第52回ベルリン国際映画祭
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第52回ベルリン国際映画祭は2002年2月6日から16日まで開催された。
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[編集] 概要
コンペティション部門に出品された宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』、1972年に北アイルランドで実際に起こった「血の日曜日事件」を基にしたドラマ『ブラディ・サンデー』の2作品が金熊賞を受賞した。『千と千尋の神隠し』はアニメ映画としては初めての金熊賞受賞作となった。
[編集] 受賞
- 金熊賞:『ブラディ・サンデー』(ポール・グリーングラス)、『千と千尋の神隠し』 (宮崎駿)
- 銀熊賞
- 審査員グランプリ:『階段の途中で』 (アンドレアス・ドレーゼン)
- 監督賞:オタール・イオセリアーニ (『月曜日に乾杯!』)
- 男優賞:ジャック・ガンブラン (『レセ・パセ 自由への通行許可証』)
- 女優賞:ハル・ベリー (『チョコレ-ト』)
- 音楽賞:アントワーヌ・デュアメル (『レセ・パセ 自由への通行許可証』)
- 芸術貢献賞:ダニエル・ダリュー、カトリーヌ・ドヌーヴ、 エマニュエル・ベアール、ファニー・アルダン、イザベル・ユペール、ヴィルジニー・ルドワイヤン、リュディヴィーヌ・サニエ、フィルミーヌ・リシャール (『8人の女たち』)
[編集] 上映作品
[編集] コンペティション部門
- 長編映画のみ記載
- 『アイリス』 – リチャード・エアー (イギリス)
- 『階段の途中で』 – アンドレアス・ドレーゼン (ドイツ)
- 『風の痛み』 – シルヴィオ・ソルディーニ (イタリア・スイス)
- 『靴に恋して』 – ラモン・サラサール (スペイン)
- 『雲の下を』 – イヴァン・セン (オーストラリア)
- 『KT』 – 阪本順治 (日本・韓国)
- 『月曜日に乾杯!』 – オタール・イオセリアーニ (イタリア・フランス)
- 『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』 – ウェス・アンダーソン (アメリカ)
- 『シッピング・ニュース』 – ラッセ・ハルストレム (アメリカ)
- 『千と千尋の神隠し』 – 宮崎駿 (日本)
- 『チョコレ-ト』 – マーク・フォースター (アメリカ)
- 『8人の女たち』 – フランソワ・オゾン (フランス)
- 『ブラディ・サンデー』 – ポール・グリーングラス (イギリス・アイルランド)
- 『Bridget ブリジット』 – アモス・コレック (フランス・日本)
- 『ヘヴン』 – トム・ティクヴァ (ドイツ・アメリカ)
- 『ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼-』 – コスタ・ガヴラス (フランス)
- 『レセ・パセ 自由への通行許可証』 – ベルトラン・タヴェルニエ (フランス)
- 『悪い男』 – キム・ギドク (韓国)
- 『Baader』 – クリストファー・ロス (イギリス)
- 『Dekapentavgoustos』 – コンスタンチン・ジャナリス (ギリシャ)
- 『Der Felsen』 – ドミニク・グラフ (ドイツ)
- 『Kísértések (Temptations)』 – ゾルタン・カモンディ (ハンガリー)
- 『Små ulykker』 – アネット・K・オレセン (デンマーク)
[編集] コンペティション外
- 『ゴスフォード・パーク』 – ロバート・アルトマン (イギリス・アメリカ)
- 『至福のとき』 – チャン・イーモウ (中国)
- 『ビューティフル・マインド』 – ロン・ハワード (アメリカ)
- 『Molitva za Getmana Mazepu』 – ユーリー・イレンコ (ウクライナ)
- 『Ode To Cologne - A Rock'n Roll Film By Wim Wenders』 – ウェス・アンダーソン (アメリカ)
- 『Taking Sides』 – イシュトヴァン・サボー (ドイツ・フランス)
[編集] 日本映画
コンペティション部門には『千と千尋の神隠し』の他、阪本順治監督の『KT』が出品された。
その他にはパノラマ部門に行定勲の『GO』、中田秀夫の『仄暗い水の底から』、斎藤久志の『いたいふたり』、フォーラム部門で池谷薫の『延安の娘』、青山真治の『私立探偵 濱マイク』、風間志織の『火星のカノン』、なかむらたかしのアニメ『パルムの樹』、佐藤信介の『修羅雪姫』がそれぞれ上映された。
[編集] 審査員賞
- ミーラー・ナーイル (インド/監督)
- ニコレッタ・ブラスキ (イタリア/女優)
- ラウル・ペック (ハイチ/監督)
- オスカー・レーラー (ドイツ/監督)
- レナータ・リトヴィオナ (ロシア/女優・監督)
- ルクレシア・マルテル (アルゼンチン/監督)
- クローディー・オサール (フランス/プロデューサー)
- デクラン・クイン (アメリカ/撮影監督)
- ケネス・トゥーラン (アメリカ/評論家)
- ピーター・コウィー (イギリス/編集者)
[編集] 外部リンク
- 公式サイト (ドイツ語・英語)
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