ROK大里放送所

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ROK大里放送所

ROK大里放送所（あーるおーけーおおざとほうそうじょ）は、沖縄県南城市大里字大城にある、ラジオ沖縄（ROK）の送信所である。

[編集] 概要

1960年に開局以来、那覇市首里崎山町の高台に沖縄テレビ（OTV）と送信所を共有していた（当時の名称はOTV首里崎山送信所）。1985年6月に沖縄テレビが送信所機能を豊見城市（当時は豊見城村）のNHK豊見城高安テレビ放送所に移転してからはラジオ沖縄単独の送信所として機能を続けた（ここでようやくROK首里崎山送信所となる）。しかし送信所の鉄塔や放送機器の老朽化、周辺地域の開発、そして当時の郵政省（現・総務省）の放送用周波数使用計画で周波数変更（783kHz→864kHz）と出力増力（5kW→10kW）が琉球放送（RBCiラジオ）とともに決まっていたため（RBCiは出力増力のみで1995年に増力済）、送信所の移転が検討されていた。

当初は豊見城村の旧NTT豊見城通信所跡地を希望し、日本テレビ系のテレビ局併設をも見越していたが、漫湖との景観や周辺住宅への電磁波被害などから豊見城村側に建設を断られた。

そして移転先が大里村（現在の南城市大里）に決まり、1998年1月に着工、同年7月に完成、それに先立ち試験放送が行われた（通常の放送を流すのではなく、音楽を流していた）。8月1日午前3時の放送終了をもって首里崎山（旧）送信所からの放送を停波、2時間後の午前5時の放送開始とともに現大里送信所からの放送を開始した。送信所の移転とともに周波数は783kHZから864kHz、出力は5kWから倍の10kWにそれぞれ変更された。送信開始を記念して安盛の暁でーびるが大里送信所から生放送された。

通常は送信所機能だけだが、イベント開催にはサテライトスタジオとして、緊急時の場合は予備スタジオとしての機能もある。場所は沖縄県道86号南風原知念線沿いにある。

[編集] 送信設備

放送局名	コールサイン	周波数	空中線電力	放送対象地域	放送区域内世帯数
ROKラジオ沖縄	JOXR	864kHz	10kW	沖縄県	約-世帯

[編集] 関連項目

ROK FM中継局

• 名護ラジオ中継局（2001年に名護市羽地の多野岳に設置）
• 国頭ラジオ中継局（2001年に国頭村安田に設置）
• 宮古島中継局（2005年に宮古島市伊良部島に設置）
• 多良間中継局（2005年に多良間島に設置）
• 石垣中継局（2004年に石垣市於茂登岳に設置）
• 西表祖納中継局（2004年に西表島西部の祖納に設置）
• 与那国中継局（2004年に与那国島に設置）
• 南大東中継局（2007年に南大東島に設置）

その他

• NHK豊見城放送所（豊見城市字金良にあるNHKラジオ第1・第2の送信所があるほか、高安にはかつて旧送信所で同居していた沖縄テレビの送信所がある）
• RBC・QAB嘉数放送所（豊見城市字嘉数にあるRBCiラジオの送信所）