼピルムを第十三聖騎士団として加えるが、その裏では未だに魔王候補の座を捨てておらず、聖魔を連携させて行動する。クーガーから世界の真理を聞かされ、そして世の不条理を目の当たりにしたが故に、クーガーの死を切っ掛けにして精神的に成長し、性格が大きく変わっている。
やがて現世界を保つ為、新生ゼピルムと神殿教会を率いてユグドラシル・システムによって世界を刷新しようとする「天」と対決、攫われた伊織貴瀬を取り戻そうとする。その様子はまるで勇敢な王子様。
アペイロンとの最終決戦後、世界の方向性を決めた者の権限でマリアクセルに分断された全世界を繋げ、更には「貴瀬と出会った日」から死んだ関係者を全て蘇らせる事を命じる。その代償として自らの内に秘める15の負位置の魔導力を全て失い、極普通の人間となった。しかし本人はそれすらも「問題ない、これからも楽しくなる」と一笑にふした。その後、儚くも散っていった人々を甦らせた"聖女"であり、かつ人と魔の争いに終止符を打った前代未聞の"魔王"として「聖魔王」と呼ばれる。だが本人に曰く「力を失わずとも聖魔王として世界を支配する期間は五年間くらいのつもり」だったらしい。五年後には後継者を見つける為、聖魔杯を開催するつもりでいる。続編の『戦闘城塞マスラヲ』にも登場している・・・?
伊織 貴瀬(いおり たかせ)
悪の組織〈伊織魔殺商会〉の会長兼企画兼経理兼広報兼営業を勤める極悪非道な青年。その素性は関東機関最強の導化猟兵「E0」にして、神殺し四家の一つ、伊織家の当代。そして食欲魔人みーこの使徒である。愛称は「たぁくん」もしくは「いおりん」だが、この呼ばれ方をすると激しく怒る。その筋では「ミッペルテルト」と呼ばれている。男は総じてクソガキ扱い、女にはネコミミとメイド服を着用させるアレな人物。
鈴蘭に架せられた借金を払わせる為彼女を誘拐、伊織魔殺商会のメイドとして働かせ、果てにはアウターや魔人が蠢く裏社会に引きずり込む。つまり本編が始まる切っ掛けを作った男。E0だった頃にみーこに喰われて記憶を失い、彼女の使徒として仕える。が、彼女が自らを喰ったアウターであるという事を忘れている為(みーこも自身がアウターだという事やそれに付随する記憶を失っていた)、逆に仕えさせているという感じ。後の臨死体験でその頃の記憶を取り戻し、性格が豹変する。退会後の鈴蘭を再び引きずり込む為、私立開栄高校の美術教師「貴瀬伊織」として再度近付く。
その身に秘められた力を天に狙われ、ユグドラシル・システムの中核とされる。その様子はまるで囚われのお姫様。フェリオールの幼馴染み。
幼少の頃にみーこに気に入られた為、両親は全て喰われて伊織家当代にされる。そして黒龍の一片を埋め込まれて真性の龍撃手となる。その後何らかの事情でみーこと別れ、関東機関に入隊、E0となる。しかし再度みーこと遭遇、再び彼女に喰われて今度は自らの素性も全てを忘却する。しかし後の臨死体験によって記憶が戻り、自らがみーこの慰みの為だけに生かされた存在である事を思い出す。その為みーこを憎む反面、諦観からくる心の支えとしている。黒龍という永遠と再生の力を持つが故に天に攫われる。そしてユグドラシル・システムの暴走によってアペイロンに乗っ取られるが、鈴蘭により黒龍を弾き出されてその力を失い、普通の人間となる。その後フェリオールと興した会社は負債まみれになり、さらに鈴蘭によって力づくで乗っ取られ再び悪の組織として動きだした。
白井 沙穂(しらい さほ)
伊織が引き連れる、日本刀を提げた白髪眼帯のメイド少女。伊織は沙穂の事を「軍曹」と呼ぶ。
無口で無表情、一見すればクールだがその実は何も考えていないだけ。唯一反応を示すのは戦闘のみであり、「斬れ」と命じられたもののみを嬉々として斬りかかるという、かなりアレな人。眼帯に隠された右目には隔離世の景色を見る事が出来、干渉する事さえも出来る。
その正体は関東機関の導化猟兵でコードEX(元E1)で、「軍曹」は所属していた頃の最後の階級。異常なまでの無反応と「斬る」事に対する執着は、人体改造による精神への影響が引き起こしたものだった。それ故に貴瀬(E0)と真琴(局長)の命令しか聞かない。後の木島連隊襲撃時、チャンとの戦いで殺されるが、ドクターとリッチは死者蘇生の実験体にしようとしており・・・?
