耳うどん
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耳うどん(みみうどん)は、栃木県佐野市(旧葛生町)仙波における郷土料理の一種で、うどん類似の麺料理。
[編集] 概要
- 佐野市仙波町に昔から伝わる、耳に似た珍しい料理。
- 正月三が日に悪魔の耳に例え、それを食べてしまえば我が家の話を悪魔に聞かれないとし,その年は無病息災で過ごせるといわれている。耳を食べてしまえば悪口が聞こえないため、近所との交際が円満にいくなどの言い伝えがある。
- すいとんに近い食感で、具は五目うどんと似ており,汁も関東風の濃い醤油味である。
- おせち料理の残り物を処理する、という感覚が強く、耳うどんを出すうどん屋でも伊達巻等おせち料理の素材を入れて出す店もある。
[編集] 作り方
- 小麦粉に塩水を加えながらよく捏ねる。その後1、2時間位寝かせる。
- その後、粉をふってめん棒で前後,左右平らに伸ばす。伸ばした麺を7×4cm位の長方形に切り、耳の形に作っておく。
- 鰹節か煮干しで出汁を取り、醤油・味醂で味をととのえる。小口切りにしたネギと、薄い短冊切りにした人参を入れる。
- うどんを盛って汁を入れ、出来上がり。来客には鶏卵を入れることもある。