高山瑞穂

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高山瑞穂（たかやまみずほ、1964年 7月7日 - ）は日本の漫画家。

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第4巻のあとがきによれば、高校時代に補習授業のクビを覚悟でファーストガンダムの最終回を見に家に帰ったとか。またアニメ製作会社に就職し、TV版『機動戦士Ζガンダム』の製作にも関わった。そして『新機動戦記ガンダムW』の同人アンソロジーを担当したことがきっかけでアニメーターをやめて漫画家になった。

2003年からは「コミックボンボン」（講談社）誌上で『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのコミカライズを担当。良作という声が多く、一部ではテレビ版よりもシナリオの完成度が高いとすら言われる。

「隆山瑞穂」のペンネームで、のちに架空戦記作家になった青木基行とコンビを組んで主に創作系同人で活躍しており、その世界では有名である。ちなみに青木と高山は生年月日が同じだという。

[編集] 作品リスト

RETURN MATCH〜翔子（ラポート）: 陸上もの。未完。
マクロスダイナマイト7 ミレーヌビート（角川書店）: OVA『マクロスダイナマイト7』のサイドストーリー。「月刊少年エース増刊エースダッシュ」に連載。; 熱気バサラが旅に出た事が契機となってソロデビューする事となったミレーヌの歌や恋に関する葛藤、そして成長を描き、OVA本編を未見でも十分に楽しめる内容に仕上がっている。高山のコミカライズに関する技量（作品を十二分に理解し、より分かりやすい形にアレンジする技能）を『ガンダムSEED』に先駆けて垣間見られる一作といえる。
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY（講談社）: 「覇王マガジン」連載。原作（シナリオ）は千葉智宏。; 基本的にはゲーム版のストーリーを基調とし、主人公ユウ・カジマの戦闘機パイロット時代の同僚を登場させる等の肉付けが行われている。ユウはゲームにおいてはプレイヤーその人であるため一切の台詞がなく、「SDガンダム Gジェネレーションシリーズ」等においては極端な無口な人物として設定されている（会話シーンでの笑いの種にもなっている）が、漫画版においては台詞も多く熱血漢として描かれた。また皆川ゆかの執筆した小説版の様にモーリン・キタムラと恋愛関係になる等の描写はない。なお連載中に雑誌が休刊したため物語は途中（ゲーム版第2巻「蒼を受けつぐ者」に相当）までで終了しており、以降の展開については単行本化の際ダイジェスト的に描かれたに留まった。
機動戦士ガンダムSEED キラとアスランの激闘』（講談社）: コミックボンボン」別冊付録として掲載。当初ボンボンでは『SEED』の連載は行われていなかったが、「月刊マガジンZ」の連載が好評だったため、原作の2クール目までの内容を100ページの別冊付録とし、その後続けて掲載された。なお別冊付録においてフリーダムガンダムが登場する場面は原作と全く異なっていたが、2回目の掲載では原作に近い形に変更されている。これにより単行本化の際にフレイ・アルスターはキラの回想にのみ登場となっている。; 全2巻。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY（講談社）: 「コミックボンボン」連載。; アニメ本編とは違い、最後までシン・アスカを主人公に据えた。いくつかの変更と、新規場面の追加がある。アニメ本編以上に評価が高い。; 「ボンボン」の単行本巻末広告では「アニメにはない幻のエピソードを収録」とされている（モーガン・シュバリエをメインに添えたオリジナルストーリー）。; 全4巻。
機動戦士ガンダム外伝極東MS戦線記（講談社、アンソロジー『ガンダム短編集』収録）: 一部の登場人物は『龍騎兵』（作：青木、挿絵：高山）へのオマージュだと思われる。
HOLA!!（フレックスコミックス）: フットサルもの。; 「月刊少年ブラッド」6月号から連載。本誌休刊により未完だったが、2007年12月4日よりYahoo!コミック内「FlexComixブラッド」（ネット配信）で1話より再掲載の後、最終話（第6話）が追加掲載された。全1巻。
機動戦士ガンダムALIVE（講談社）: 「コミックボンボン」連載（2006年11月号～2007年12月号）。シナリオ構成は、皆川ゆかが担当。; ボンボン休刊に伴い未完状態だが、テレビマガジンまんが増刊に移籍予定。既刊4巻。