FREMM計画
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FREMM計画とは、フランスとイタリアが共同で行う汎用フリゲート(イタリア:Fregata Europea Multi Missione、フランス:Frégates Européennes MultiMissions)開発計画である。
2005年11月16日に決定された当初計画では、フランスが17隻、イタリアが10隻を調達する計画である。
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[編集] フランス
フランスの導入計画は、2隻のトゥールヴィル級駆逐艦及び6隻のジョルジュ・レイグ級駆逐艦を更新する対潜型(ASM:anti-sous-marine)8隻と、9隻のデチエンヌ・ドルヴ級通報艦を更新する対地型(AVT:action vers la terre)9隻の合計17隻を、8隻・4隻・5隻の3段階に分けて導入する。第一グループのアキテーヌ級は、対潜型6隻、対地型2隻を建造し、2012年に就役する見込みである。
[編集] アキテーヌ級
第一グループのアキテーヌ級の艦名は、以下の通りに決定された。
- アキテーヌ(Aquitaine)
- ノルマンディー(Normandie)
- プロヴァンス(Provence)
- ブルターニュ(Bretagne)
- オーヴェルニュ(Auvergne)
- ラングドック(Languedoc)
- アルザス(Alsace)
- ロレーヌ(Lorraine)
[編集] 要目
以下の要目は計画されているものである。
- 全長:139m
- 全幅:20m
- 満載排水量:5,600t
- 速力:27ノット
- 乗員:100~120人、他に108人(ヘリコプター運用要員を含む)
- 航続距離:6,000海里(巡航15ノット)
- 兵装:MU90魚雷、巡航ミサイル、アスター対空ミサイル、76mm砲、MM40、
- 搭載機:NH90ヘリコプター
[編集] イタリア
イタリアの導入計画は、7隻のマエストラーレ級フリゲートと4隻のソルダティ級フリゲート(ルポ/アルティリエーレ級)を対潜型4隻と汎用型6隻で更新する計画であり、最初の2隻には、カルロ・ベルガミニ(Carlo Bergamini)及びカルロ・マルゴッティーニ(Carlo Margottini)と命名される予定である。