湘南純愛組!
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『湘南純愛組!』(しょうなんじゅんあいぐみ!)は藤沢とおるの漫画、およびそれを原作としたVシネマ作品、アニメ(OVA)。
目次 |
[編集] 概要
「週刊少年マガジン」連載。「鬼爆コンビ」とよばれる鬼塚英吉・弾間龍二を主人公とした不良の物語。続編に『GTO』がある。その他、鬼爆の中学時代を描いた『BAD COMPANY』がある。作品当初はギャグありのラブコメディ路線であったが、すぐに不良ものの話が展開された。しかし単なる不良ものではなく、「男らしさとは何か」をテーマとしている。作品後期あたりから、作者の新世紀エヴァンゲリオン熱が出てきたからなのか、それらしいネタが頻繁に登場するようになり、初期のGTOまでエヴァネタが多く登場していた。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] ストーリー
鬼爆コンビは極東高校から退学通告を受けて、退学。だがそれは、今やオタッキー以下とされるヤンキーから足を洗いたいためにパンピー(一般人)になるための偽装工作で、実際は自主退学であった。そして2人は童貞を捨てる事を目標に、与論島でバイトしながら彼女探しを始める事になった。
[編集] 登場人物
[編集] 主人公
- 鬼塚英吉(おにづか えいきち)(アニメ版、二又一成/Vシネマ版、宮下直紀)
- 本作の主人公にして童貞。金髪のリーゼントが特徴。愛車はゼファー750。イチモツの大きさはミドリガメ。包茎。
- 極高を支配し、暴走天使(後に3代目である事が判明)をたった2人で潰した等の伝説を残している。
- 親友の龍二と共に童貞を捨てようと奮起するが不運が重なりことごとく失敗に終わり、結局龍二に先を越されてしまった。以後もチャンスはあったものの、結局モノにできないでいた。
- 後に初代暴走天使総長・真樹京介の”マトイ”を受け継いでいたことが判明。京介のマシンである赤のZⅡも受け継いだ。しかし、マトイを巡ってストーリー中でも最大規模の戦いである「第二次湘南戦争」が勃発してしまい、最終的にマトイは無用な争いを避けるべく、英吉自身の手によって葬られる事となった。
- 辻高に転校後、数々の激戦を繰り広げ、龍二と共にその名を湘南に轟かせたが、膨れ上がりすぎた伝説によって周囲が暴走し始めた事に疲れ、龍二と共にその伝説に幕を降ろし、湘南から去る道を選んだ。
- 志乃美とはかなりいい仲になったようだが、結局一線は越えようとはしなかった。
- 主人公だが家庭環境は謎で、父親とは何かしらの確執がある伏線があったが、結局明かされることはなかった。母親は見た目は若く姉弟関係に近い。
- 続編である『GTO』では、なんと中学校教師になり、主人公を務める。
- 弾間龍二(だんま りゅうじ)(アニメ版、堀秀行/Vシネマ版、山口祥行)
- 本作のもう一人の主人公。愛車はCBX400F。英吉と違い、女性との恋愛シーン(鮎美、渚)が多く見られ結果的に童貞を捨てることになった。作者曰くポイントは『目』との事。イチモツの大きさは英吉より大きいスッポン。
- 神堂寺との一件以来鮎美と付き合うようになるが、後に失恋。後に長瀬渚と出会い、付き合うようになった。
- 家は金持ちだが、父親を始め厄介者扱いされていて、阿久津の事件を終えた後に追い出される事に。同じく家庭環境に疲れ家出した渚と公園の廃バスの中で同棲し始め、童貞を捨てる事に成功(その結果英吉が激怒し、鬼爆解散の危機に陥っている)。
