GIANT KILLING
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GIANT KILLING | |
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ジャンル | サッカー漫画 |
漫画 | |
作者 | 綱本将也、ツジトモ |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | モーニング |
発表期間 | 2007年 - 連載中 |
巻数 | 5巻 |
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『GIANT KILLING』(ジャイアントキリング)は、モーニングにて2007年より連載されているサッカー漫画。原作は綱本将也、作画はツジトモ。現在は5巻まで発売されている。
目次 |
[編集] 概要
前作U-31においてベテラン選手の苦悩と葛藤、復活を描いてサッカーファンから一定の評価を得た原作者の綱本将也が、今度は若手漫画家のツジトモとタッグを組み、サッカー漫画では未知の領域である監督をテーマに描く。 タイトルのジャイアント・キリングとは、「大物食い」や「番狂わせ」を意味する言葉である。スポーツ競技において実力差がある格上の相手に対し、格下が勝利を挙げた場合に引用される。
なお,ETU(East Tokyo United)以外でこの作品に出てくるクラブ名は全て実在するクラブ名をもじったものである。(例:東京ヴェルディ→東京ヴィクトリー、ガンバ大阪→大阪ガンナーズなど)[1]。
[編集] ストーリー
低迷を続けるETU(East Tokyo United)に一人の男が監督として迎えられた。男の名は達海猛、イングランド5部のアマチュアクラブを、FAカップでベスト32に導きプレミアリーグのポーツマスをギリギリまで追い詰めた手腕の人物だ。そんな彼に古巣のクラブが白羽の矢を立てた訳だが、チーム内は開幕前から騒動ばかり、果たしてこの起用は吉と出るか凶と出るか。
[編集] 登場人物
[編集] ETU(East Tokyo United)の選手・関係者
- 達海 猛(たつみ たけし)
- この話の主人公でETUの監督。35歳。通称「タッツミー」。かつてはETUの主力選手で日本代表だったが、海外クラブへ移籍。引退後はイングランドのアマチュアクラブで監督を務めていたが、FAカップでの実績を買われて監督としてETUへ復帰した。飄々とした性格。「弱いチームが強い奴らをやっつける」事が信条である。ETUでの現役時の背番号は7。
- 村越 茂幸(むらこし しげゆき)
- MF。32歳。背番号6番。守備的MF。「ミスターETU」として達海が抜けた後の10年間、ETUの精神的支柱となった。堅実なプレーを信条とし、選手のみならずサポーターからの信頼も厚い。当初は達海と対立していたが和解した模様。現在はリーダーシップは封印し、自分のプレーに専念する。過去には日本代表候補にも選出経験あり。
- ルイジ吉田(- よしだ)
- MF。通称「ジーノ」または「王子」。背番号10番。自由気ままな性格の攻撃的MF、守備はあまりしない。ETUの攻撃の要で、広い視野と左足から繰り出す正確かつ多彩なパスで選手を自在に動かし、そして自らも得点を決める。愛車はマセラティ。
- 椿 大介(つばき だいすけ)
- MF。20歳。通称「バッキー」。背番号7番。センターハーフ、守備的MF。俊足を生かした前線への飛び出しが最大の武器。昨季までサテライト所属であったが、達海に素質を見出されスタメンとして起用される。精神面の弱さ(重度のチキン)を抱えるが、見るものを惹き付ける何かを持つ。
- 赤崎 遼(あかさき りょう)
- MF。通称「ザッキー」「ザキさん」(名前は「あかさき」だが…)。右サイドハーフ、攻撃的MF。背番号15番。若手選手の中心的存在。ハッキリと物を言うタイプで黒田と仲が悪い。
- 緑川 宏(みどりかわ ひろし)
- GK。33歳。通称「ドリさん」。背番号1番。チーム最年長で元日本代表選手(清水インパルス在籍時)。ベテランらしく、核心を突く様な発言をする。
- 佐野 正(さの ただし)
- GK。控えキーパー。
- 黒田 一樹(くろだ かずき)