戦死した沙穂だったが、ドクターとリッチの改造により蘇生する。その際に性格が異常に明るくなっており、周囲が大騒ぎしたが、導化猟兵に改造されたて壊れた性格が本来の状態に戻っただけらしい。しかし「斬る」事に対する異常な執着を変わらず、戦闘時は以前と変わりはなく獲物を斬る事を楽しんでいる。水無月の時雨と死の恐怖を取り戻す為に戦い、腕を断たれて死の危機に瀕するが、右目に仕込まれていたレーザーで水無月の時雨をその刀ごと切り裂く。終戦後も引き続きドクターに改造され、ロケットパンチを搭載する。
みーこ
伊織の屋敷に住む住人の一人で、常に浮遊する謎のメイド美女。伊織の事を「たぁくん」と呼び、その度に怒られる。
その正体は初代魔王の側近、「食えぬものなし」と謳われ「億千万の口」の異名を持つ〈億千万の眷属〉の一人、食欲魔人。また生きる事、殺め続ける事に悲嘆し、自殺願望から神殺し四家を作った張本人でもある。過去に何らかの事情で「堕ち」て記憶を失い、伊織達との漫然とした生活の中で澱に沈んでいく筈だった。しかしその力を狙うゼピルムや神殿教会との戦闘で記憶が蘇り、本来の残虐なカミとしての性格となる。その時VZを自らの小姓にしている。伊織家の地下9階では最強クラスの魔物を従えており、戦闘では「億千万の口」の異名通り、眷属とした者達を「口」として操り、最大の眷属であるフェンリルは世界を一つ丸ごと喰らう程大きな口を持つ。また神器《崩壊の鐘を打ち鳴らすもの》を持つ。記憶復活後は性格が一変し、1500万円の西陣織を貴瀬に買わせるなど主従関係がひっくり返っている。曰く根の国の大神タケハラスサノオの子孫。
リップルラップル
みーこと同じく、伊織の屋敷の住人の一人で、異常に感情発露の乏しいメイド幼女。語尾に「〜の」とつく。
常にミズノ製の金属バットを持っており(天の門で金属バットを切断された後のエピローグでは木製バットを使用していた)、彼女曰く「打つ、叩く、殴る」の三位一体。竜撃手の炎を打ち返し(チップだったが・・・)、最強クラスの防御魔法を操り、ノエシス・プログラムを管理し、更にはみーこ達アウターから同等以上の存在として見られ、しかも初代魔王と同名らしい。神器《ヘブンズゲート》を操り、アウター級の魔人である事は確実だが、その正体は謎に包まれている。魔導力を使う時は髪と瞳の色が青く染まる。
その正体は三日でその地位を追いやられた初代魔王を人形化した存在で、魔王不在時の円卓を管理する魔王代行を勤めていた。魔王の座を追いやられたのは、本人曰く「ちょっとやりすぎたの」らしい。更に「砂龍」「怒龍」「水龍」「飛龍」「火龍」「光龍」の龍達を操り、矢継ぎ早に喚び出して攻撃させる「ドラゴニック・パーティー」は強大を極まる(本来は「黒龍」も含めた七体らしいが、現在伊織と同化している為欠番)。元聖四天であり、マリアクセルの姉。
ドクター
伊織魔殺商会に所属する謎の医師、というよりも科学者。医療は勿論、人体改造や機械開発等、その得意分野は多岐に渡る。
その正体はアウター「十二神将」の一人「葉月の雫」であり、また長谷部家に剣術を伝えた水無月の時雨の弟。僅かな力しか持たないにも拘らず、未来を切り開いてく人間の可能性に感動し、人間の擁護者として科学に没頭した。その為、人間を下位として見る水無月の時雨からは嫌われている。無意味に叫びながら喋るが、それは本人がわざとやっている演技らしい、がそれを続けている内に馴染んでしまい、半ば素の状態となっている。現存するほぼ全ての神器の開発者であり、鈴蘭の《魔王の見えざる手(タキオン)》や、クーガーの《エーテル結晶》も彼の発明。人体改造では何かとドリルやロケットパンチなどを付けたがり、中でもドリルには異常なまでの執着を見せる。本人曰く「モテモテ回路」を組み込むからドリル人間になってもモテモテで問題なし・・・らしい。そんな彼は、リッチと組み、とうとう死者蘇生の技術を開発する。携帯の着メロは「トランスフォーマー・コンボイの謎」のテーマ曲。
