おユキ
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おユキは高橋留美子の漫画及びそれを原作としたアニメ『うる星やつら』の登場人物の一人。アニメでの声優は小原乃梨子。
[編集] 特徴・設定
ラムの幼馴染み。海王星の女王であり、雪と氷と冷気を操る雪女である。ただし普通の風呂に入っており、特に暑さに弱いというわけではなさそうである。原作では防寒着を兼ねた白い留袖で初登場。その下は氷で作られたビキニ。留袖で登場するほうが多い。また、様々な場所へと瞬間移動するための入り口を開くことができる。物静かだが、その性格は冷ややかで怖い。彼女を怒らせることは容易ではないが、ラン曰く「怒らせた者は恐ろしい目にあう」という。守銭奴で、女王であるにもかかわらず大福帳を持ち歩いて金銭を管理している。 竜之介と弁天を一撃で気絶させたコタツ猫にも勝利するなど、最強キャラとして最有力候補でもある。 弁天と同様に好きな異性に関する一切の情報が不明である。風邪になって体調を崩すと冷気を暴走させ、体温は零下にまで下がり、海王星全土を凍結させてしまうほどの冷気を発してしまう。
付き人達からは「おひいさま」と呼ばれ、B坊という雪男から姉の様に慕われている。
[編集] 登場
彼女が大量の雪を捨てるために開けた4次元空間が諸星あたるの部屋の押入れに繋がった。海王星は男が出稼ぎで出て行ってしまっているために、一緒に連れて行ったラム親衛隊は雪かきの人員として重宝された。 おユキの屋代で、あたるに押し倒され「いけません。いけません」と抵抗し、B坊に遮れられる。しかし、おユキ自身が「良いところだったのに…」と、多少なりとも期待していた台詞から、大人しいが情事に興味があることが窺える。
[編集] 作中での活躍
ラム、弁天と3人で番を張っていたとされるが本人は否定。ランも含めて仲はよく、ランの金儲けに協力するシーンもある。ラム、弁天、ランが黒板消しに似たロボットの担任の先生にたてついたときに自分の手は汚さず、(ただし、止めもしない)周囲が危険な目や痛い目にあっているときもこっそり難を逃れたりするちゃっかり者である。
守銭奴であり、海王星に自生するクチバシを抜くとシャーベットになる生物(名前もそのままで『シャーベット』)を海王星の特産物として売り出したり、冷気の出る風鈴を販売して金稼ぎをする場面もある。弁天が暴れたときは賠償金をきっちり請求している。弁天に「筋金入りのドケチ女」、ランに「冷血商人(あきんど)」と陰口を利かれたときは「気にしていない」と言いながら二人を氷漬けにしている。