西武バス立川営業所
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西武バス立川営業所（せいぶばすたちかわえいぎょうしょ）は、東京都立川市高松町に位置する西武バスの営業所である。すべての路線で西武自動車に委託されている。JR立川駅、立川市を中心に、東大和市、武蔵村山市、東村山市、昭島市に路線網を有する。営業所最寄停留所は、西武バス立川営業所である。
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[編集] 沿革
立川営業所は1996年に小平営業所に一旦統合されるかたちで廃止され、跡地は西武バス立川案内所と日産レンタカーの営業所となっていたが、西武自動車への管理委託を行う関係で、2002年4月に再開した。
[編集] 現行路線
[編集] 立川八小線
立川通りと多摩モノレール通りの中間に位置する立川八小前に至る路線である。立川バスとの共同運行である。立川バスでは、終点停留所を「第八小学校」と呼称する。本路線は1966年の開通で、当初は立川駅南口発着であった。西武バス側は、全便スロープ板付きバスの運行。
[編集] 立川線
- 立35：立川駅北口 - 砂川九番 - 東大和市駅 - 奈良橋 - 武蔵大和 - 東村山駅西口
- 立35-1：西武バス立川営業所 - 砂川九番 - 東大和市駅 - 奈良橋 - 武蔵大和 - 東村山駅西口
- 系統番号無し：立川駅北口 - 西武バス立川営業所（出入庫）
全便スロープ板付きノンステップバスとワンステップバスによる運行である。東村山駅西口でのバス折返は、折返場が狭いため、ターンテーブルを利用して折返していたが、東村山駅西口再開発事業の進捗に伴い、2008年5月1日より仮設駅前広場が整備され、ターンテーブルは廃止された。
[編集] 村山線
- 立37：立川駅北口 - 砂川九番 - 東大和市駅 - 奈良橋 - 芋窪 - 武蔵村山市役所 - イオンモール
- 立37-1：西武バス立川営業所 - 砂川九番 - 東大和市駅 - 奈良橋 - 芋窪 - 武蔵村山市役所 - イオンモール
全便スロープ板付きバスで運行される。
村山線は、立川駅から立川通り、青梅街道を経由して武蔵村山市に至る路線である。1960年代前半の開通で、当初は箱根ヶ崎駅までの本線と横田までの折り返し便からなる路線であった（ただし、当初から運行本数は横田折り返し便のほうが多かった）。その後、折り返し地点が横田から長円寺へと1停留所間延長され、1970年代に箱根ヶ崎駅発着便が廃止となったのちは、立川駅 - 長円寺間の路線として長らく運行されてきた。
2006年に至り、日産自動車村山工場跡地に複合商業施設の『ダイヤモンドシティ・ミュー』がオープンすることになったことから、これに先行する同年11月13日に、終点を長円寺からダイヤモンドシティに変更した。これにより、横田・長円寺の2停留所が廃止となっている。尚、ダイヤモンドシティ・ミューは、2007年9月22日より『イオンモールむさし村山ミュー』と名が変わり、バス停名称は、2008年2月16日よりダイヤモンドシティからイオンモールへと変更された。
かつては、立38系統・立川駅北口 - 砂川九番 - 東大和市駅 - 庚申塚 - 芝中団地東 - 芋窪 - 武蔵村山市役所 - 長円寺の運行があり、立37系統と共に東大和市駅 - 長円寺間で都営バス：梅70系統と共通乗車券の取り扱いを行っていた。1998年の多摩都市モノレール線開通時に路線改変が行われ、後述の立45系統が新設されると同時に、立38系統は廃止された。共通乗車券の取り扱いに関しては、現在も立37系統が都営：梅70系統と並行運行区間において行なっている。
[編集] 南街北口線
- 立39：立川駅北口 - 砂川九番 - 東大和市駅 - 南街入口 - 南街（深夜バス運行）
- 立39：立川駅北口→砂川九番→東大和市駅→新街道→南街（早朝2便のみ運行）
- 立39：西武バス立川営業所 - 砂川九番 - 東大和市駅 - 南街入口 - 南街（出入庫）
- 深夜バス：立川駅北口 - 砂川九番 - 東大和市駅
- 立45：立川駅北口 - 砂川九番 - 東大和市駅 - 南街入口 - いちょう通り - 芝中団地
- 立45-1：西武バス立川営業所 - 砂川九番 - 東大和市駅 - 南街入口 - いちょう通り - 芝中団地
- 系統番号なし：立川駅北口 - 西武バス立川営業所（出入庫）
1988年に運行が開始された西武バス初の深夜バス・立川 - 南街線開通時、沿線利用者から絶賛されたエピソードがある。南街（なんがい）の終点はダイエー東大和店の西隣、イトーヨーカドー東大和店の向かい（両店は向かい合って位置している）にある。
