TGV001
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TGV 001 (Tres Grande Vitesse 001)はTGVの最初の試作車で1969年から1972年まで試験された。TGV 001はガスタービン式の機関車（ターボトレイン）と付随車で構成され、アルストム社で製造され、250km/hから300km/hの速度記録を樹立した。
本形式はフランス国鉄が実施していた高速鉄道計画に伴う膨大な研究計画の一環として試作された。この計画は駆動、挙動、減速、空力等全ての技術領域を網羅していた。当初は試作車2編成が製造される予定だったが、実際には1編成のみ製造された。未成に終わった2編成目は振り子式車両として計画されていたが、技術的困難のために製造が中止された。
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[編集] 詳細
本形式は既に1967年試作のTGSを経て1970年よりETG・RTGとターボトレインを営業運転に投入していたSNCFにとっても、これまでの車両とは根本的に異なるものであった。2両の動力車の間に3両の付随車を挟んでいた。軽量車体で高出力の動力を搭載する設計コンセプトは後のTGV量産車にも受け継がれている。 TGV 001は連接車として設計され、各車は台車心皿上の連結器で接続されていた。この構造は曲線通過の時、傾きを減らす事が出来る。
機関部としては出力3760kWのTURMO IIIGと4400kWのTURMO Xがそれぞれ搭載されて試験を実施されており、前者では最高280km/h、後者では最高300km/hでの運転を計画していた。いずれも航空機メーカーであるシュド・アビアシオンが自社製軍用ヘリコプターであるスーパーフレロン用として開発したガスタービンエンジンを転用したものである。
[編集] 歴史
5227回の試験運転を行い50万kmを走行し、175回目の試験運転で時速300kmの壁を越えた。
TGV 001は1972年12月8日に記録したガスタービン-電気式車両による時速318kmの世界記録を現在もなお保持している。
1973年、オイルショックによって石油の価格が高騰、沈静化した後も石油を大量消費するガスタービン式は現実的ではないと考えられ、計画は電気式に転換された。
[編集] 保存
- T 001 : en:Bischheim (en:Bas-Rhin),
- T 002 : en:Belfort (en:Territoire de Belfort).
[編集] 参考
[編集] 外部リンク
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