神奈川大学附属中・高等学校
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国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人神奈川大学 |
校訓 | 質実剛健・積極進取 |
設立年月日 | 1984年11月19日 |
創立者 | 米田吉盛 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
設置学科 | 普通科 |
所在地 | 〒226-0014 |
神奈川県横浜市緑区台村町800番地 | |
電話番号 | 045-934-6211 |
FAX番号 | 045-934-6211 |
外部リンク | 公式サイト |
神奈川大学附属中・高等学校(かながわだいがくふぞくちゅう・こうとうがっこう)は、学校法人神奈川大学が「質実剛健・積極進取」を建学の精神として開校した男女共学の進学校。住所は神奈川県横浜市緑区台村町800番地。中高一貫校(高校での募集はない)。2学期制。
目次 |
[編集] 概要
- 通称「神大附属」。神奈川大学の附属校であるが実態は進学校である。2008年度は卒業生約200名のうち半数弱が国公立大学・早慶上智・MARCHのいずれかに進学している。ちなみに神奈川大学への進学は7人であった。
- 中高共に1学年6クラス35~40人が基本であるが、入学者が多かった学年は例外的に7クラスある。なお、1999年度入学者までは5クラス40人が基本で、中学1・2年次のみ6クラスであった。
- 情報教育に力を入れていると学校当局は謳っており、実際に中学高校の標準とされる表計算ができる程度の内容ではなく、中学3年から高校2年にかけて毎年3人1組でウェブサイトの構築を1から行わせる課題が課される。その結果、ThinkQuest(授業で製作したサイトを任意で応募する事が出来るが、学校によって推奨されている。)への入賞常連校となっている。
- 進学校と謳っているが、英語の熟練度別授業は行われていない(ただし、高校3年次に自己申告制で一部科目がレベル別に分かれる)。
- 校則などは最低限の物のみで、自主的判断が出来る生徒を育成すると言う観点から、比較的自由な校風である。また、制服の夏服着用可能期間が4月~10月と比較的長期である。
[編集] 沿革
- 昭和58年4月25日 - 学校法人神奈川大学第25回理事会で中学校と高等学校の設置決定
- 昭和58年4月26日 - 学校法人神奈川大学第8回評議員会で中学校と高等学校の設置承認
- 昭和59年1月14日 - 神奈川大学附属高等学校設置計画書が県知事より承認
- 昭和59年11月19日 - 神奈川大学附属高等学校(1学年6学級・定員男子204名)の設置が県知事より認可、初代高等学校長に大澤清克を任命、校章と校旗を制定
- 昭和59年11月27日 - 開校式を挙行、中学校と高等学校の業務開始
- 昭和60年3月31日 - 一号館(校舎)・二号館(体育館)、多目的グラウンド、野球場、テニスコート、プールが完成
- 昭和60年4月1日 - 神奈川大学附属中・高等学校が開校
- 昭和60年10月26日 - 校歌の制定(作詞:栗原一登 作曲:團伊玖磨)
- 昭和63年3月31日 - 三号館(校舎)が完成
- 平成2年4月1日 - 定員の変更(1学年5学級・定員200名)が認可、男女共学の実施
- 平成6年11月19日 - 創立10周年
- 平成9年4月1日 - 第二代校長に青柳昌宏を任命
- 平成10年11月20日 - 学校法人神奈川大学創立70周年
- 平成10年12月11日 - 第三代校長に菅原實を任命
- 平成13年7月4日 - 学則の改正、学校5日制に係わる変更が県知事に受理
- 平成15年4月1日 - 第四代校長に澤田敏志を任命
- 平成15年9月4日 - 学則の変更、中高併設型学校と学校6日制への移行を県知事が受理
- 平成16年4月1日 - 学校6日制の実施、中高一貫校となる。
[編集] 教育課程
[編集] 設備
- 1号館
- 普段の授業はここで行われる。普通教室、特別教室、自習室、校長室、食堂、購買部などがある。
- 2号館
- 第一・第二体育館、剣道場、柔道場などがある。
- 3号館
- 技術教室、被服室、調理室、合併教室、図書室、和室などがある。
- 4号館
- 普通教室、トレーニングルーム、倉庫がある。
- テニスコート(人工芝)4面
- 陸上グラウンド(400mトラック)
- 野球場
- 大学野球場
- 大学ラグビー場
- プール(50m×7コース)
そのほかに自然観察林など、広大な敷地を有する。
[編集] 部活動
- 剣道部
- 拳法・空手部
- 硬式テニス部
- サッカー部
- 水泳競技(水球)部
- 卓球部
- 薙刀術部
- バスケットボール部
- バレーボール部
- 陸上競技部
- 軟式野球部(中学)
- 硬式野球部(高校)
- ワンダーフォーゲル部(高校)
- 囲碁・将棋部(高校)
- 演劇部
- 音楽部
- 技術工作部
- 美術部
- 漫画研究部
- 理科部
- 歴史研究部(中学)
そのほかにいくつかの同好会がある。
[編集] 学園祭
学校祭(通称「くすのき祭」)が中学校と合同で体育の日付近に2日間開催される。
1998年から10年計画で「Revolution」の一文字ずつに単語を割り当て、 その単語をその年のくすのき祭のテーマとしている。
- 98年:Revolution
- 99年:egg
- 00年:Vision
- 01年:O(ZERO=原点)
- 02年:Liberty
- 03年:Unstoppable
- 04年:Twinkle
- 05年:Infinity
- 06年:Oasis
- 07年:Nexus
[編集] 体育大会
体育大会は年一回開催される。年度によって開催日が度々変更されてきた。中学校と高等学校が共同で競技することはない。
なお、午前は主に球技、午後は陸上競技が中心に行われる。 例年球技は、中学校がドッヂボール、そして中・高共通の競技が、サッカー、バスケットボール(もしくはバレーボール、体育館を使用する競技、という共通性から)、そしてソフトボール(またはキックベース、同じく野球場を使用する競技だから)が主流である。
陸上競技は、中学生は長縄(合唱コンクール同様、どのクラスも学級単位で朝練や放課後の練習を熱心に行う)と学級対抗リレー。高校生は騎馬戦と飛びつき綱引き、そして学年対抗リレーが主流である。
特に高等学校の学年対抗リレーで、(三年)アンカーがゴールする直前に、高校生徒(三年)ほぼ全員が一緒にゴールするのがかつて名物となっていた。
[編集] 合唱コンクール
合唱コンクールは毎年3月ごろに開催。中学生のみで企画・運営される。 各クラスごとにそれぞれ「自由曲」を一曲歌い、審査は参加者生徒の投票で学年別に順位を決定していく。会場は横浜みなとみらいホールが定番となっている。熱心なクラスは放課後はもちろん、ホームルームをその時間を練習に充てるほどである。