戦闘時にはドリルを使用する(能力はかなり高く、催眠効果らしきものまである)。
イワン・トビノフスキー
伊織の屋敷の地下迷宮に住む巨大な 皇帝ペンギン。愛称はイワトビー。鳴き声はかなりグロテスク。
その正体は後天的にアウターまで上り詰めた鳥型の魔人で、古くは南極大陸を支配しリョーシヤ帝国を築き、支配していた剛の者。その意思はテレパシーの様に意思に響く仕様となっており、その言葉が分かるのは鈴蘭や貴瀬、同位のアウターやそれに近い存在だけである。人間、又はそれに似た外見の存在を非常に憎んでおり、円卓の規律さえなければ何度でも絶滅させてやりたいと思っている。「氷帝」の名を冠する程強力な凍結能力の持ち主とされているが、リップルラップルによると厳密には凍結ではなく、周囲の物体を原子や分子の運動を止める能力であるらしい。みーこに帝国と一族を滅ぼされている。
「天」との最終決戦には一切興味を抱かず参加していない為、最終巻ではかなり蚊帳の外。
リッチ
伊織の屋敷の地下迷宮に住む紳士然とした骸骨。
その正体は人と対話する事が出来る超高位ワイトであり、またあらゆる死者を使役し、末には死んだ自分すらも蘇生したと謳われる伝説の暗黒魔導師。その力は強大を極め、伝説級の大規模魔法を連発し、亡者達の連続召喚・再生をこなし、更には本来ワイトでは存在する事も難しい空中に浮遊し、全力を出し切れずとも自分と同等以上のアウターと互角に渡り合う程。本来その高い知性と温和な性格から伊織の屋敷に住むアウター達の代表格として表に立つ事が多い。より強い力を望んだ鈴蘭に魔力の扱いを教えたのもリッチである。同じく死者を集めるアウターであるフローレンス・ヴァルキュリアとは旧知の仲で、かつては死者の魂を奪い合った。彼の死亡はみーこによるものらしい。
「天」との最終決戦で鈴蘭の仲間として同行、アラン・マクレガーを倒す為にフローレンス司教との共闘する。そして勝利するが、その直後に騙まし討ちに遭って致命傷を負う。だが今まで集め続けた七億二千六十一万五千八百七十二の眷属を一気に開放し、フローレンス司教と共に消滅した。が、終戦後の鈴蘭によってアラン・マクレガーやフローレンス・ヴァルキュリアと共に蘇る。
ほむら鬼
通称「ほむらさん」。伊織家の地下6階で《火龍》の番人をしていた赤い目の男。
その正体はアウターの中でも最大級のパワーを持つ鬼神。飄々としつつも達観したその性格は鈴蘭や翔希の尊敬を得ていた、が実は人間を家畜同然に見下げ果てている真性の「鬼」。リップルラップルに曰く「人が正しいと思えるのは、人がそれ以上の力を持ってはいけない」という所までで、鈴蘭達の知っているほむら鬼はその部分までしか口にしていなかったほむら鬼だった。彼にとって人間とは自分の力の前に喘ぎ悶え、苦しんだ末に喰われるべき存在であり、そんな人間が鬼以上の力を持つ事を良しとはしない、というか鬼以上の存在を認めないある種の種族至上主義なので「天」との最終決戦でも鈴蘭達には味方せず、鈴蘭やそれに加担する者達を喰い殺すまで、という条件で「天」に味方する。喰い殺した後は「天」の者達も喰い殺す気でいたようだ。本人曰く、八柱の雷神の一人、炎雷(ほのいかづち)。
「天」との最終決戦時に翔希や睡蓮と接戦を繰り広げ、勝利するかに見えたが睡蓮の《炎獄、綿貫き》によって焼き殺された。しかし死ぬ直前に睡蓮を「鬼よりも強く、おっかないもの」と認め、鈴蘭の我侭による蘇生後は、式神として睡蓮に仕える。
伊織魔殺商会戦闘員(いおりまっさつしょうかいせんとういん)
その名の通り伊織魔殺商会の戦闘員。これすなわち全身黒タイツ&怪しげな仮面。しかし、タイツを脱ぐと美青年になる。『竜の火』では待遇改善を訴えストライキ中。要求とは、戦闘服のある部分にビッグな盛り上がりを設けること。『外の姫』では対・神殿協会戦のために伊織が譲歩し投入されたが全く役に立たず、結局伊織がほとんどの敵を倒すこととなった。『正の闇』ではドクターの開発した対セリアーナドリンク(中身は超濃縮した市販の栄養ドリンク。睡蓮はドクターペッパーそっくりと言った。)の被験者(犠牲者)にされたため再度ストライキを起こす。