- DF。通称「クロ」。背番号2番。センターバック。スキンヘッドがトレードマーク。村越と同様に監督と対立していたが吹っ切れた様子。単純だが非常に熱い男。一部に強烈なファンを持つ。ちなみにルーキーのころは髪があった。「黒田こけし」というオフィシャルグッズがある。
- 杉江 勇作(すぎえ ゆうさく)
- DF。通称「スギ」。背番号3番。センターバック。黒田のなだめ役で、冷静に分析するタイプ。日本代表候補に選出されたこともある。
- 清川 和巳(きよかわ かずみ)
- DF。左サイドバック。背番号16番。チームのメンバー(主に黒田やジーノ)に脳内ツッコミをすることが多い。
- 石浜 修(いしはま おさむ)
- DF。右サイドバック。背番号22番。パイナップルのような不思議な髪形をしている。清川とコンビで居ることが多い。
- 石神 達雄(いしがみ たつお)
- DF。背番号5番。開幕当初は先発メンバーに名を連ねていたが、いつの間にか石浜にポジションを取られてしまった。
- 堀田 健二(ほった けんじ)
- MF。背番号8番。ボランチからトップ下までこなせるポリバレントな選手。
- 小林(こばやし)
- DF。センターバック。背番号26番。
- 亀井 武士(かめい たけし)
- DF。センターバック。背番号27番。
- 丹波 聡(たんば さとし)
- MF。左サイドハーフ。背番号14番。通称「タンさん」。
- 宮野 剛(みやの つよし)
- FW。背番号18番。スピードを活かした突破が武器。本職はFWだが、チームの戦術上右サイドハーフをやっている。
- 矢野 真吾(やの しんご)
- MF。背番号21番。左サイドハーフ。
- 世良 恭平(せら きょうへい)
- FW。背番号20番。王子からは「セリー」と呼ばれる。 スピードのあるFW。
- 堺 良則(さかい よしのり)
- FW。31歳。背番号9番。開幕時点では控えに甘んじている。無愛想な性格だがサッカー選手としての生き様(特にFWの選手として)に厳しい。
- 夏木 陽太郎(なつき ようたろう)
- FW。背番号11番。前年度の怪我により合流が遅れていた。前年度は怪我の為、約半分の試合を欠場した。しかしチーム内得点王となっており、ETUの一部残留に貢献している。 ここ一番で決める勝負強さを持つ。妻子持ち。
- 松原(まつばら)
- ETUコーチ。通称「松ちゃん」。達海に振り回されっぱなしで苦労が絶えない。酒好き。
- 金田(かねだ)
- ETUコーチ。通称「金(かね)やん」。
- 後藤 恒生(ごとう こうせい)
- ETUのGM。かつて達海と共にプレーした経験がある。低迷するETUを再建出来るのは彼しかいないと、イングランドへ渡り達海を探し出した。
- 永田会長(ながたかいちょう)
- ETUの会長で有里の実父。ETUの他に居酒屋「東東京」の経営もしている。弟である副会長とは犬猿の仲。
- 永田副会長(ながたふくかいちょう)
- ETUの副会長で会長の実弟。達海の就任に対して快く思っていない。会長とは犬猿の仲。ヅラをかぶっている。[2]。
- 永田 有里(ながた ゆり)
- クラブ会長の娘でETUの広報。通称「有里ちゃん」。かつては達海の大ファンだった。
- 羽田(はた)
- ETUのサポーター集団「United Skulls(ユナイテッド・スカルズ)」のリーダー。ETUから海外移籍した達海の監督就任を歓迎していなかった。現在も達海の采配に不満を持っている。
- パッカくん
- ETUのオフィシャルマスコット。モチーフはカッパ。顔に似合わず厚かましい。
[編集] 東京ヴィクトリー
- 平泉(ひらいずみ)
- 監督。達海曰く「ダンディー」。
- 持田(もちだ)
- MF。背番号10番。攻撃的MF。チーム内での通称は「モチさん」。東京ヴィクトリーの心臓、日本代表でも中心選手。ボールテクニックは勿論、狡猾な面も持ち合わせる。
- 三雲(みくも)
- MF。背番号24番。ボランチ。守備専門でいわゆる「潰し屋」の役割を担う。層の厚いヴィクトリーでレギュラーを勝ち取ったが、プレシーズンマッチではジーノに「ミック」と呼ばれ良いように翻弄される。
- シャリッチ
- MF。背番号13番。ボランチ。クロアチア人。攻撃と守備とをつなぐリンクマンの役割を担う。
- 城西(しろにし)
- MF。背番号8番。通称「シロさん」。東京ヴィクトリーのキャプテンで日本代表。
- レオナルド
- FW。背番号9番。ブラジル人。
- 秋森(あきもり)
- DF。背番号4番。センターバック。日本代表。
[編集] 名古屋グランパレス
- 不破(ふわ)
