KREVA
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KREVA | |
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基本情報 | |
出生名 | 畠山貴志 |
出生日 | 1976年6月18日(32歳) |
血液型 | O型 |
学歴 | 慶應義塾大学環境情報学部 |
出身地 | 東京都江戸川区 |
ジャンル | ヒップホップ |
職業 | ヒップホップMC、トラックメイカー |
活動期間 | 2004年~ |
レーベル | BURGER INN RECORDS(2004年) Knife Edge(2004年~) |
事務所 | エレメンツ |
共同作業者 | DJ SHUHO |
公式サイト | http://www.kreva.biz/ |
KREVA(クレバ、本名:畠山 貴志(はたけやま たかし)、1976年6月18日-)はヒップホップMC、トラックメーカー。血液型:O型。東京都江戸川区出身、東京都立国際高等学校、慶應義塾大学環境情報学部(SFC)卒業 。ヒップホップグループ、BY PHAR THE DOPEST及びKICK THE CAN CREWのMC兼トラックメイカー。FUNKY GRAMMAR UNIT、神輿ロッカーズの一員。所属レコード会社はポニーキャニオン。所属レーベルはKnife Edge。身長178cm。好きな食べ物はツナ。
名前の由来は英単語clever(「ずる賢い」の意)から。
目次 |
[編集] 来歴
アンダーグラウンドでの活動では、CUEZEROと共にBY PHAR THE DOPESTの活動を長く勤め、アルバム『BY PHAR THE DOPEST』をリリースするまでに至る。
1997年からLITTLE, MCUとともに活動を開始したKICK THE CAN CREWでは、MCとほぼすべての曲のトラックメーキングを担当。2002年には「マルシェ」でNHK紅白歌合戦出場を果たす。
即興でリリックを作りラップをするフリースタイルのスキルには定評がある。
1999年から2001年の間、HIP HOP界の頂点を決めるイベントである「B-BOY PARK」のMCバトル(即興でフリースタイルを披露する)にて史上初の3連覇を達成し、殿堂入りを果たした。特に2001年は、KREVAを意識したラッパーが続出する中での堂々たる優勝であった(2002年以降は、選手としては不参加)。
2004年6月、日比谷野外音楽堂での2daysライブを最後にKICK THE CAN CREWの活動を休止。同年、自らを「新人クレバ」と称しソロ活動を開始した。自身の誕生日6月18日、インディーズからシングル「希望の炎」を10908枚限定リリース。そして9月8日、ポニーキャニオン内レーベルの"Knife Edge"から、シングル「音色」でメジャーデビューし、本格的なソロ活動を開始。10月には2ndシングル「ひとりじゃないのよ」、11月には1stアルバム『新人クレバ』をリリース。
2005年、インディーズデビューから約一年を経て、「新人クレバ」から「KREVA 2nd season」と銘を変え更なる活動を展開。「ファンキーグラマラス feat.Mummy-D(マボロシ/Rhymester)」、「イッサイガッサイ」、「スタート」、「国民的行事」と前年を超える4枚のシングルをリリースした。
2006年、2月1日にアルバム『愛・自分博』をリリースし、2月13日付けで、HIP HOPソロアーティストとしては初となるオリコンウィークリーチャート1位を獲得した。また、同アルバムのツアーである「KREVA TOUR 2006 愛・自分博 ~国民的行事~」を開催。最終公演の東京では、こちらもまた邦楽ヒップホップソロアーティスト初となる日本武道館公演を果たす。このツアーについてはDVDの項を参照。 9月、「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2006」で10年振りにBY PHAR THE DOPESTとしての活動を再開。シングル「恥じゃない」、アルバム『だからどうした!』を発売。収録曲全部が、生まれ年である1976年の楽曲をサンプリングしたトラックで構成されている。また、吉井和哉のツアー『TOUR2006 THANK YOU YOSHII KAZUYA』のオープニングも手掛けた。
