論座
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論座(ろんざ)は、朝日新聞出版(2008年4月号までは朝日新聞社)が発行する月刊雑誌。現在の編集長は薬師寺克行。以前「RONZA」という題であったが、改名して現在に至る。
『月刊Asahi』の事実上の後継誌であり、岩波書店の『世界』とともに、リベラル派の雑誌とされる。右翼・保守派論壇紙の『正論(扶桑社)』や『諸君!(文藝春秋)』とは対に見られる。
最近では、リベラルも保守も、自分の陣営に閉じこもりがちな現状を批判しており、保守派に属する言論人(上坂冬子、岡本行夫、石破茂、小林よしのりら)に積極的に誌面を提供し、保守・リベラル両派の間での論戦を意識的に追求する指向を見せている。
また、編集部が出版した本『リベラルからの反撃』(朝日選書)等も売られている。
しかし、最近は発行部数が低迷し事業としては赤字が続いている。このため、2008年9月発売の10月号を持って休刊する意向が一部関係者に通達されているという[1]。