織部賞
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織部賞(おりべしょう)は、岐阜県が主体となり、戦国時代の偉人古田織部の創造的発想を現代に甦らせるがコンセプトの下、古田織部が審査員だったら何を選ぶかを発想し最も織部らしい成果の観点から選考される。ジャンルを問わず、創造的事業に尽力した人物、グループを顕彰する国際賞である。1995年から始まった「オリベプロジェクト」の一環として1997年より開始される。
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[編集] 概要
基本的に企業、グループ、個人を問わず顕彰する。磯崎新を選考委員長とし、そのほか、日比野克彦、内田繁、田中一光、松岡正剛などが選考委員を務める委員会が受賞者を決定する。選考対象は、数十人の推薦委員がおり、これらの推薦を通して、選考する。
織部賞グランプリは、一組のみ、織部賞は、複数組が対象となる。また、選考委員の異なる知事賞も並行して開催され、岐阜にゆかりのある事業を行った複数組を対象として顕彰する。
授与式は、2年毎に岐阜県内において開催される。
[編集] 受賞者
回 | 織部賞グランプリ | 織部賞 | 知事賞など[1] |
---|---|---|---|
第1回(1997年) | エットレ・ソットサス | 押井守、ジョン・ガリアーノ、スウォッチ、野村万之丞、樂吉左衛門、蔡國強 | 未来工業、久野治[2] |
第2回(1999年) | 中川幸夫 | 荒木経惟、石山修武、カッシーナ、矢野顕子 | 土取利行、桃山晴衣 |
第3回(2001年) | 大野一雄 | 石山篤、井上ひさし、鯉江良二、津村耕佑、ロン・アラッド | 岩本哲臣 |
第4回(2003年) | 鈴木清順 | インゴ・マウラー、内藤廣、森村泰昌、無印良品 | 加藤孝造 |
第5回(2005年) | 水木しげる | 杉浦康平、深澤直人、山下洋輔、ジェフリー・ショー | 加藤卓男[3] |
第6回(2007年) | ワダ・エミ | 岩井俊雄、高橋睦郎、林屋晴三、山田脩二 |