黒川郡
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人口83,316人、面積416.93km²、人口密度200人/km²。(2008年5月1日、推計人口)
以下の3町・1村を含む。
北の大松沢丘陵と南の松島丘陵に挟まれた吉田川水系による平地が歴史的に主な可住地となっており、水田が拓かれている。大郷町以外の2町1村の町村役場がある中心部は、奥州街道沿いの微高地にあり、旧宿場町を起源とする。
同郡は、南に接する仙台市とともに仙台都市圏を構成する。仙台市の郊外化により、仙台市境と接する松島丘陵上に住宅地がいくつも造成された。そのため、同郡の人口は、旧来からの吉田川流域平地の居住者より、仙台市境沿いの丘陵部の居住者の方が多くなっている。
また、大松沢丘陵と松島丘陵に造成された工業団地に機械工業が集積するようになり、東北地方における重要な工業地域として台頭してきている。
[編集] 沿革
- 明治22年4月1日 町村制施行(1町9村)
- 昭和29年7月1日 大谷村、粕川村、大松沢村が合併して大郷村となった(1町7村)。
- 昭和30年4月20日 吉岡町、鶴巣村、落合村、吉田村、宮床村が合併して大和町となった(1町3村)。
- 昭和34年4月1日 大郷村が町制施行して大郷町となった(2町2村)。
- 昭和38年4月1日 富谷村が町制施行して富谷町となった(3町1村)。
明治22年以前 | 明治22年4月1日 | 明治22年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 |
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吉岡町 | 吉岡町 | 吉岡町 | 昭和30年4月20日 大和町 |
大和町 | 大和町 | |
吉田村 | 吉田村 | 吉田村 | ||||
落合村 | 落合村 | 落合村 | ||||
宮床村 | 宮床村 | 宮床村 | ||||
鶴巣村 | 鶴巣村 | 鶴巣村 | ||||
昭和3年5月1日 鶴巣村の一部を富谷村へ |
昭和38年4月1日 町制 |
富谷町 | 富谷町 | |||
富谷村 | 富谷村 | |||||
粕川村 | 粕川村 | 昭和29年7月1日 大郷村 |
昭和34年4月1日 町制 |
大郷町 | 大郷町 | |
大谷村 | 大谷村 | |||||
大松沢村 | 大松沢村 | |||||
大衡村 | 大衡村 | 大衡村 | 大衡村 | 大衡村 | 大衡村 |
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