Halo Wars
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ジャンル | リアルタイム・ストラテジー |
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対応機種 | Xbox 360 |
開発元 | バンジースタジオ/アンサンブルスタジオ |
発売元 | マイクロソフト |
メディア | DVD |
発売日 | Unknown Unknown 不明 |
対象年齢 | CERO ESRB |
その他 | Xbox Live |
『ヘイロー・ウォーズ』(Halo Wars)は バンジースタジオ と アンサンブルスタジオ とのコラボレーションにより、Xbox 360独占ソフトとして製作されている、HALOシリーズを題材としたリアルタイムストラテジーゲームである。
目次 |
[編集] バックグラウンド
これまでのHALOシリーズはシューティングゲームとして知られているが、本作はプレイヤーが直接キャラクターを操作して敵と戦うのではなく、マップ上に展開するユニットに対し指示を与えてゆくリアルタイムストラテジーゲームである。HALOシリーズの世界観上、宇宙空間での戦闘も想定されるが、今のところ地上戦のみしか確認されていない。また、マルチプレイにおいては、コヴナント側となって戦うことも出来る様だ。
本作はHalo Wars公式サイトやマーケットプレースによるダウンロード販売も予定されている。
ヘイロー・トロリジーで主人公であったマスターチーフは登場しない。[1]
[編集] ストーリー
ヘイロー・シリーズの記事も参照
- 26世紀。人類の科学は飛躍的に進歩し、光の速さより早いワープ、「光速移動」と呼ばれることが可能になった。これにより人口過剰である地球から多くの人類が太陽系外部へと進出し、地球外に200以上の殖民地を設けた。また、太陽系外進出の過程で、『リーチ』と『ヤード』と呼ばれる惑星は人類の交通要所となり、これらはは民間・軍用共に大規模で本格的な造船所が存在し、他の施設も充実する「第2の地球」ともいえる惑星であった。
- 2525年。 繁栄を謳歌していた人類。 だが、『未知の勢力と遭遇した』との連絡を最後に、遠方の植民地惑星『ハーベスト』から連絡が途絶える。これを調査するため、UNSC(地球軍)はハーベストに戦闘部隊を送り込む。だが、惑星ハーベストから帰還したのは大破し撃沈寸前のUNSC艦1隻のみで、傍受した通信から相手は『コヴナント』(神との "契約者" )と称し、『人類の存在は神への冒涜である』と、聖戦を布告してきたのだった。 これが、人類とコヴナントのファースト・コンタクトとなる。
- そして2531年。UNSCはハーベストを奪還するために、プレストン・コール提督指揮の下、人類史上最大規模の艦隊を動員。 ハーベストを占領するコヴナント地上軍とコヴナント艦隊を撃滅する為、軌道上と地上の両方に部隊を展開。交戦状態に突入。
- これが、人類対異性人の戦い。つまり『コヴナント戦争』の勃発である。
- プレイヤーはUNSCのフェニックス級コロニー・シップである、スピリット・オブ・ファイア (UNSC Spirit of Fire)及び搭載する戦闘部隊を指揮することとなる。
[編集] プロット
[編集] UNSC
- UNSC(ユネスク)とはUnited Nation Space Command(ユナイテッド・ネイション・スペース・コマンド)のことで、つまり『国連宇宙軍』のことである。 しかし、地球人の軍隊であることと、説明上、会話上の都合から大抵『地球軍』と呼ばれる。
- 公用語は英語とスペイン語、そしてスワヒリ語となっている模様。
[編集] コヴナント
- コヴナント(Covenant)とは多種族のエイリアンによる軍事的、宗教的連合軍である。
- 人類よりも進んだテクノロジーを保有し、UNSCよりも強靭な軍隊を保有している。 彼らの目的は全ての生命を救済へと導く『大いなる旅立ち』(The Great Journey)を確立させるために、必要不可欠な『聖なるリング』(要するにHALO)を探し出すことと、それを妨害する人類を根絶することである。
[編集] 惑星ハーベスト
- ハーベスト(Harvest)はUNSCの植民地のひとつ。本作の主戦場となる惑星であるが、同時に先駆者(フォアランナー)のアーティファクトが眠る場所としての価値観をも持ち合わす。
- ハーヴェストという名前からして、穀物の生産が盛んだったのであろう。
[編集] コロニー・シップ
- CFV-88 スピリット・オブ・ファイア(Phoenix-Class Colony Ship CFV-88 Spirit of Fire)