- 過去、達海移籍後にETUの監督を務めたものの、フロントや選手との確執から2部降格という結果を招き、『ETUの暗黒時代』と呼ばれる時期へ導いた人物。その為、両者間には現在も遺恨が残っている。名古屋ではブラジル人トリオを補強し、好成績を収めている。
- 選手、フロントと全てにおいて高いレベルでのプロフェッショナルなチーム作ることを信条としているが、ETUの永田会長からは「現実を直視せず理想ばかり追う男」と手厳しい評価を受けている。またボブカットが特徴だが達海に「変な髪型の不破さん。」といわれてしまう。
- ペペ
- FW。背番号20番。いわゆる天然な性格だがストライカーとしての技術は高い。
- ゼウベルト
- MF。背番号8番。ペペを注意する場面が多く真面目な性格と思われる。ブラジルトリオの中でも中心的な存在。視野が広く、パスセンスに優れる。
- カルロス
- MF。背番号17番。ペペ同様、少々天然気味。危うくレプリカのユニフォームで入場しかける。名古屋の攻守の要となっている。
- 板垣(いたがき)
- FW。背番号11番。「名古屋のエースは俺だ。」と心の中で思っていることからプライドが高い。ブラジルトリオ(特にペペ)に嫌悪感を抱いている。
- ドミンゴ
- かつて名古屋にいたFW。背番号11番。コロンビア人。黒田が新人の時に対戦して当時の黒田を翻弄した[3]。現在は帰国してコーヒー店を経営している。
[編集] 大阪ガンナーズ
- ダルファー
- オランダ人監督。攻撃的サッカーを志向し、昨シーズンは大阪をリーグ2位に導いた。プレスカンファレンスの際に達海を一目見ただけで何かを感じた人物。陽気な性格で通訳のソノダとは名(迷?)コンビ。
- ハウアー
- FW。背番号18。長身で高さに優れるポスト役もこなす頼れる外国人選手。その反面、足元のボールはややルーズになる傾向がある。美しいヘアースタイルが自慢であり、独自の美学をもっているが、周囲には理解されていない。
- 片山(かたやま)
- 右のFW。背番号13。関西弁を喋り、チームメイトの畑とは漫才的なノリ。畑以上の得点を取ることに執着するが、ゲーム中は臨機応変に対応する。正確なクロスは脅威。
- 畑(はたけ)
- 左のFW。背番号11。関西弁を喋り、チームメイトの片山とは漫才的なノリ。片山同様、相方の片山以上の得点を取ることに執着するが、ゲーム中は臨機応変に対応。今シーズンは片山以上の得点を上げている。
- 窪田(くぼた)
- FW。20歳。背番号7。大阪の誇る4トップの一人でポジショニングが上手く、セカンドボールの扱いに長けており、ガンナーズ波状攻撃の核となる選手。元々は守備的MFで、各年代代表にも選ばれている。(ただしほとんど出番はなし。)性格はおとなしく謙虚。会話は押しなべて面白く無い。
- 志村(しむら)
- MF。背番号10。愛称「シムさん」。大阪の司令塔。パスセンスに優れ、4人のFW陣を自在に操る。性格は温和だが、天然気味でどこかずれており、片山・畑らとは会話が噛み合わない。日本代表選手。
- 平賀(ひらが)
- MF。背番号5。愛称「ヒラガン」。大阪のキャプテン。ボランチでありガンナーズの守備の要と言える選手。日本代表選手。長髪を後ろで結んでいる。
- 寺内(てらうち)
- DF。背番号6。ガンナーズのCB。日本代表選手。
- 小室(こむろ)
- DF。背番号8。ガンナーズの左SB。日本代表選手。
[編集] 日本代表
- ブラン
- 日本代表監督。フランス人。フィッシュ・アンド・チップスが好物。単行本第3巻で和食も好物であることが明らかになった。
[編集] 単行本
- 第1巻 ISBN 978-4-06-372593-3
- 第2巻 ISBN 978-4-06-372618-3
- 第3巻 ISBN 978-4-06-372637-4
- 第4巻 ISBN 978-4-06-372660-2
- 第5巻 ISBN 978-4-06-372682-4
[編集] 脚注
- ^ 単行本4巻扉絵裏に本作品に登場するクラブの名称と本拠地が記載されている。
- ^ 単行本2巻にあるリーグプレスカンファレンスのエピソードで、達海に外されるシーンがある。
- ^ すでに退団しており、黒田の回想シーンのみの登場
[編集] 外部リンク
- ゲキサカ - ETUの公式サポーターズクラブのコンテンツがある
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