[編集] 神殿協会

長谷部 翔希(はせべ しょうき)
神殺しの一族、豪剣・長谷部の血を引く神殿協会の勇者。素直すぎる性格で騙されることが多いが、その素直さゆえに自分の正義を貫き通そうと、『外の姫』ではみーこをかばい神殿協会と対立した。『澱の神』ではエスティから貰った神器《黒の剣》に認められ、ほむらの腕を一太刀で斬り落としている。人間出身では最強ランクの筈なのに鈴蘭のパーティーでは実力は下の方。鈴蘭と同じ学校に通う三年生で欠席ばかりしているのに成績は上の中、にも関わらず鈴蘭には馬鹿呼ばわりされることが多い。バイク好きで20年前に発売されたCBR400Fを解体屋から貰いうけ愛車としている。
一巻ではクラリカに鈴蘭のことをからかわれて顔を真っ赤にしたりと気があるともとれる表現があったが、最終巻では真琴に告白し、付き合い始めた。
クラリカ
神殿協会の異端審問会第二部のシスター。神威と称しながらも戦闘を楽しむ問題児だが、その実力は本物。鈴蘭と同じ学校に三年生の「倉梨花」として潜入しているが、実年齢21歳。愛銃モーゼルと錫杖を使った魔法《斥波》で戦う。昔、修道院時代に猛吹雪の屋外で両手にバケツを持ったまま朝まで立たされるという《伝説のお仕置き》(通称:暁に死す)を耐え抜いたことがある。
フェリオール・アズハ・シュレズフェル
神殿協会の16人いる司教の一人で、異端審問会第二部の部長。愛称は「ふぇりっ君」。貴瀬と幼馴染で、闇に堕ちた貴瀬を助けるために神殿教会に入った。ランディル枢機卿の教え子で、彼の企みに気づき魔殺商会に協力を仰いだ反面、貴瀬が記憶を取り戻すと殺そうとした。『外の姫』からはランディルの後釜として枢機卿となっており、聖女となった鈴蘭を光の側から助ける人物である。
ランディル・シア・エムネス
神殿協会の4人いる枢機卿の一人。聖騎士団時代に異端者クーガーを倒したことから、80歳近い今もなお聖騎士からは「神威の雷光」と畏敬され、闇の者からは「裁きの稲妻」と恐れられている。エスティに唆され、鈴蘭のもつ魔王の力で神になろうとしたが失敗。その後、神殿協会の地下牢獄に閉じ込められクーガーから預言者の正体を聞かされる。『獄の弓』で他界するも、『澱の神』で復活。
マリエット
クラリカと同じ修道院を主席で出た、十年に一人とも呼ばれる優秀なシスターで熱心な信徒。しかもかなり頑丈。魔導工学にも精通し、次世代型対魔装備『具象神威』シリーズの試験運用をこなす。本来エリートコースを辿るのだが、三型具象神威(火炎放射器の様な物)への凄まじい固執をはじめ色々と問題があり、異端審問会第二部へ配属された。
甲斐 律子(かい りつこ)
神殿協会の4人いる枢機卿の一人。貴瀬とフェリオールの幼馴染。神器《ミドガルズオルム》の使い手。とても朗らかな性格で、枢機卿一の穏健派。主に内政面担当。しかし怒ると物凄く怖い。また、穏健派と言ってもやはり枢機卿、『外の姫』ではゼピルムの大虐殺を指示するなどそれ相応の残虐さも持つ。関西人でたこ焼きとお好み焼きが好き。ショーペンハウアー枢機卿のセミヌード写真を所持。『澱の神』の功績により終戦後は教皇になった。
フローレンス・フリス・ラディス
神殿協会の16人いる司教の一人。大神殿の魔導理学部副部長で、第二聖騎士団を率いる。第二聖騎士団所有の、元アメリカ海軍エセックス級航空母艦を改装した強襲空挺艦『エンジェル・ストレージ』の設計者で司令。その正体はアウターであるワルキューレだが、その頭にはサイバーテイストたっぷりのヘルメット、腰にはキーボードという一味違う格好をしている。元々『エンジェル・ストレージ』は自身の目的であるヴァルハラへ魂を運ぶために作られた。かなりの自信家。『澱の神』でリッチと共闘の直後に騙まし討ちを敢行しリッチの集めた魂の回収を狙うが、七億二千六十一万五千八百七十二もの眷属を一気に開放されリッチと共に消滅。鈴蘭によって復活してからは枢機卿に昇進したものの、船で資材運びをやらされている。運んでいるものの一部は新教皇である律子の我侭によるタコとおたふくソースらしい。
マリーチ
初代魔王の側近で、「視えぬものなし」と謳われ「億千万の目」の異名を持つ〈億千万の眷属〉のひとり、視姦魔人。元々は聖四天の一人で現在は神殿協会の頂点に立つ預言者。聖四天を離れるとき、片方の翼を折ったことからショーペンハウアー等からは「片翼の堕天使」とも呼ばれる。愛称は「マリーちゃん」。心を覗き込むこともでき、必要とあれば相手の心になんらかを投影することもできる。そのレベルは相手の五感にまで影響するほど。マリーチの持つ神器《崩壊の鐘》は、ミーコの持つ《崩壊の鐘を打ち鳴らすもの》とは元々一つのもの。過去 クルト・ゲーデルに屈辱的な敗北を喫して以来、視る精度が落ち度々誤った結果を視るようになる。『澱の神』ではその事を思い出さされて墜ちた。眷属に通称『ラプラスの悪魔』がいるが、ハイゼンベルグの不確定性原理に打ち払われている。先読みの魔女であるセリアとのコンビは最強。
ショーペンハウアー
神殿協会の4人いる枢機卿の一人。主に外交交渉の任に就く。神器《サンダラーズ・ホワイト》の使い手。通称、女神姫。その正体は聖四天の一人であり唯一神第一直系使徒で第二次大戦の際に降りてきた。ミーコからは「金髪」と呼ばれる。聖四天の一人だが人間出身のため人間を大切に思っている。しかし、悪役を演じているので分かりにくい。他の枢機卿に預言者の正体が記される『魔の創世』を読ませたり、マリーチを「預言者」と呼び捨てにするなど神殿協会に背く行動を取る。『光の徒』ではその正体を現し、東京国際展示場立てこもり事件の首謀者であることを明かし、事件の最後には《天》のため貴瀬をさらっていった。『澱の神』ではマリーチに騙まし討ちに遭うが、アペイロンとの戦いでは鈴蘭に味方する。本人曰く「ちょっとした日本通」。
アンドリュー
神殿協会の4人いる枢機卿の一人。聖騎士団の運用を一手に引き受ける強面の武人。かなり堅い人物でショーペンハウアーに『魔の創世』を見せられた際には小一時間ほど説教したらしい。律子によると、岸和田あたりのケンカ好きのおっちゃんと変わらないらしい。
クーガー
通称「キリング・クーガー」および「クーガーおじさん」。フェリオールの後任として異端審問会第二部部長となった司教。ランディルが殺害したことになっている異端者で、視姦魔人マリーチの使徒。人間と魔人との間に生まれた"雑種”で、魔人狩りの神器《エーテル結晶》を持つ。両目は無く、片目は自分でえぐりとり、もう片方はセリアの願いを叶えるためにえぐった。目の色は鈴蘭や、マリーチと同じく赤。『正の闇』において鈴蘭に世界の仕組みを伝え、人としての意地のために鈴蘭にわざと殺され他界。その時に《エーテル結晶》を鈴蘭に譲る。『澱の神』では復活し、預言者の護衛兼聖騎士長となっている。