- スピリット・オブ・ファイアはUNSCのフェニックス級コロニー・シップ(植民船)である。コイル・キャノンのMACガンとアーチャー・ミサイル、50mmCIWSで武装し、船体内部にはペリカン、アルバトロスのようなドロップシップ(降下艇)。スコーピオンやワートホグ、海兵隊などの地上部隊を格納する強襲揚陸艦のような能力を持つ艦艇となっている。
- スピリット・オブ・ファイアは読んでそのまま『炎の精神』の意。
[編集] キャラクター
- カッター (Cutter)
- フェニックス級コロニー・シップ、CFV-88 スピリット・オブ・ファイアの仕官。階級はCaptainであるが、このCaptain(キャプテン)というランクは大尉なのか指揮官なのか曖昧であり、判明していない。[2]
- セリーナ (Serina)
- UNSCのAI。いわゆる人工頭脳である。スピリット・オブ・ファイアの管理人とも言える立場にあり、ヘイロー・トロリジーのコルタナに近い存在。AIに性別は無いがコルタナ同様セリーナも女性形である。
[編集] ユニット
[編集] UNSC(地球軍)のユニット
[編集] UNSCの歩兵隊
- スパルタングループ・オメガ (SPARTAN Group Omega)
- 『スパルタン・グループ・オメガ』はUNSCの新兵器である、強化歩兵隊。
- HALOシリーズの主人公となるマスターチーフの直系先祖にあたる存在である。 彼らの装備する『マークIV ミョルニル・アーマー』(MJOLNIR Mk.IV Battle Armor )はマスターチーフの装備するMk.V や Mk.VI のようにエネルギー・シールドを持たないと言われているが、当時としては最新鋭の装備であり、コヴナントに対しても有効だとされている。
- Halo Warsの予告編では、最後のカットで5人ほどしか映し出されていなかったが、設定上もっと多くのスパルタンが存在するものと思われる。
- 海兵隊 (UNSC Marine)
- 『UNSC マリーンズ』はHALOシリーズではお馴染みの存在であり、説明をせずとも知られている『海兵隊』である。
- 数の上でUNSCの主力部隊であり、様々な武器を用いることが出来る歩兵隊である。今のところ不明ではあるが、やはり自らが発砲する銃弾数より大量の台詞を発すると推測される。
[編集] UNSCのビークル
- これまでに登場したビークルはこちらの記事を参照にされたし。
- ワートホグ (Warthog)
- ガウスワートホグ (Gauss Warthog)
- トランスポートワートホグ (Transport Warthog)
- スコーピオン (Scorpion MBT)
- ライノ (Rhino)
- 『ライノ』は上記のスコーピオンを上回る戦闘能力を持つ、重戦車だとされている存在。
- スパローホーク (Sparrowhawk)
- 『スパロー・ホーク』はUNSCのガンシップである。3連装ロケット・ポッドと2連装機関砲を武装し、空中から敵地上部隊を攻撃することを得意とする。
- ペリカン (Pelican)
- アルバトロス (Albatross)
- 『アルバトロス』は上記のペリカンを上回る大型の輸送機である。初登場はHalo 2のマルチプレイヤー・マップパック。二回目の登場はHalo 3のサンドトラップ。前者も後者も「墜落した」状態での登場であるため、「稼動している航空機」としての登場は今回が初めてであるだろう。
- ロングソード (Long Sword)
- 『ロング・ソード』はUNSCの主力戦闘機である。
[編集] コヴナントのユニット
[編集] コヴナントの歩兵隊
- 詳細はHALO (ビデオゲームシリーズ)#コヴナントを参照。
[編集] コヴナントのビークル
- こちらの記事も参照にしてほしい。
- Ghost
- Wraith
- Spectre
- 『スペクター』はコヴナントの地上車両のひとつ。人類側のワートホグ同様、後部にはプラズマ式の機関銃を装備しており、左右に人員を搭乗させることが可能である。
- 最大で4名の搭乗が可能。ブースターを装備しており、ワートホグより機動性は高い。
- Phantom
- Spirit
- 『スピリット』はコヴナントのドロップ・シップ(降下艇)である。
- Seraph
- Scarab
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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トロリジー | コンバット・エボルヴ - Halo 2 - Halo 3 |
そのほか | ヘイロー・ウォーズ |
小説 | 惑星リーチの陥落 - Halo: The Flood - ファースト・ストライク - ゴーストズ・オブ・オニキス -Halo: Contact Harvest |
映画 | Halo (映画) |
音楽 | Halo Original Soundtrack -Halo 2 Original Soundtrack - Halo 3 Original Soundtrack |