- また、渚という彼女がいながら、英吉と共に、住んでいるボロアパートの隣にいる女のオナニーをロシア製ナイトスコープで覗き見しようとした事もあったが、実はその女の正体はオカマであり、自らの陰茎を壁の穴に「フェードイン」してしまった結果、それに涎を垂らしたオカマにフェラチオされてしまった経験を持つ(しかもその光景を、英吉や冴島、克幸、仲条、田村達だけでなく、渚にも見られてしまい、学校中で噂になった挙句、しばらくの間渚に避けられている)。
- 英吉と共に数々の死闘をくぐり抜けてきたが、過大評価されるようになってしまった自分達の伝説に疑問を感じ英吉と共にその伝説に幕を降ろし、湘南から去った。
- 『GTO』では、専門学校卒業後にバイク屋の店主となった。
[編集] 湘南辻堂高校(辻高)
共学の普通校。進学率10%、就職率60%で、冴島らが入学できたところを見るとレベルはそれほど高くないようである。
[編集] 生徒
- 塚井強(つかい つよし)(アニメ版、山崎たくみ(1~2話)、森川智之(4話))
- 真と共に最初に鬼爆の下に着いた男。江ノ島四中時代は仲条の下で幹部クラスだった。
- 筋の通らないことがあると英吉や冴島たちにも反抗するが忠義心は高く、根は生真面目な性格で血尿に苦しめられたこともある。
- 伊藤唯に想いを寄せており、その気持ちを蔑ろにした英吉にタイマンを挑んだ。結局は敗れたものの、唯にその想いが届き、付き合うようになった。彼女の写真が入った生徒手帳を持ち歩いている。
- バックに○○がついているなどの虚栄を嫌い、窮地の際に鬼爆コンビや仲条の名前を出すことをしない。正反対な性格の克幸やヒノケンと反発するが、2人まとめてKOするなど腕っ節はなかなかのもの。初期は小者の印象があったが、連載が進むにつれて独自の成長をしていった。『GTO』で冴島の語ったところによると、卒業後は陸上自衛隊に入り、唯と結婚したとの事。
- 伊藤唯(いとう ゆい)(アニメ版、椎名へきる/Vシネマ版)
- 冴島、鎌田と同じ鎌倉五中出身。中学時代はテニス部。英検4級を持っている。英吉の事が好きだったが、塚井の想いを知り、付き合うようになった。一応はヤンキーで、煙草をすう場面もあった。昔は電話一本で「乗せてくれる」ことから「無線タクシー」と呼ばれていたらしいが、実は伊藤違いらしい。
- 『GTO』において、冴島の話によれば、塚井と出来ちゃった結婚したようである。
- 走真(はしり まこと)(アニメ版、林延年)
- 塚井と共に最初は鬼爆の下に着いた男。タラコ唇と巨根が特徴。中学時代からイジメられていた。元々は冴島のパシリであり、冴島の停学が解け、英吉に仕掛けた際には逆らえなくなってしまう。だが、勇気を振り絞って反抗し、英吉の危機を救った。時折、男を見せる事があるが、作品中、ハッタリが裏目に出たり、散々な目に遭うことが多かった。
- 喧嘩は弱いがかなりモテるようである。何股もしており、彼女の一人である真美が妊娠騒ぎを起こしたときには家の電話が鳴り止まなかった。
- ちなみにイチモツの大きさは阿部のゾウガメを越え、ガメラ級である。
- 何故かVシネマ版では不良ではなくオタクのような風貌になっている。
- 阿部寛(あべ ひろし)(アニメ版、相沢正輝)
- ナンパを得意とする。鬼爆より遅く北海道の三笠市から辻高に転校。数分で女を口説き落とすテクを持っており、彼女のストックはかなりの数。体験人数は100人を超える。