2007年、5月からは、TOKYO FM及びJFNのヒューマン・コンシャス・プロジェクトの一環として、久保田利伸とのツアーを実施し、久保田利伸 meets KREVA名義でコラボレーションシングルをリリースした。詳しくは久保田利伸 meets KREVAの項を参照。また、6月からはヒップホップソロアーティストとしては初となる大ホールツアーとして「KREVA CONCERT TOUR '07 SEASON-1『意味深』」を東京、名古屋、大阪、福岡で実施する。5月25日、渋谷センター街のボードにて夏に3rdアルバム(よろしくお願いします)のリリースと、6月にSPITZの草野マサムネとのコラボレーションを発表した。10月からは「KREVA CONCERT TOUR '07」とこの年2度目のツアー「KREVA CONCERT TOUR '07 『K-ing』」を広島、高知、名古屋、大阪、横浜、仙台、札幌、福岡と後から大阪厚生年金会館も追加して開催し、SONOMI、千晴、FU-JI、熊井吾郎、DJ SHUHOらと各地で公演を行った。さらにアルバム発売を前に3度目のツアー「テレビ朝日開局50周年記念 KREVA CONCERT TOUR '07」を、11月23日より2日間、1日目はゲストデー、2日目はノンゲストデーとして自身2度目の武道館で行うことが発表され、ゲストデーには、ツアーに帯同した5人に加えCUEZERO、DABO、MUMMY-D、久保田利伸、ALI-KICK、草野マサムネ、KOHEI JAPAN、SHINGO☆西成らが出演し、出演はなかったが宇多丸なども観戦していた。ノンゲストデーはすべて1人でライブを進行させた。さらにツアー各会場ではバックステージ招待企画を実施した。
2008年、1月15日には自身のブログで、約4年半交際していた1つ年上の一般女性と結婚したことを発表した。3月19日には自身初となるベストアルバムの『クレバのベスト盤』を発売。このアルバムについてCM集をYouTubeで一般に募集したことも話題となった。詳細はアルバムの項目を参照。また、映画『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』に出演。さらにその主題歌「裏切り御免」を、KREVA、布袋寅泰、亀田誠治による期間限定ユニット「The THREE」が担当した。
[編集] 人物・エピソード
- MC以外にも幅広い才能を見せている。平井堅、小柳ゆきなど様々なアーティストの楽曲のリミックスや客演を行い、また近年、CUEZERO、 SONOMIを率いて自らのレーベル「くレーベル」を発足し、プロデューサーとしても活躍している。DJ TATSUTAと結成した顔PASSブラザーズ、BLAST RAMPAGEの千晴と結成したストレスFREEとしても活動している。
- KICK THE CAN CREWとしてのメジャーデビュー以前の2000年には、映画『ケイゾク』のオープニング/エンディングテーマ、ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』の音楽を担当した。以降、堤幸彦監督作品には度々起用され、2006年にはドラマ『輪舞曲』の音楽も担当。
- 音楽以外の活動としては、2005年3月公開の映画『ローレライ』にて小松春平役で俳優として映画出演している。
- かつては原宿のブティック「CRIB」のスタッフでもあり、同店から発売されるTシャツとタイアップしたCDを製作するなどの活動も行っていたが、2007年春に活動休止となった。
- 大学時代はテニスサークルに所属していた。
- サッカー好きであり、KICK THE CAN CREW時代からのスタッフ等で構成されるサッカーチーム「東京忍者」の代表でもある。好きな選手はリカルド・クアレスマで、JUMP ON IT という曲中で歌詞にしている。ツアー中、ホテルでしばしばウイニングイレブンに興じていることもブログにて明かしている。
- 両親と姉がいる。
- KICK THE CAN CREWとして活動をしている時から、妄走族の般若に何度もDISられるが、KREVA自身は一度もアンサーを返していない。
[編集] ディスコグラフィ
[編集] シングル
[編集] インディーズ
[編集] メジャー
- 音色(2004年9月8日)
- ひとりじゃないのよ feat.SONOMI(2004年10月20日)
- ファンキーグラマラス feat.Mummy-D(マボロシ/RHYMESTER)(2005年1月13日)
- イッサイガッサイ(2005年6月15日)
- スタート(2005年9月8日)
- 国民的行事(2005年12月7日)
- Have a nice day!(2006年8月2日)
- THE SHOW(2006年11月1日)
- アグレッシ部(2007年3月14日)
- くればいいのに feat.草野マサムネ from SPITZ (Single Edit)(2007年6月20日)
- ストロングスタイル(2007年10月3日)
[編集] アルバム
- 新人クレバ(2004年11月3日)
- CUEZERO、RHYMESTER/マボロシからMummy-D、THC!!からKANA、BONNIE PINK、NG HEADが参加。約15万枚
- 愛・自分博(2006年2月1日)
- 元・新人クレバ(2006年2月1日)
- ファーストアルバム『新人クレバ』からボーナストラックの「Baby Dancer」を省いた廉価版。
- よろしくお願いします(2007年9月5日)
- 愛・自分博~紫~(2007年9月5日)
- クレバのベスト盤(2008年3月19日)
[編集] インスト集
- BEST OF MIXCD NO.1(2007年3月14日)
[編集] DVD
- KREVA TOUR 2006 愛・自分博〜国民的行事〜日本武道館(2006年9月8日)
- KREVA CONCERT TOUR '07 意味深(2007年11月14日)
