白ナイル川
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白ナイル川 | |
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広義の白ナイルと青ナイル |
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水系 | |
種別 | |
延長 | 2,084 km |
水源の標高 | m |
平均流量 | m³/s |
流域面積 | km² |
水源 | |
河口(合流先) | ナイル川 |
流域 | ウガンダ - スーダン |
白ナイル川(しろナイルがわ、White Nile)はアフリカ北東部の河川であり、青ナイル川と並ぶナイル川の本流の一つである。
厳密な白ナイルはスーダン南部バハル・アル=ジャバルとバハル・エル=ガザルの合流で形成されるノ湖から青ナイルと合流するハルツームまでである。広い意味では源流のヴィクトリア湖からウガンダ国内を北上、キオガ湖とアルバート湖を経て、バハル・エル=ジャバルに至るまでを含む。ビクトリア湖からハルツームまでの長さは、約3,700km。用例によるが、むしろ広い意味で使われる例が多い。
19世紀にヨーロッパ人により行われたナイル川の源流の探検は、「最暗黒のアフリカ」の「未開のジャングルへのヨーロパ人の到達」として盛んに宣伝された[1]。これは同時に植民地化であった。
目次 |
[編集] ビクトリア湖の水源
ビクトリア湖の最も遠い水源はブルンジのルヴィロンザ川で、カヤンザでルルブ川に合流する。ルルブ川はカゲラ川に合流する。カゲラ川はルワンダ・タンザニア及びウガンダ・タンザニア国境を流れビクトリア湖に注ぐ。
[編集] ウガンダ
ビクトリア湖から流れ出る川はビクトリアナイルとも呼ばれる。ジンジャ近郊のナルバーレ発電所を過ぎるとブジャガリ滝である。更に北へ流れ、西に向きを変えキオガ湖に注ぐ。クワニア湖をへて北に流れ出て西へ向かう。カルマ滝はカルマ橋の下を流れる。カルマ橋は1963年に建設された首都からグル県へ向かう要衝である。
これを過ぎるとマーチソン滝国立公園に入り、アルバート湖へ注ぐ。世界銀行は2006年以降2009年までにこの辺りへ200MW級の水力発電所を設置する計画を遂行中である[2]。アルバート湖の源流はコンゴのブルーマウンテンである。アルバート湖から流れ出る川はアルバートナイルとも呼ばれる。ウガンダのこの川の西側は西ナイル地方である。ネビ県にはアルバートナイルを渡る唯一の橋がある。アジュマニとモヨの間にはフェリーがあるが、他にカヌーやボートも使われる。
[編集] スーダン
ニムレから川はスーダンを北上するバハル・アル=ジャバル(アラビア語で「山の川」を意味する)となる。バハル・アル=ジャバルは中央エクアトリア州の元の名前でもあった。ジャバル川は南部スーダンの首都ジュバをへてスッドと呼ばれる大湿地を通りノ湖へ注ぐ。ノ湖でバハル・エル=ガザルと合流し白ナイルになる。ジャバル川にはファショダ事件の舞台となったコドクなどの拠点が築かれた。白ナイルは白ナイル州を通りハルツームに至る。
[編集] 脚注
- ^ Henry Morton Stanley, In Darkest Africa,1890.
- ^ "World Bank okays Ugandan Karuma electricity project", Xinhua, April 3, 2006.
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 国立天文台編 『理科年表 平成20年』 丸善、2007年、ISBN 978-4-621-07902-7。