- 金目の物を体中に身に着けており、ゾウガメ級のイチモツには真珠を詰めてある。第2次湘南戦争後にフェードアウトし出番は無くなった。
- 『GTO』にて、冴島の話によれば、数店舗の風俗店経営で成功したが、後に縮小し1店舗経営で苦労している模様。髪の毛が薄くなり、インポテンツになったようである。
- 冴島俊行(さえじま としゆき)(アニメ版、成田剣)
- 鬼爆コンビが転向する前から辻高で幅をきかせていた『鎌倉の狂犬』の片割れ。
- 生まれた頃から悪人顔で、子供からは「人殺し」呼ばわりされ、親は正視できず、妹はチェーンロックをかけてドア越しでしかに会話してくれない(親族とは全く似ていない)。
- 停学が解けてからは鬼塚に挑むもKOされたが、後に行動を共にするようになった。
- 中学時代、自分をボコボコにしたグループの一人の丸山に、報復として鼻に尖ったエンピツを突っ込む「鼻エンピツ」を行ったが、神堂寺との抗争で逆に鼻エンピツされた。後に復讐しようとしたが誤って自分に鼻エンピツをしてしまい入院することに。
- 鎌田が渡米した後に「極沢うさぎ」とコンビを組んだ。『GTO』では警官となって登場。
- 鎌田純(かまた じゅん)(アニメ版、檜山修之)
- 冴島と共に「鎌倉の狂犬」として恐れられた。日米のハーフであり、冴島と違ってモテる男で、ファンクラブも存在する(彼の転校が決まった際は、「学校中の女が泣いた」ほど)。銭湯に入った際、陰毛が生えていない事が判明し、英吉にバカにされていた。弟がいる。
- 冴島と共に鬼爆に仕掛けたが龍二の逆襲に遭い、鬼爆の強さを認め、以後行動を共にするようになる。
- かつては米軍の居住区に住んでいたが、ナツの事件の後、鎌倉に引っ越し、その事件を境に荒れ始めた過去がある。
- ナツの死後、彼の夢を引き継ぎ、ギター片手に渡米した。
- 藤崎志乃美(ふじさき しのみ)
- 英吉より1つ年下。韋駄天レディースのメンバー。中学2年生の4月時に英吉の家に引っ越してきて英吉の妹分となっていたので、英吉の事が好きだった。当時は太っていたが、高校入学時に美人に。持病の喘息を克服するするために空手を習っていた事があったおかげで腕っ節が強く、中2の5月頃にスカートを長くしていたのを同級生のスケバングループ8人の喧嘩売られるが逆に叩きめし周囲から伝説として名をあげる。その後、中学校在学時に韋駄天に入隊している内容が描かれている。また、アンパンで気狂いしていた4人のレディースをも叩きのめしてしまうが、仲間の族達に返り討ちにあった所を英吉に助けられる。基本的には純情な女の子。韋駄天の3代目総長・武沢明と恋仲だったが、英吉と再会し、気持ちが揺れることに。武沢が韋駄天を去った後に別れ、自分を変えるため金髪にした。
- 英吉の事が好きなのは確かなのだが、素直になれずにいた。 『GTO』にも登場し、野村朋子のメイク担当となった。
- 津元克幸(つもと かつゆき)(アニメ版、森久保祥太郎)
- 中学時代は目の合った相手を殴ることから「メデューサ」と呼ばれ、何度か英吉に喧嘩を売ったこともあったが、返り討ちに遭い、後に英吉を慕うようになった。幼い顔つきを英吉に指摘された時にはカッターで自分の顔を刻んだ事がある。
- 幾多の喧嘩で名を売り、そして自分のチーム「KT部隊」を率いて辻堂高校に入学。江ノ商の田村とは第2次湘南戦争以来因縁となり、幾度と無く衝突している。
