加藤卓男
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
加藤 卓男(かとう たくお、1917年(大正6)9月12日 - 2005年(平成17)1月11日)は、陶芸家。ラスター彩、青釉、奈良三彩、ペルシア色絵などを再現。
[編集] 略歴
- 1917年(大正6年)岐阜県多治見市生まれる。父加藤幸兵衛に師事。
- 1935年(昭和10年)岐阜県多治見工業学校(岐阜県立多治見工業高等学校)卒業。
- 1945年(昭和20年)徴兵された広島市で被爆。白血病を発症し約10年間、闘病生活を送る。
- 1965年(昭和40年)フィンランド工芸美術学校に留学。そこからイランの窯址を訪ねペルシャ陶器の研究に尽力した。
- 1995年5月31日(平成7年)重要無形文化財「三彩」保持者(人間国宝)認定。
- 2005年 故人として織部賞の特別賞を受賞。
[編集] 著書
- 三彩の道
- やきもののシルクロード
- 砂漠が誘う(日本経済新聞社)
[編集] 関連項目
- 幸兵衛窯
- 父は5代目加藤幸兵衛。
- 子は7代目加藤幸兵衛。
- (6代目は欠番。)