第32回ベルリン国際映画祭
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第32回ベルリン国際映画祭は1982年2月12日から23日まで開催された。
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[編集] 概要
コンペティション部門には19本の長編と19本の短編が出品され、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの『ベロニカ・フォスのあこがれ』が金熊賞を受賞した。
レトロスペクティブ部門ではカーティス・バーンハートやアンソニー・マン、サム・ウッドなど、多くのアメリカ映画が上映された。
[編集] 受賞
- 金熊賞:『ベロニカ・フォスのあこがれ』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー)
- 銀熊賞
[編集] 上映作品
[編集] コンペティション部門
- 長編映画のみ記載
- 新しい家族 – イスクラ・バービッチ (ソ連)
- さらば愛しき大地 – 柳町光男 (日本)
- スクープ・悪意の不在 – シドニー・ポラック (アメリカ)
- 日本の熱い日々 謀殺・下山事件 – 熊井啓 (日本)
- ベロニカ・フォスのあこがれ – ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー (西ドイツ)
- An Unsuitable Job For A Woman – クリストファー・ペティト (イギリス)
- Beyroutou el lika – Borhane Alaouié (レバノン・チュニジア)
- Bürgschaft für ein Jahr – Herrmann Zschoche (東ドイツ)
- Den enfaldige Mördaren – ハンス・アルフレッドソン (スウェーデン)
- Dreszcze – ヴォィチェフ・マルチェフスキ (ポーランド)
- Eine Deutsche Revolution – ヘルム・ヘルプスト (西ドイツ)
- Het meisje met het rode haar (The Girl With The Red Hair) – ベン・ヴェルボング (オランダ)
- Il Marchese del Grillo – マリオ・モニチェリ (イタリア)
- L'amour des femmes – ミシェル・ステー (スイス)
- Requiem – ゾルタン・ファブリ (ハンガリー)
- Romanze mit Amélie – ウルリッヒ・タイン (東ドイツ)
- The Killing Of Angel Street – ドナルド・クロンビー (オーストラリア)
- Une étrange affair – ピエール・グラニエ=ドフェール (フランス)
- Xiang Qing – フー・ピンリウ、ワン・ジン (中国)
[編集] 日本映画
コンペティション部門に熊井啓の『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』と柳町光男の『さらば愛しき大地』が出品されたが、いずれも無冠に終わった。
その他は、青年映画部門で後藤俊夫の『マタギ』が上映された。
[編集] 審査員
- ジョーン・フォンテイン (アメリカ/女優)
- ヘルマ・サンダース・ブラームス (西ドイツ/監督)
- ムリナル・セン (インド/監督)
- László Lugossy (ハンガリー/監督)
- Joe Hembus (西ドイツ/俳優・脚本家)
- ブリジット・フォッセー (フランス/女優)
- デイヴィッド・ストラットン (オーストラリア/俳優)
- ジャン・ルイージ・ロンディ (イタリア/評論家)
- ウラジミール・バスカコフ (ソ連/作家)
[編集] 外部リンク
- 公式サイト (ドイツ語・英語)
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