- 終盤に至っては、鬼爆が欲していたロシア製ナイトスコープをかっぱらって、勝手に鬼爆名義で暴走族グループの「闇皇帝」の頭の家に大きな石を投げ込んで喧嘩を売ったり、挙句の果てには鬼塚親衛隊「ゴブリンズ」を結成して火野率いる爆龍隊「ドラゴンファイヤー」と乱闘を引き起こすなど、つくづくはた迷惑な男である。
- ただし、喧嘩自体はさして強いというわけではなく、「鬼爆」という強力なバックによる「虎の威を借る狐」とも言える。
- ヤスオ
- 克幸の仲間で、KT部隊の一員。英吉と龍二を鬼爆と知らずに喧嘩を売った。コンビで鬼爆だという事を知らなかった模様。克幸がロシア製ナイトスコープを強奪しに向かった際には、パクられてしまったようである。
金髪である。
- あつし
- 克幸の仲間で、KT部隊の一員。悪鬼夜行の事件に巻き込まれ重傷を負った。赤のリーゼントである。克幸と共に負傷しながらも、ロシア製ナイトスコープをかっぱらっている。
- 三草
- 克幸の仲間で、KT部隊の一員。志乃美に想いを寄せていたが、あえなく失恋。
パンチパーマである。
- 北村
- 克幸の仲間で、KT部隊の一員。仲間と共に冴島、鎌田に喧嘩を売って返り討ちに遭う。
リーゼントで前髪をたらしている。
- 三田村春樹
- 克幸の仲間で、KT部隊の一員。
- 榊阿修羅
- 突如英吉に喧嘩を売ってきた男。自称「北の将軍」。
- 「サンドバック榊」と呼ばれる父親の血を引いてるせいか、異常な程に打たれ強く、そのうち相手が疲れて帰ってしまう。その上思い込みが激しく、自分が勝ったと思い込み北海道制覇したと勘違いしていた。
- 後に辻堂高校に転入し、英吉らを悩ませていた。
- 田丸善男
- イジメられっ子でよくカツアゲされていたが、英吉に助けられ憧れを抱くようになる。
- 他界した祖父から形見であるトランクを貰ってから、別人のようになり、中身の南部十四年式拳銃を武器に、悪鬼夜行事件の首謀者となった。最後は英吉に追い詰められ発砲したが拳銃が暴発して重傷を負い、姿を消した。愛車はover racing仕様のXJR1200。
- 蒼樹真冬
- 亡き兄の敵を討つため、ビックウェーブ「アイリーン」に挑むサーファー。
- 英吉と衝突する事が多く、喧嘩をする場面もあった。喧嘩も強く、拳圧だけで克幸に大量の鼻血を出させた事があった。
- 宅配便やテレクラのティッシュ配りなどいろいろなバイトをしていた。愛機はヤマハRZ350
- 清間
- 超能力の使い手として他校からも恐れられていた。毛呂尾拓によれば数々の恐ろしい超能力を持っているらしい。
- 自分の意志で風を起こす事が出来、その能力で女子生徒のスカートをめくったりしていた。冴島が弟子入りを志願しようとしたが、絡んできた不良のボタンを弾き飛ばしただけで終わった。
- 毛呂尾拓
- 清間が超能力使いである事に注目し研究している男。「清間が力を使えば何人もの人が死ぬ」と大袈裟な仮説を立てたが、事実の判明と共に鎌田達にヤキを入れられそうになっている。
- 森國光
- 終盤で辻高に押しかけ入学してきた新入生。英吉の親衛隊となる為に学校に放火する等したため結果的に鬼爆に引退を決意させてしまうことになる。実は克幸の後輩で中学時代は野球部だった。
[編集] 教師
- 村越鮎美(むらこし あゆみ)(アニメ版、鶴ひろみ/Vシネマ版、中山忍)
- 英吉と龍二が辻高に転校する前に、与論島で英吉と龍二にナンパされ、女子大生と偽っていた。龍二とは肉体関係を持ちそうになったが未遂に終わった。