- KREVA CONCERT TOUR '07 K-ing~日本武道館2DAYS(2008年6月18)
[編集] 客演(一部リミックスを含む)
- Maestro-T's Innocent Remix(Featuring Rap KREVA) 1998年12月
- MINAMI、Analog 12inch Single『MINAMI feat:KREVA』Remix Side:Bに収録
- FEEL DE VIBES ~心・技・体~ feat. BOOGIE MAN&KREVA 2000年7月14日
- SISTER KAYA、アルバム『DRAGON LADY~龍的淑女~』に収録
- After Hours / ORITO&Neo feat.KREVA 2000年7月20日
- オムニバス盤「WIRED2」に収録
- Tiny Honey-Tiny Voice Ultimate Connection feat.KREVA 2001年6月6日
- Neo、シングル「Tiny Honey」に収録
- Sinu-City / KREVA, UZI, Mummy-D 2001年9月1日
- オムニバス、アルバム『思考回路』/V.A. に収録
- wonderful world(KREVA remix feat. KREVA from KICK THE CAN CREW) 2001年11月28日
- 平井堅、アルバム『Kh re-mixed up 1』に収録
- Zubi Zubi 24//7:feat.KREVA & NG HEAD 2002年7月17日
- Home Grown、アルバム『Home Grown』に収録
- 太鼓盤 feat.KREVA 2004年3月1日
- さわげないサタデナイ feat.KREVA
- 夜祭りインザCLUB feat.KREVA
- CUEZERO、アルバム『3分クッキング』に収録
- Private Collection feat.KREVA(KICK THE CAN CREW) 2004年8月4日
- Home Grown、アルバム『Time is Reggae』に収録
- ファンキーグラマラス Part.2 featuring KREVA 2005年1月13日
- マボロシ、シングル「ファンキーグラマラス Part.2 featuring KREVA」に収録
- マボロシ、アルバム『ワルダクミ』にも収録
- アイノカチ feat.KREVA 2005年2月23日
- 童子-T、アルバム『童夢』に収録
- よ!マッテマシタ!!feat. KREVA 2005年5月11日
- DJ TATSUTA、アルバム『DYNAMITE』に収録
- Baila Baila feat.KREVA 2005年6月22日
- MOOMIN、アルバム『LINK UP』に収録
- 晴天 feat. CUEZERO, KREVA 2005年7月20日
- SONOMI、シングル「晴天 feat. CUEZERO, KREVA」に収録
- 醤油ベビ/ KREVA introducing ツボイ 2005年8月24日
- DANCEHALL PREMIERシリーズ、アルバム『Dancehall Premier Presents. Reggae Million Ⅱ』に収録
- 希望の橋~Remix feat.KREVA~(Bonus Tracks) 2005年11月2日
- Vo Vo Tau、アルバム『VVT 03』に収録
- ラップおじいちゃん feat.AMIDA,KREVA 2005年12月21日
- 餓鬼レンジャー、アルバム『GO 4 BROKE』に収録
- ウィークエンド・シャッフル feat. MCU,RYO-Z,KREVA,CUEZERO,CHANNEL,KOHEI JAPAN,SU,LITTLE,ILMARI,GAKU-MC,SONOMI,PES,K.I.N,童子-T 2006年3月6日
- RHYMESTER、アルバム『HEAT ISLAND』に収録
- ライツ、カメラ、アクション Remix feat. KREVA 2006年5月3日
- レミー・マー、アルバム『THERE'S SOMETHING ABOUT REMY : BASED ON A TRUE STORY』に収録
- TA-KA-YO-U-JI(侍バウンス) feat.KREVA 2007年2月21日
- DABO、アルバム『DABO Presents B.M.W. -BABY MARIO WORLD- Vol.1』に収録
- E.G.O feat.KREVA 2007年7月18日
- SONOMI、ミニアルバム『Everyday☆エビデー☆』に収録
- TECHNIC feat KREVA 2007年10月17日
- It's too late feat.KREVA
- You can see?Pt.2 feat.KREVA, 千晴
- SONOMI、ミニアルバム『midnight』に収録
- 無礼 KING feat.KREVA
- 千晴、シングル「GO」に収録
[編集] リミックス
- Strawberry(KREVA Remix) 2000年2月
- JOY、シングル「Strawberry」に収録