[編集] ゼピルム

エルシオン
ゼピルム総長。魔王制最後の魔王であるフィエルの息子。魔王を目指し、偽りの『地獄への回廊』を開けるもみーこに殺される。終戦後は復活し、関東機関と協定を結び魔物退治を行っている。実は妹がいる。
VZ(ヴィゼータ)
ゼピルム最高幹部の一人にして、鈴蘭の親友である高木嘉子(ニックネーム/カギ・カッコ)。ピンクのダテ眼鏡とリボンでまとめたツインテールで変装している。常に騒がしいお調子者だが、レイピアを最高秒間1024回繰り出せるという実力の持ち主。第二次大戦後の生まれで、魔人にしては若い方。新生ゼピルムではステルス戦艦『ヘルズゲート・アタッカー』の艦長になるが、エスティ帰還後は鈴蘭と乗員の総意により戦闘隊長を命じられる。『澱の神』ではアウター同士の戦いを目の当たりにし、終戦後は魔人らしく暮らすと言い、みーこに付いていった。
マニホルド=エスティ
ゼピルム最高幹部の一人。蓮華王の使徒。無数の見えざる手(多管手構造)を操る。かつて鈴蘭の母であるすみれに請われ、鈴蘭が入所していた孤児院に勤め見守っていた鈴蘭にとって思い出のお兄ちゃん。ゼピルムの構成員からは絶大な信頼を寄せられている。時々無茶な命令を出し、乗員の肝を冷やしている。みーこが言うには旬の過ぎた男。『光の徒』でリップルラップルにアウターと認められる。
ベルロンド
ゼピルムの幹部で、真琴の父が作ったドラグーン計画書を元に作られた《龍撃手》唯一の完成体を持つ魔人。龍撃手の力と関東機関を利用することでクーデターを起こし日本をのっとり、ゼピルムの最高幹部になろうとしたが、アウターに作られた本物の龍撃手E0・伊織貴瀬により失敗。情けなく命乞いをしたことでゼピルムにも見限られ命からがら逃げ出すものの神殿協会の代行者のジャベリンによって浄化され、闇に還った。終戦後は復活し、ゼピルムの戦闘隊長となる。
ラトゼリカ
ゼピルムの飛行船バーボットのオペレーターでVZ(ヴィゼータ)の親友。以前敵対していた鈴蘭にビビッている。ガノタでもある。新生ゼピルムでも『ヘルズゲート・アタッカー』のオペレーターの任に着いている。

[編集] 関東機関

飛騨 真琴(ひだ まこと)
極東最強といわれる対魔組織『関東機関』の局長。鈴蘭たちの通う『開栄高校』の三年生で、彼女の祖父は学園の理事長を務めている。クーデターの際に関東機関の全権を手に入れ、伊織家を臨時の関東機関本部として間借りしている。眼鏡っ子。
香良洲 菊人(からす きくひと)
関東機関最強の戦闘員E1。平和のために戦っている自分たちに平和が無い理不尽さを覚えクーデターに参加。関東機関の中では貴瀬と沙穂を除き最強を誇る彼でも、魔人と比べると圧倒的戦闘力の差があり、ごたごたを避けている。
桃条 千影(とうじょう ちかげ)
関東機関のE2で『龍の火』でのクーデターに唯一参加しなかったエリミネートナンバーの少女。戦闘力は不明だが、木島連隊の奇襲の中をポイントDまで逃げ切っている。一度もイラスト化されず最終巻には名前すら出てこなかった悲劇のキャラ。