- しばらくは微妙な関係が続いたが、神堂寺との抗争後、龍二に想いを告げられ結婚を決意。しかし、龍二との結婚話で両親とケンカになった。後に自分に龍二は不相応と考え教師を辞め故郷に帰ってしまったが、本作の中盤では神奈川に帰ってきて、幼稚園の保母を勤めていた。後に龍二と再会するが、過去と決別し別々の道を歩む事になる。
- 出雲真理子(いずも まりこ)(アニメ版、勝生真沙子)
- 鮎美の親友であり、同僚である。ヤクザの娘で、鮎美と与論島に行ったところを、英吉と龍二にナンパされた。英吉と肉体関係を持ちそうになったが未遂に終わった。また昔、嘉手納南風が頭だった紫煙というチームに入っていて、嘉手納に憧れていたようだ。嘉手納には「マーコ」と呼ばれる。作品中、髪型が変わる事が多かった。
- 南野用高
- 留年した英吉たちの担任になったスキンヘッドの男。不良たちを集めたクラスを更正させるために派遣された。実戦空手関東代表にまでなった事もある。
- 本作でも1,2を争う最強の男だが、ある事件をきっかけに英吉達に極度のロリコンであることがバレ、弱みを握られてからは逆らえなくなり、パシリにされたこともあった。後に極沢との乱闘が原因で警察に追われる身となってしまい、逃亡中に龍二を襲おうとするが、重機に踏み潰されて以降の消息は不明。
- 嘉手納南風(かでな なお)(アニメ版、/Vシネマ版、立河宜子)
- 南野用高に代わり、英吉たちの担任になった教師。前に不良高校で受け持ったクラス全員を東京六大学に合格させた実績を買われて高給で雇われ、クラスの成績を上昇させた。背中には聖母の刺青がある。
- 昔は紫煙の頭をしていて、「パープルヘイズのマリア」と呼ばれ、「ラストシグナル」というレースで伝説的な存在だった。愛車は紫のケンメリ。また、過去に真樹京介との接点があり、その姿を英吉と重ねていた。
- 相手が弟と知らず、「ラストシグナル」で争った時に、弟が事故で植物状態になってしまったようで、自宅で弟を介護出来る装置を医療コーディネーターから買うために教師をする傍ら、高級クラブで働いたりしていた。
- 尚、『GTO』のアニメ版に森高尚子に代わり、保健室の先生として登場し、教師となった英吉とラストシグナルで対決した。彼女の登場によって本作品とアニメ版GTOとの矛盾が生じている。
- 毒大時有恒(Vシネマ版、中尾彬)
- 辻堂高校校長。
- 鎌倉殺戮部隊になりすました南野用高に金属バットで脳天を直撃されたり、南野用高と「極沢うさぎの怪獣大決戦」に巻き込まれ、南野用高のひじ討ちを喰らい絶命 (?) したり、最期まで散々な目に遭った。
[編集] 湘南極東高校(極高)
卒業生の大半が"組"にスカウトされているという噂がある不良校である。かつては鬼爆コンビが頭にいた。鬼爆転校後は転入してきた神堂寺が頭についた。
- 神堂寺郁也
- ロン毛にサングラスで登場。鮎美の婚約者の弟で、鮎美とも親しかった。しかし、兄は事故で逝去。愛機は兄の形見であるV-MAX。
- 極高に転入し、先輩10人ぐらいに一度はボコボコにされたものの、トップグループを逆らえないほどに復讐したため、事実上学年のトップにたった。
- 辻高と戦争状態に入り、英吉を一度病院送りにし鮎美を拉致したが、バイク対決で龍二に負け少年院に入った。
- 少年院から出た後に、阿久津の脱走を手助けした。自分より強い奴(龍二)以外の名前は覚えない性格。
- 自称料理の名人であり、シチューが得意らしい。
- 大坪
- 極高3年のリーダー格。神堂寺が起こした抗争の事で英吉らに謝罪した。