- 映画『ケイゾク』KREVA REMIX 2000年9月1日
- 12inchシングル「BURGER INN RECORDS」に収録
- U ~KREVA REMIX~ feat.KICK THE CAN CREW
- DOUBLE、シングル「Angel」に収録
- It's all about(KREVA Remix) 2001年3月28日
- 傳田真央、アルバム『MAO DENDA REMIXES 1』に収録
- beautiful world(KREVA REMIX) 2001年5月30日
- 小柳ゆき、アルバム『my all..』に収録
- I Want Your Love(KREVA’S CDJ-1000 remix) 2001年10月11日
- リミックスアルバム『リ・シック ~シック・リミックス~』に収録
- TRIPPIN'(baby remix)remixed by KREVA(from KICK THE CAN CREW) 2002年9月4日
- 光永亮太、シングル「TRIPPIN'/Lippsoul」に収録
- 愛のために。(KREVA Remix) 2005年8月24日
- 上戸彩、アルバム『UETOAYAMIX』に収録
- ONE DAY(KREVA REMIX)/m-flo loves 加藤ミリヤ Remixed by KREVA 2005年11月2日
- m-flo、リミックスアルバム『DOPE SPACE NINE』に収録。ラップでも参加している。
[編集] プロデュース作品
顔PASSブラザーズ、ストレスFREEとしての作品は除く
- 「My Routine」 2004年4月9日
- MELLOW YELLOW、アルバム「Funky,Freaky & Fresh」に収録。
- 「Don't Stop」 2007年2月21日
- 童子-T、シングル「Don't Stop」に収録、アルバム『ONE MIC』(2007年8月29日)にも収録。
- 「スロウ」 2007年6月20日
- KOHEI JAPAN、アルバム「family」に収録。
- 「Everyday☆エビデー☆」、「不安なキモチ」、「ウキウキメープル通り」 2007年7月18日
- SONOMI、ミニアルバム『Everyday☆エビデー☆』に収録
- 「TECHNIC feat KREVA」 2007年10月17日
[編集] 主な出演
[編集] テレビ
- 恋愛部活(2006年『秋の林間学校スペシャル』など数回)
- 笑っていいとも!・テレフォンショッキング(2006年11月22日)
- グータンヌーボ(2007年9月12日)
- 徹子の部屋(2007年9月13日)
- カートゥンKAT-TUN(2007年10月10日)
[編集] ラジオ
[編集] 映画
[編集] CM
[編集] PV
BY PHAR THE DOPEST及びKICK THE CAN CREWの作品は除く
- 吉井和哉、シングル「バッカ」
[編集] 関連人物
- FUNKY GRAMMAR UNIT
- RHYMESTER
- Mummy-D(マボロシ)
- EAST END
- MELLOW YELLOW
- LITTLE(KICK THE CAN CREW)
- MCU(KICK THE CAN CREW)
- CUEZERO(BY PHAR THE DOPEST、くレーベル)
- CHANNEL
- RIP SLYME
- DJ TATSUTA(顔PASSブラザーズ)
- DJ SHUHO
- RHYMESTER
- AKIRA、または、AMIDA、EVISBEATS(Nortable MC、元韻踏合組合)
- 久保田利伸
- BLAST RAMPAGE
- 吉井和哉
- 草野マサムネ
- EL-MALO
[編集] 外部リンク
- KREVA公式サイト
- KREVA@YouTube 公式 YouTube チャンネル
インディーズシングル |
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「ケイゾク」サウンドトラック KREVA REMIX - 希望の炎 |
シングル |
音色 - ひとりじゃないのよ - ファンキーグラマラス - イッサイガッサイ - スタート - 国民的行事 - Have a nice day! - THE SHOW - アグレッシ部 - くればいいのに feat.草野マサムネ from SPITZ (Single Edit) - ストロングスタイル |
アルバム |
新人クレバ - 愛・自分博 - 元・新人クレバ - よろしくお願いします - 愛・自分博~紫~ |
ベストアルバム |
クレバのベスト盤 |
インスト集 |
BEST OF MIXCD NO.1 |
DVD |
KREVA TOUR 2006 愛・自分博〜国民的行事〜日本武道館 - KREVA CONCERT TOUR '07 「意味深」 - KREVA CONCERT TOUR '07 K-ing~日本武道館2DAYS |
関連項目 |
KICK THE CAN CREW - BY PHAR THE DOPEST - くレーベル - FUNKY GRAMMAR UNIT - The THREE |