2008年6月14日に廃止された立39-2系統：立川駅北口→東大和市駅→南街→桜街道→村山団地→桜街道→南街→東大和市駅→立川駅北口線は、最終期は1日2便のみ運行の免許維持路線であった。
[編集] 幸町団地線
- 立40：立川駅北口 - 砂川九番 - 幸町団地
砂川九番までは立川通り、ここで五日市街道へ入り小平市との境目に近い幸町団地までの路線。この路線も、かつては立川駅南口発着であった。
[編集] けやき台団地線
- 立51：立川駅北口 - 西武バス立川営業所 - 上弁天 - けやき台団地（立川バスと共同運行）
中型車運用が多いが、まれに大型車で運行する事もある。平日・土曜・休日が共通のダイヤで運行されている。2社共同のためかダイヤが変更されにくく、1983年から約20年間も同じダイヤが続いていたことがあった。
[編集] 富士見町団地線
- 立71：立川駅南口 - 富士見町団地 - 団地西 - 新道福島
当路線も立川バスの同系統番号路線と相互乗り入れの形をとる。立川バスは団地西先の富士見町操車場止まり（西武バスの停留所はない）で、西武バスのみ新道福島まで運行する。立川駅から南下したあと新奥多摩街道を走行。新道福島は昭島市に入った同街道沿いにあるがこれといったものがない折り返し場である。新道福島からは、昭島市のコミュニティ路線Aバスで、東中神駅や昭島駅へ抜けることができる。
[編集] 立川市内線
- 立72：立川駅南口 - 西郷地 - 西立川 - 立川駅北口
立川駅の西側を南北半循環する路線（似たような路線に大宮営業所担当の大38系統：大宮駅東口 - 中並木 - 大宮駅西口間がある）。当路線も西郷地付近の一部区間で昭島市内を通過する。立川駅北口界隈の再開発事業により、駅北口付近は行きと帰りで経路が異なる。 西郷地～立川駅南口間の道路幅が狭いため、中尺中型車（稀に長尺）で運行される。
[編集] 西武ドーム線
いずれも西武ドームにおける野球開催日・イベント開催時のみに運行される路線である。かつては、立36系統・立川駅北口 - 砂川九番 - 東大和市駅 - 奈良橋 - 芋窪 - 鹿島台 - 西武球場前の運行で、近隣の西武バス営業所から応援車輌を集めてピストン輸送を行っていた。八王子ナンバーの青梅営業所（現在は廃止済み）車両の応援もあった。多摩モノレールの開通により、上北台駅からの運行に変更された。西武山口線を利用してのドーム来場者が増えたからか、近年は中型車での運用の比率が多くなってきている。
[編集] ICカードシステムの運用
小平営業所と共に、2008年2月1日よりPASMO・SuicaといったICカードシステムの運用開始が開始された。
[編集] （旧）立川営業所時代に担当していた路線
- 立36 立川駅北口 - 砂川九番 - 東大和市駅 - 奈良橋 - 西武球場前
- 元来は所沢営業所管轄の所沢駅 - 西所沢駅入口 - 西武球場前 - 奈良橋 - 東大和市駅 - 砂川九番 - 立川車庫 - 立川駅北口線として、数本が運行されていた。立川駅方面から西武ライオンズ球場（当時）への来場者対策として、立川駅北口 - 東大和市駅 - 西武球場前の臨時便を各営業所からの応援車を仕立て運行した。1985年前後には立36：西武球場前 - 東大和市駅 - 立川駅北口間に短縮の上、立川営業所に移管。プロ野球公式戦開催日のみの運行となった。多摩モノレール開通後は、ドーム100系統に続きドーム101系統の運行開始によりその任を終えた。
- 立41 立川駅北口 - 砂川九番 - 東大和市駅（現在、深夜バス系統のみが残っている）
- 立42 立川駅南口 - 西郷地 - 立川駅北口 - 立川車庫前
- 立42に限らず、かつては立40系統や、古くは南街から南口へ直通する路線が存在していた。
[編集] （現）立川営業所に担当していた路線
- 立39-2 立川駅北口→東大和市駅→南街→桜街道→村山団地→桜街道→南街→東大和市駅→立川駅北口・武蔵村山循環線
[編集] 車両
立川営業所は日産ディーゼル工業の車両が投入される営業所であり、同社製で統一されている。車体は富士重工製が多かったが、撤退に伴い西日本車体工業製に変更され、比率が高まっている。大型バスが多いが、一部には中型車が在籍している。
また、ノンステップバスの比率が高い。その中には試行期のフルフラットノンステップバスも在籍している。
[編集] 関連項目
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