- 筋が通っている性格で、ケガをしている英吉と大久保のタイマン勝負を提案したり、大久保の罠にはまった英吉を助けるために仲間を集めた。
- 第2次湘南戦争の際は、単独で暴走天使に殴り込みをかけた英吉の手助けとして、阿久津と合流する集団を攻撃していた。
- 朝倉良明(アニメ版、結城比呂)
- 神堂寺の下にいたが、抗争終結後、負けた事を面白く思わず、大久保に鬼爆討伐を依頼した。
- それがキッカケで大久保に依頼料の100万円を貢ぎ、恋人である奈津美を渡すことになった事を後悔した。
- 大久保が負けた後、奈津美を妊娠させ、2人一緒に生活するために街を出て行った。
- 大久保光明(アニメ版、江川央生)
- 元「曼荼羅」特隊。「エグリ屋」大久保と呼ばれる。殺人で少年院に入っていたと思われていたが、それはフカシで本当は少年院にいっていない。しかし、真偽の程は定かではない。
- 極高に顔を利かせ、ヤクザとのつながりもある。かつて中学時代の英吉にケンカを売られ、英吉を恐怖に陥れた。
- とにかく卑怯な性格で、相手の弱みに付け入り、勝つための手段を選ばない。英吉にも罠にはめたが、キレた英吉によって顔の形が変わるほどボコボコにされた。
- 今井浜吉蔵
- 鬼爆の舎弟で、1年のリーダー。進学を目指している。
- 担任の命令で仕方なく、床屋で坊主にしようとしたが、一緒に床屋に入った英吉が髪を剃られてしまった事がある。
- 神堂寺の一件において英吉らに神堂寺の情報を提供した。
- 丸山
- 中学時代に冴島に「鼻エンピツ」をされた男。現在もその傷跡が残っていた。
[編集] 江ノ島商業高校(江ノ商)
不良校で進学率ゼロ、就職率7%。仲条が1年生でありながら1ヶ月で手中に収めた。
- 仲条國士(アニメ版、森川智之)
- かつては2代目暴走天使の江ノ島支部を治めていた。名前自体は序盤から出ていたが登場したのは中盤。愛車はバーフェン仕様のS-30フェアレディZ。塚井の中学時代の先輩である。
- 中学時代は塚井を気に入っていたらしく、他の元江ノ島四中四天王は塚井を妬んでいたようである。
- 怪力の持ち主で、パンチで相手を何メートルも飛ばしたことがあった。
- 横浜騎兵との抗争時は韋駄天と殺戮部隊に顔を利かせ、まとめて指揮するなど統率力が高い事が伺える。
- 田村亜希光
- 鎌倉殺戮部隊の特隊で警察に危険人物としてマークされている。登場時は克幸を苦しめたが、後に互角となり天敵となった。第二次湘南戦争後も幾度と無く対決している。
- 第二次湘南戦争後は仲条と共に行動するようになり、仲条も信頼を置いているようである。
- 神島俊生*(アニメ版、松本保典)
- かつては2代目暴走天使の稲村支部を治めていた。
- 湘南戦争で阿久津に重度の火傷を負わされた。
- 第二次湘南戦争では鎌倉殺戮部隊を率いて阿久津に挑んだが、全身大火傷を負わされ入院した。阿久津が英吉に追い詰められた際、瀕死の体で病院を脱走し、阿久津にナイフを刺して海に突き落とした。
- その後は精神病らしきものも患い、入院し続けているようである。
[編集] 暴走天使(ミッドナイトエンジェル)
真樹京介が結成した走り屋チーム。後に巨大化し、2代目の頃には最強の武闘派として恐れられた。かつては鬼爆もそのメンバーであった。
- 真樹京介(まさき きょうすけ)(アニメ版、渋谷茂 Vシネマ版、竹内力)
- 暴走天使初代総長。愛機はZⅡ。強力なカリスマ性を持ち、地元では「極悪」と言われた男達を集め、走り屋チーム「暴走天使」を結成。結成当時は10人程の少人数チームであった。
