遠山和葉
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遠山 和葉(とおやま かずは)は、青山剛昌の漫画作品及びそれを原作とするアニメ『名探偵コナン』に登場する架空の人物。アニメでの声優は宮村優子。
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[編集] 概要
服部平次の幼馴染であり、初恋の人である(劇場版『迷宮の十字路』より。だが、彼自身は最後になるまで気づいていなかった)。父は大阪府警刑事部長・遠山。下の名前は未だに不明。母親に関しては作中で全くと言っていい程触れられておらず、下の名前はおろか、顔すらも不明。その為、読者間では父子家庭のウワサもあったが、単行本59巻90ページ5コマ目の平次のセリフより、一緒に暮らしている事が確認できる。
大阪府在住。平次と同じく改方学園高等部2年。合気道二段。基本的な髪型はポニーテール(就寝前に髪を下ろした姿も観られる)で、一人称は「アタシ」。
自称平次の姉役。蘭によく平次との仲をからかわれるが、逆に蘭と新一の仲をからかう事もあった。幼い頃、平次と繋がれた手錠の鎖をお守りに入れ、平次のお守りにもこっそり入れている。
[編集] 人物像
気さくで明るい性格。可愛い容姿とは裏腹に、強い一面も持っている。平次に対して告白はしていないが、監禁されている時に、「背中で震えるお前にこの言葉を」という平次からの告白ともとれる言動に期待して、平次が自分を残して犯人に連れていかれる際、「もし助かったら…さっき言お思てたこと、聞かしてくれる?」と甘えたり、平次の「きっとオレは…お前の事を……」と言う思わせぶりな態度に期待してみたりするが平次からは表面上子分扱いされている。平次の剣道の試合で部員達以上に張り切ったりする等、負けず嫌いな一面もある。また、風林火山を知ったときに恋の軍略と蘭と共に解釈し、平次に詰め寄ったが自分でやめてしまっている(その際に蘭も新一に電話をかけ、自分でやめている)。
初期の頃は蘭に対し執拗にライバル心を燃やしていたが、彼女が蘭と平次の仲を疑っていたからである。だが、蘭はさほど気にしておらず、争いになってなかった。劇場版『迷宮の十字路』では園子とも意気投合したのか、以来園子とのコミュケーションが始まった。
周囲を気にせず蘭を威嚇するなど、彼女への敵意を露にしていたにも関わらず、初登場時には仲良く会話している姿が見られた。
平次に惚れている故か、後先考えずに無鉄砲・無茶な行動に走る傾向がある。「そして人魚はいなくなった」で、平次が崖から落ちそうになった時は彼を庇い、結果2人とも落ちそうになった。その際持っていた矢で平次の手の甲を刺し、自分の命を捨ててまで平次を助けようとした(しかし、平次はそれでも和葉の手を離さず、「この女、絶対死なせたらあかん」と、かえって気合が入る結果となった)。また中学時代にはスキー上級者の平次と一緒に居たい為、自らもスキー上級者だと偽った。その時練習のしすぎで足を捻挫した。平次との待ち合わせで4時間待たされて帰らなかったことも。
ペンライトを所持していたり、犯人の遺留品に気付いたり、平次の残した判りにくいメッセージを解読したりと気が利き、勘は良い方。ひょうたんをすぐに太閤秀吉の馬印と結びつけたりと歴史に詳しい様子も窺える。劇場版『世紀末の魔術師』で秀吉の事を「太閤さん」と呼んでいた事から秀吉が好きな様子。『風林火山』を知らなかったようで、歴史全般が得意なわけではないようだ。
意地っ張りでお化けや雷が嫌いな所など、蘭と似た気質を持っている。停電した時は近くに居た男性の腕に思わず抱きつくなど、意図せず平次にヤキモチを焼かせる事もしばしば。幼い頃からの習慣なのか、すぐに平次に頼る癖があるようだ。それ故か、平次からはトロくて足手まといと言われ、危険なことから遠ざけられているようである。平次にはちょくちょく足の太さについて嫌味を言われているが、これに対して和葉が反論するなど、作中の賑やかしとして一役かっている。ちなみに、蘭と並んでも引けをとらないほど、スタイルは良いと思われる。
小学館の特集本「コナンドリル」によると、蘭より男性ファンの人気が高いらしく、作中ではナンパもされている。
[編集] 補足
[編集] 関連項目
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主題歌集 | 第1作 - 第2作 - 第3作 |
登場人物 | 江戸川コナン - 毛利蘭 - 毛利小五郎 - 妃英理 - 阿笠博士 - 灰原哀 - 少年探偵団 - 鈴木園子 - 服部平次 - 遠山和葉 - 目暮十三 - 白鳥任三郎 - 佐藤美和子 - 高木渉 - FBI - 怪盗キッド - 黒の組織 |
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