[編集] 神殺し四家

名護屋河 睡蓮(なごやかわ すいれん)
『獄の弓』から登場した鈴蘭の妹。菊が他界後、鈴蘭に名護屋河の業を伝えるため上京したが、鈴蘭が放棄したため本流・名護屋河の当代となる。意外に天然。常に巫女服を着用している。礼儀にも煩い。しかし極度の方向音痴。弓の達人で、常識では考えられないことを平気でやってのける。鈴蘭よりも裏世界のことに詳しい。弓の腕や潜在能力も相まってその戦闘力は恐ろしいほど高く、名護屋河家最大奥義《炎獄、綿貫き》でアウターであるほむらをも殺している。終戦後は翔香のいる宮内庁神霊班に所属し、ほむらを従えている。元々頭がいいのか事務仕事はよく覚える。しかし、まだ「ぱそこん」は苦手のようだ。
名護屋河 すみれ(なごやかわ すみれ)
鈴蘭と睡蓮の母親。一時期当代にもなっている。鈴蘭を捨てた理由としては、鈴蘭に名護屋河の呪われた血を知らずに暮らしてほしかった、厳しい修行をさせたくなかった、というもの。一度は睡蓮までも捨てようとしたが、菊にバレてしまった。
名護屋河 菊(なごやかわ きく)
すみれの母で鈴蘭と睡蓮の祖母。名護屋河の先代で『獄の弓』にて亡くなっている。かつては神殺し四家の中でも飛びぬけた強さを誇っていた。終戦後は生き返って長谷部轟希のお茶友達に。
長谷部 翔香(はせべ しょうか)
翔希の姉。表向きは郵便局員で長谷部家の道場の師範代だが、実際は宮内庁神霊班副長に所属し「鬼姫」の異名をもつ。『外の姫』で神剣《今月今夜》と長谷部家の当代を継いだ。かつて指定一号殲滅任務第〇四三〇八号作戦に貴瀬、沙穂と共に参加していた過去を持つ。並みの魔人など相手にならない実力者だが、自分からは戦いに参加しない。沙穂の剣術の師でもある。また、初戦がみーこであったため全ての魔人がアウターであると思い込んでいる。『光の徒』ではリリムの手足を普通の刀で断ち、チャンの腕も斬っている。
長谷部 轟希(はせべ ごうき)
長谷部家の当代。『外の姫』で神剣《今月今夜》と長谷部家の当代を翔香に譲る。太平洋戦争中は軍に入隊し、刀一振りで各地を転戦した。広島訛が非常に強い。『光の徒』では家に来たテロリストを木刀で半殺しにした。
天白 氏鷹(あましろ うじたか)
かつての天白家当代。菊や轟希と同世代。戦時中は帝都の守りに就いていた。その腕前は上空1万メートルを飛行するB29の操縦士を弓矢で射ち殺すほど。
木島 キョウジ(きじま きょうじ)
木島連隊のリーダー。父、木島隆次は天白家の人間で、旧姓は「天白キョウジ」。神器《千変万化(サウザンド・アームズ)》を持つ。ショーペンハウアーの依頼で東京国際展示場に立てこもる。貴瀬に買収されるなど裏切りをも厭わない戦争のプロ。『澱の神』では、貴瀬から受け取った金(二百億)を元手に傭兵派遣会社を設立して、儲けている。

[編集]

マリアクレセル
唯一神第一直系使徒の聖四天で赤い髪の天使。ミウルスの上司に当たる。前作に続いて登場。リップルラップルの妹で存在を操る能力をもつ。みーこからは「赤い髪」と呼ばれる。趣味は女子高生のコスプレ。リップルラップルが「ナマチャン」と言うと、「やりますか」と言い姉妹で殴り合いを始める。その様子は旧大神殿の壁画「青い髪の魔王と赤い髪の大天使」となっていたが、真相を知ったショーペンハウアーによって新生大神殿に描かれるのは阻止された。
ガブリエル
聖四天の一人。最終決戦の日は風邪を引いて欠席。
ミウルス
超インドア派の落第天使。次期聖四天予定の天使。名前だけ出てきた。前作『ばいおれんす☆まじかる』でも登場。

[編集] 円卓

水無月の時雨(みなずきのしぐれ)
「斬れぬものなし」と呼ばれ、長谷部家に業を伝えた「剣神・水無月の時雨」。葉月の雫(ドクター)の兄でもある。『澱の神』では《今月今夜》を持つ沙穂と普通の刀で応戦し、あまつさえ沙穂の腕を切り落とすが沙穂の右目に仕込まれていたレーザーにより倒される。
アラン・マクレガー
通称「おかしな者」「ラメ入りペ○シマン」。南北アメリカ大陸連合国陸軍第一特殊機械化兵団所属シリアルMAM224318。階級は少尉。時空の果てから迷い込んだ命無き異界の旅人。秒間二万発を超える打撃能力と、全身に散らばった65536個のコアのマイクロ秒単位の相互補完の再生速度による驚異的な再生能力が特徴。『澱の神』では正気を失い友人のリッチと戦うが、フローレンスとVZ、さらにメタルストームの一点集中攻撃により破壊される。総活動時間は143010036801秒。終戦後、生き返り(?)日々人間になるためにドクターとリッチに改造手術を受けている。しかし、失敗続き。その失敗に起因するトラブルは手術場所を提供している関東機関にとって恒常化しており、「2000年問題」の符丁で呼ばれている。関東機関の人間いわく、「2000年問題さえなければいい人」
カナリア
歌声魔人。最終決戦の日は風邪をこじらせて声が出なくなっていたために欠席。
マーラー
〈億千万の眷属〉の一人。「億千万の●●●」の異名を持つ。最終決戦の日は腰を痛めていたため欠席。参戦していれば、真琴や睡蓮やカッコたち美少女組(鈴蘭は入っていない)が違う話になっていたらしい。
シンデレラ
灰被り魔人。最終決戦の日は年越しパーティーの舞踏会にでるため欠席。
トール
最終決戦には歳のため欠席。しかし、みーこが認めるほど強い。

