アルテシア
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Artésia(アルテシア)はフランスとイタリア間を結ぶ列車のブランド名と合弁企業名である。 列車の乗務員はフランス側がフランス国鉄、イタリア側がトレニタリアで運営されている。
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[編集] 概要
2007年現在、パリ側はリヨン駅とほぼ隣接したベルシー駅(Artésia night(アルテシアナイト)のみ)から、トリノ、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマなど、他イタリア国内の主要都市に向け運行されている。ベルシー駅には専用のラウンジもある。
[編集] 昼行
昼行はミラノに向けてTGV Artésiaがイタリア乗り入れのため3電圧に対応したTGV Réseauを使用しLGV南東線、ヴァロルブ-シンプロン線経由でディジョン、シャンベリ、トリノ経由で3往復運行されている。1往復（TGV9247/TGV9248）はサン＝テグジュペリ国際空港に停車する。
昼行の「アルテシア」は、フランスから直接イタリアに入るルート（またはその逆）を経由する。パリとミラノの所要時間は、概ね7時間程度である。
2007年6月10日改正（2007年夏ダイヤ）における列車は以下の通り。フランス国内はTGV、イタリア国内はユーロシティの列車種別で運転される。
- TGV/EC9241・EC/TGV9248："Alessandro Manzoni"
- TGV/EC9247・EC/TGV9242："Alexandre Dumas"
- TGV/EC9249・EC/TGV9240："Caravaggio"
[編集] 夜行
夜行は2004年12月のダイヤ改正で長年親しまれた「リアルト」(ヴェネツィア行)や「ガリレイ」(フィレンツェ行)という２つの名列車は消えた。現在系統が統合された、Artésia nightが2往復運行され「パラチーノ」(ローマ行)がディジョン、ピアチェンツァ、パルマ、ボローニャ、フィレンツェ経由で、「スタンダール」(改正前はミラノ行。ヴェネツィア行)がディジョン、ミラノ、ヴェローナ経由で運行されている。
2007年6月10日改正（2007年夏ダイヤ）における列車は以下の通り。全列車ホテルトレインとして、ユーロナイトの系統に組み込まれている。
- EN227・EN226："Palatino"（パリ～ローマ、所要時間は約14時間30分）
- EN221・EN220："Stendhal"（パリ～ヴェネツィア、所要時間は約13時間）
夜行の「アルテシアナイト」は、スイス国内を経由する（スイス国内は乗降扱いなし）。このため、スイス入国においてビザが必要な国の国民は、スイスのトランジットビザを取得する必要がある。ヴァロルブ駅などのEU加盟国＝非加盟国間の国境駅では、機関車交換のための運転停車中、警察犬を連れた保安要員による車内検査も実施される（※）。ローマ行は、フィレンツェ～ローマ間では高速新線（ディレッティシマ）を走行する。
※スイスはシェンゲン協定への加盟を決めているが、現段階では未加盟であるため。
[編集] 将来
2018年に開業予定で現在建設が始まっているアルプスを貫くLGVの長大トンネルが開業すると、リヨン・トリノ間経由で既存線経由より所要時間が短縮される。
[編集] 参照
- トーマスクック ヨーロッパ鉄道時刻表 03初夏号 地球の歩き方編集室 ダイヤモンド社 ISBN 978-4478037058
- トーマスクック ヨーロッパ鉄道時刻表 07夏号 地球の歩き方編集室 ダイヤモンド社 ISBN 978-4478054284
- ThomasCook EUROPEAN Timetable Autumn 2007 Edition ISBN 978-1-84157-832-3 Page70-71（スイスのトランジットビザに関する記述）
[編集] 外部リンク
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| フランス国鉄 | |
| タリス | |
| ユーロスター | |
| 国際共同 |
アルテシア - リリア |
| 営業路線 |
LGV南東線 - LGV大西洋線 - LGV北線 - LGVローヌ・アルプ線 - LGV地中海線 - LGV東ヨーロッパ線 - LGV東連絡線 - CTRL |
