志田郡
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志田郡(しだぐん)は、宮城県(陸前国)にあった郡。人口29,559人。面積128.78km2。
主に鳴瀬川流域で、大松沢丘陵の北側から東側に及ぶ地域が志田郡であり、大きくは大崎地方に含まれるが、東北本線沿いの松山町や鹿島台町は、仙台市への通勤・通学圏に入っており、都市雇用圏(10%都市圏)では仙台都市圏に含まれる。
消滅直前となる2006年3月30日の時点で以下の3町を含んでいた。
2006年3月31日、3町が古川市、遠田郡田尻町、玉造郡岩出山町・鳴子町と合併し、大崎市となったため消滅した。
[編集] 歴史
- 1868年 - 土浦藩取締地となる。
- 1869年4月 - 涌谷県の所属となる。
- 1869年8月 - 涌谷県が登米県となる。
- 1871年 - 廃藩置県により、仙台県の所属となる。
- 1872年 - 仙台県が宮城県となる。
- 1889年4月1日 - 市町村制施行に伴い、古川町・荒雄村・志田村・敷玉村・高倉村・松山村・下伊場野村・三本木村・鹿島台村が発足。(1町8村)
- 1890年3月15日 - 松山村が町制施行し松山町となる。(2町7村)
- 1894年 - 古川町に郡役所が置かれる。
- 1895年10月31日 - 三本木村が町制施行し三本木町となる。(3町6村)
- 1926年 - 郡役所廃止。
- 1950年12月15日 - 古川町・荒雄村・志田村が栗原郡宮沢村と合併し、古川市が発足、郡より離脱。(2町4村)
- 1951年7月1日 - 鹿島台村が町制施行し鹿島台町となる。(3町3村)
- 1954年8月1日 (3町2村)
- 1954年10月1日 - 高倉村が栗原郡清滝村とともに古川市に編入される。(3町1村)
- 1955年3月31日 (3町)
- 下伊場野村の一部(伊場野)が三本木町に編入される。
- 下伊場野村の一部(下伊場野)が松山町に編入される。
- 2006年3月31日 - 松山町・三本木町・鹿島台町が古川市、遠田郡田尻町、玉造郡岩出山町・鳴子町と合併し、大崎市が発足、郡より離脱。同日志田郡消滅。
明治22年以前 | 明治22年4月1日 | 明治22年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和20年 | 昭和21年 - 昭和30年 | 昭和31年 - 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | |
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古川町 | 古川町 | 古川町 | 昭和25年12月15日 古川市 |
古川市 | 古川市 | 平成18年3月31日 大崎市 |
大崎市 | |
荒雄村 | 荒雄村 | 昭和5年4月1日 遠田郡富永村の一部を編入 |
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志田村 | 志田村 | 志田村 | ||||||
高倉村 | 高倉村 | 高倉村 | ||||||
敷玉村 | 敷玉村 | 敷玉村 | 敷玉村 | 昭和29年8月1日 青生地区以外を古川市へ編入 |
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昭和29年8月1日 青生地区を遠田郡小牛田町へ |
遠田郡小牛田町 | 平成18年1月1日 遠田郡美里町 |
遠田郡美里町 | |||||
松山村 | 明治23年3月15日 町制 |
松山町 | 松山町 | 松山町 | 松山町 | 平成18年3月31日 大崎市 |
大崎市 | |
下伊場野村 | 下伊場野村 | 下伊場野村 | 下伊場野村 | 昭和30年3月31日 大字下伊場野を松山町へ |
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昭和30年3月31日 大字伊場野を三本木町へ |
三本木町 | |||||||
三本木村 | 明治28年10月31日 町制 |
三本木町 | 三本木町 | 三本木町 | ||||
鹿島台村 | 鹿島台村 | 鹿島台村 | 昭和26年7月1日 町制 |
鹿島台町 |