[編集] その他

那田 蒼一郎(なた そういちろう)
宮内庁神霊班主任であり、銀座の秘密クラブ『ウサギ屋』のプラチナ会員権を持つ男。いぶし銀の中年親父。『澱の神』では睡蓮に巫女服のままでウサミミを着用させた。ウサミミの効力は金運あっぷ、恋愛運あっぷ、etc...etc...で、何故か着用していなくてもクリティカル率があっぷした翔香によって木刀で半殺しにあう。
セリアーナ
『正の闇』から登場したクーガーに懐いているSランクの魔人の少女で『先読みの魔女』。愛称は「セリア」。リップルラップルの友達で、正体は金毛九尾。まだ幼いため尻尾が3つしかない。金毛九尾はとっても偉いらしい。狐の耳とは別に人間の耳もちゃんとある(貴瀬に頭蓋骨に4つ穴が開いていると言われショックを受ける)。彼女に憑かれる(「お憑れさまですー」が合言葉)と無気力になり、油揚げやきつねうどんなど脂っこいものが無性に食べたくなる。クーガーに会う為に日本に来た。クーガーが鈴蘭に殺された際、自分の尻尾を1つ切って御印にし、自分も共に死んだことにした。その後は新生ゼピルムで鈴蘭と共に行動している。終戦後はやはりクーガーと共にマリーチに付き添っている。
リリム
『光の徒』でエスティに従っていた魔人。「夜の女王」の異名を持つが、知られざる翔香の強さを見せるための雑魚キャラと化す。
スピアー
『光の徒』でエスティに従っていた音速魔人。ハゲ頭だがそれすらも空気抵抗を減らすための工夫。キョウジからは「和尚」とあだ名をつけられ、イフリートにまでそう呼ばれて凹んだあげく、ミッペルテルトとしての貴瀬の強さを見せるための雑魚キャラと化す。
イフリート
『光の徒』でエスティに従っていた炎熱魔人。通称「ファイヤーマン」。リッチを倒したと勘違いした挙句イワトビーに瞬殺された。
キッド・ザ・トイボックス
『光の徒』でエスティに従っていた魔人。カッコに瞬殺される。

[編集] 用語

[編集] 種族

魔人
凄まじい能力を有した人型の異種族。その起源や詳細は謎に包まれているが、どうも古代における異世界の存在(神々)の子孫や、それらによって造られた存在であるようだ。その全てが高い戦闘力を有している訳ではない。
アウター
「異界の徒」とも呼ばれる。「この上無し」と謳われる程の強大な力を持つ、最高位の魔人達。多くは異なる世界からやって来た高次の存在だが、中には努力や突然変異等といった後天的要因やイレギュラーによってアウターに至った者達もいる。

Template‐ノート:SpoilerHでの議論により、この折り畳みテンプレートは9月1日に廃止となります。記事を編集してテンプレートを除去してください(単純に除去するのではなく、記事を整理した上で除去することが推奨されます)。また、新たに使用しないで下さい。

アウターに匹敵する能力を有したモンスター達。「龍」とは「そう呼ぶに値するモンスターに対する称号」であり、いわゆるドラゴンの姿をした龍は少ないらしい。劇中でも、ドラゴンの姿をしている龍は「火龍」のみで、それ以外は巨大なナマズやコウモリ、果てにはスライムや巨大ロボである。

[編集] 組織・集団

伊織魔殺商会 (いおりまっさつしょうかい)
伊織貴瀬を社長とする悪の組織。実は公然と「悪」を名乗るのにも貴瀬なりの理由があった、らしいが貴瀬本人が純粋に悪を楽しんでいる節があり、真偽は定かではない。天との最終決戦後は普通の貿易会社「伊織ワールドトレーディング」となっていたが、メイド長鈴蘭により力尽くで乗っ取られ、再び悪の組織として動き出すことになる。

Template‐ノート:SpoilerHでの議論により、この折り畳みテンプレートは9月1日に廃止となります。記事を編集してテンプレートを除去してください(単純に除去するのではなく、記事を整理した上で除去することが推奨されます)。また、新たに使用しないで下さい。

神殿協会(しんでんきょうかい)
表向きは預言者を頂点とする新興宗教団体。その実態は世界各地で活動する対魔組織で、枢機卿をはじめとして高い実力を誇る。12の聖騎士団(鈴蘭が聖女となってからは13)を保有する。天との戦いの後『神殿教団』と名を変えている。中でも問題児集団の異端審問会第二部は戦闘力が高い反面、性格は非常に罰当たりなのだが、いちいち気にするような組織ではないらしい。
ゼピルム
エルシオンの率いる魔人の組織。飛行船バーボットを本拠地とする。ランディルに力を貸したり関東機関のクーデターに加担するなど、陰謀を巡らしていた。『外の姫』で神殿協会と関東機関の総攻撃によって壊滅。なお、ゼピルムとは古い言葉でゼロを指す。
新生ゼピルム
鈴蘭を頂点とするゼピルム残党による魔人の組織。飛行船バーボットを改修した空中戦艦『ヘルズゲート・アタッカー』を所有する。関東機関に間借りしていたが、鈴蘭が聖女となった後は鈴蘭直属の第十三聖騎士団となる。
関東機関
日本の対魔組織。E0である貴瀬がいた頃は極東最強といわれる。前身は旧関東軍で、人体実験など非道なことをしていた。『龍の火』でベルロンド首謀のクーデターの際、腐りきっていた首脳部から真琴が全権を奪い建て直しを行うも、『正の闇』で木島連隊の襲撃で壊滅する。『澱の神』ではゼピルムとの協力で再建された。
神殺し四家(かみごろしよんけ)
神、つまりはアウターを殺す程の強い力を持った四つの家系の総称。名護屋河、長谷部、天白、伊織が該当し、それぞれ本流、豪剣、豪弓、邪流と称される。
四家の仲は相当悪い、というか本流である名護屋河が傍流である長谷部、天白、伊織を毛嫌いしているようだ。長谷部、天白の能力継承は業を伝える事だが、本流・名護屋河家は現当代が引退する際に次の当代にその力を受け継がせる事であるので当代の実力は先代を基点としており、それを高めることで更に実力を上げるという、一種のショーカットを行っている。「まさに神器が意思をもっている様だ」というのはエスティやみーこの言。天白家は力を絶やし、一般社会に下っている。

