競艇王チャレンジカップ競走

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競艇王チャレンジカップ競走（きょうていおうチャレンジカップきょうそう）とは、競艇のSG 競走の1つ。通称「競艇王CC」「CC」など（前者の「C」はチャレンジ、後者の「C」はカップの頭文字である）。この大会は毎年11月末に開催され、賞金王決定戦出場権利を得るために一発逆転を狙う大会として重要な意味を持つ（賞金王への一種のトライアル競走ともされる）。近年は「SG（西暦）シリーズ第7戦」というサブタイトルクレジットを大会名冒頭に入れている。

獲得賞金総額下位選手であっても、このSGを優勝する事で賞金王決定戦に出場を果たせるという一発逆転を可能とする最後のチャンスとなるため、全SGの中で一番歴史は浅いが大会が盛り上がることは必至となる。このため、賞金王決定戦への出場当確者と一発大逆転を狙う者達との対決とも言える。

[編集] 歴史

競艇の売上低迷打開策の1つとして、1998年（平成10年）より開催された^[1]。

本大会の参加資格は10月末までの年間獲得賞金ランキング上位52名である。1997年までは10月31日の段階で全登録選手から獲得賞金上位60人をまずノミネートし、更にその60人の中から11月30日のレースの終了時点で賞金王決定戦の出場者（上位12人）と賞金王シリーズ戦（13~60位）の出場者とを決めていたが、10月31日の時点で賞金王決定戦出場者がほぼ確定してしまうことが多かった。

そこで11月の時点で獲得賞金下位の選手に対し、それは非常に「申し訳ない」と言う意味を込めて「一発大逆転」を可能とする為にウルトラボーナスステージと言う意味も込められた^[要出典]（言わば競艇版の絶対に負けられない戦いがそこにはある）。

このため本大会の開催開始年より、賞金王決定戦および賞金王シリーズ戦出場者を10月31日で獲得賞金上位選手を一旦ノミネートするシステムは一切的に廃止され、1ヶ月伸びた11月30日（ただし本大会の優勝戦が11月30日以降であれば本大会優勝戦開催日、例えば12月1日に優勝戦だった場合にはこの日までの賞金とする）のレースの終了時点までの獲得賞金で賞金王決定戦および賞金王シリーズ戦出場者を決定するようになった。A1級であることは条件ではないが、ここで選出されるのは賞金ランキング上位者なので、実質的にはSG・GIに出場しているA1級しか出場できない。

[編集] SG競走の流れ

全日本選手権競走→当競走→賞金王決定戦競走

[編集] 本競走のシンボルカラー

最終の賞金王に結び付く為に金色がかかった黄色が本大会のカラーとなる。

[編集] 出場条件

選考期間は開催年の1月1日から10月31日まで。

優先出場
- 前年度優勝者
- 前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者（6名）
選考期間内での獲得賞金ランキング上位者

[編集] 過去の優勝者

回	開催年	開催場	優勝者	現住所
1	1998年（平成10年）	平和島競艇場	江口晃生（3159）	群馬県
2	1999年（平成11年）	平和島競艇場	今垣光太郎（3388）	石川県
3	2000年（平成12年）	住之江競艇場	濱野谷憲吾（3590）	東京都
4	2001年（平成13年）	児島競艇場	西島義則（3024）	広島県
5	2002年（平成14年）	津競艇場	植木通彦（3285）	福岡県
6	2003年（平成15年）	びわこ競艇場	烏野賢太（3304）	徳島県
7	2004年（平成16年）	児島競艇場	田村隆信（4028）	徳島県
8	2005年（平成17年）	芦屋競艇場	上瀧和則（3307）	佐賀県
9	2006年（平成18年）	丸亀競艇場	三嶌誠司（3541）	香川県
10	2007年（平成19年）	浜名湖競艇場	湯川浩司（4044）	大阪府
11	2008年（平成20年）	浜名湖競艇場	？	？

第1回大会優勝戦：①江口晃生②今村豊③中道善博④濱野谷憲吾⑤烏野賢太⑥高橋勲

[編集] 2007年以降の結果（優勝戦）

太文字選手は優勝者

回	開催年	開催場	決勝日	□/1号艇	■/2号艇	■/3号艇	■/4号艇	■/5号艇	■/6号艇	優勝タイム
10	2007年（平成19年）	浜名湖競艇場	11月25日	湯川浩司大阪府	佐藤大介愛知県	倉谷和信大阪府	寺田祥山口県	川崎智幸岡山県	西村勝埼玉県	1分46秒8
11	2008年（平成20年）	浜名湖競艇場	11月30日	？	？	？	？	？	？	？

[編集] 歴代キャッチフレーズ

回	開催場	キャッチフレーズ
10	浜名湖競艇場	ぶっ飛ばす!!!!!!!!
11	浜名湖競艇場	？

[編集] 今後の予定

第11回大会・2008年11月25日～30日

前回の第10回記念大会と同様に浜名湖競艇場で開催。同競艇場で本大会が連続開催されるのは1998年の第1回記念大会と1999年の第2回大会の平和島競艇場以来9年振り2場目。

[編集] 脚注

^ 第1回競艇王チャレンジカップ競走開催（平成10年11月）

SG 競走

先代

全日本選手権競走
（競艇ダービー）

競艇王チャレンジカップ競走

次代

賞金王決定戦競走
（競艇グランプリ）

競艇の主な競走
SG 総理大臣杯 \| 笹川賞 \| グランドチャンピオン決定戦 \| オーシャンカップモーターボート記念 \| 全日本選手権 \| 競艇王チャレンジカップ \| 賞金王決定戦･賞金王シリーズ全国発売GI 新鋭王座決定戦 \| JAL女子王座決定戦 \| 競艇名人戦