Template‐ノート:SpoilerHでの議論により、この折り畳みテンプレートは9月1日に廃止となります。記事を編集してテンプレートを除去してください(単純に除去するのではなく、記事を整理した上で除去することが推奨されます)。また、新たに使用しないで下さい。

木島連隊
木島キョウジ(天白キョウジ)と中国人青年チャンが中心となり世界各地で活動していた傭兵集団。彼らと対峙した部隊はほぼ皆殺し、入ったら抜けることも許されないという噂が立っており、彼らに関する情報はかなり少ない。『光の徒』では推定200名いた隊員が睡蓮、クラリカ、翔希、翔香との戦闘や内部抗争によってキョウジとチャンだけになってしまった。全てが終わったあとには、貴瀬に買収されたときの資金で立て直し、正式に傭兵組織となった。この資金のために伊織魔殺商会は一時的に倒産する。
神や天使といった、神聖な性質を持つ存在達の集団。人間の幸福を第一にする、と言えば聞こえはいいが、実際は自分達の管理によって当人達を無視した、変化の全く無い、ある意味真性の平和を作り出そうとしている。
円卓
魔王を中心としたアウター達の集団で、ノエシス・プログラムの維持・管理を担う。最高責任者(魔王代行)はリップルラップル。それに組する者の殆どは人類を何度でも絶滅させるだけの力を持ち、またそれを至高の娯楽とするような凶悪な性格をした者達である。
エンジェルセイバー
米国の対魔組織。著名な人物に久賀義巳がいる。続編にあたる戦闘城塞マスラヲにも組織名と司令が登場している。
クルースニク
北欧の対魔組織。

[編集] 計画

ノエシス・プログラム
現在この世界を動かしている謎のプログラム。「これを制する者は世界を制する事になる」として、多くの登場人物達が求め、争っているが・・・?

Template‐ノート:SpoilerHでの議論により、この折り畳みテンプレートは9月1日に廃止となります。記事を編集してテンプレートを除去してください(単純に除去するのではなく、記事を整理した上で除去することが推奨されます)。また、新たに使用しないで下さい。

イグドラシルシステム
天が考案する世界の運営システム。世界を不滅と予言で満たし、悠久の幸福を与えるシステムらしい。しかし効果を悠久に続けるだけの力が存在しなかった為、前回はこちらではなくノエシス・プログラムが採用された。しかしマリーチやショーペンハウアーは再生と吸収を司るミッペルテルト、つまり伊織貴瀬に目を付け、彼を中核とする事でユグドラシル・プログラムを実行しようとする。


aa - ab - af - ak - als - am - an - ang - ar - arc - as - ast - av - ay - az - ba - bar - bat_smg - bcl - be - be_x_old - bg - bh - bi - bm - bn - bo - bpy - br - bs - bug - bxr - ca - cbk_zam - cdo - ce - ceb - ch - cho - chr - chy - co - cr - crh - cs - csb - cu - cv - cy - da - de - diq - dsb - dv - dz - ee - el - eml - en - eo - es - et - eu - ext - fa - ff - fi - fiu_vro - fj - fo - fr - frp - fur - fy - ga - gan - gd - gl - glk - gn - got - gu - gv - ha - hak - haw - he - hi - hif - ho - hr - hsb - ht - hu - hy - hz - ia - id - ie - ig - ii - ik - ilo - io - is - it - iu - ja - jbo - jv - ka - kaa - kab - kg - ki - kj - kk - kl - km - kn - ko - kr - ks - ksh - ku - kv - kw - ky - la - lad - lb - lbe - lg - li - lij - lmo - ln - lo - lt - lv - map_bms - mdf - mg - mh - mi - mk - ml - mn - mo - mr - mt - mus - my - myv - mzn - na - nah - nap - nds - nds_nl - ne - new - ng - nl - nn - no - nov - nrm - nv - ny - oc - om - or - os - pa - pag - pam - pap - pdc - pi - pih - pl - pms - ps - pt - qu - quality - rm - rmy - rn - ro - roa_rup - roa_tara - ru - rw - sa - sah - sc - scn - sco - sd - se - sg - sh - si - simple - sk - sl - sm - sn - so - sr - srn - ss - st - stq - su - sv - sw - szl - ta - te - tet - tg - th - ti - tk - tl - tlh - tn - to - tpi - tr - ts - tt - tum - tw - ty - udm - ug - uk - ur - uz - ve - vec - vi - vls - vo - wa - war - wo - wuu - xal - xh - yi - yo - za - zea - zh - zh_classical - zh_min_nan - zh_yue - zu -