- 本作中では(『GTO』や『BAD COMPANY』でも)、隠れている目が出てくる事はなかった。
- 英吉・龍二・仲条・阿久津にも憧れられている。紅蓮のZⅡを駆り、「音速野郎(スピードキング)」と呼ばれ伝説的な存在だったが、バイク事故で死去(だが、その事実を阿久津は知らなかった)。
- 自分が目指していた「走り屋」とかけ離れてしまい、「暴走族」となって巨大化する二代目暴走天使を憂い、「暴走天使を二度と爆走(はし)らせるな」という言葉と共に英吉にマトイを託した。
- 鬼爆が三代目暴走天使を潰したのは、それが京介の"遺志"であったためである。
- 阿久津淳也(アニメ版、子安武人)
- 暴走天使二代目総長。愛機はZⅡ仕様のZ400FX。第一次、第二次湘南戦争を引き起こした張本人。
- 湘南戦争の頃、渚を誘拐・監禁・集団でレイプし、阿久津の女となる二つ目の人格「夜叉」を誕生させた張本人。
- 江ノ島ゲート事件において神島を焼き殺そうとし少年院に入れられた。その2年後、少年院から出て、再び暴走天使を結成し、初代総長のマトイを探していた。
- 英吉や加勢に加わった極高、暴走天使初代幹部らの手によってチームを壊滅させられ、英吉とバイクでの勝負にも負け、少年院に戻る事になった。
- 暴走天使解散から数ヵ月後、神堂寺の手引きによって少年院から脱走。メタル入りのDr.マーチンを履いている。柏屋、ジョーイと面識がある。
- 持ち前の冷静さからか、最終回ではおいしい所を持っていった。
- 魅堂寺学
- 初代特隊。普段、色眼鏡をかけているせいか恐い容姿である。
- 阿久津から恐れられていた事から、かなりの実力者である事が推測される。
- 度々、昌美との交流はある模様。
- 佐藤昌美(アニメ版、岩永哲哉)
- 鬼爆に慕われている、板金屋の店主。初代暴走天使の幹部であった。京介の愛機であるZⅡを保管していた。第2次湘南戦争の後も、必要に応じて英吉に引き渡した。
- 預かっていたヤクザ(横川)のベンツを鬼爆に勝手に持ち出されたり散々な目にあった。
- 普段から鬼爆のバイクの整備をしているようである。
- 高田
- 暴走天使三代目特隊。三代目だった事は後になって判明。
- 鎌倉出身で、鎌田との面識もある。
[編集] 神奈川県警
- 江夏
- 魅堂寺からは「夏ミカン」と呼ばれる。第二交通機動隊員で、暴走族からは危険視されている(それは克幸も逃げ出すほど)。
- 捕まえた暴走族に対し、拷問まがいの暴力を振るう事が多く、過去に停職をくらった事がある。
- 毛利
- 少年課の刑事で、横浜騎兵の動きを探っていた。仲条と面識があり、湘南戦争に関わっていたようである。
- 島村
- 少年課の刑事で、英吉らもお世話になっている。湘南戦争の関係者を良く知る人物。
[編集] 暴力団関係
- 横川たかし(アニメ版、松本保典)
- 顔は恐いが鬼爆とは年が一つ違い。昌美が修理で預かっていたベンツを壊した鬼爆を脅迫し、多額の金を要求した。
- 実は中学時代、鬼爆からイジメられていて「横チン」呼ばわりされていた。恥ずかしい写真を人質にされ、鬼爆から逆に脅迫される事になった。
- 栗田
- 志乃美に素敵なオジサマのふりをして近づき、クスリ漬けにして裏ビデオ撮影しようとしたところを英吉に襲撃された。
- その後、克幸を拉致し、英吉に侘びを入れさせるためエンコ詰めを要求した。
- 松岡
- 柏屋の親戚で、栗田の兄貴分。栗田の元にやってきた英吉の真意を見抜いた。
- 命知らずな英吉を気に入って、英吉と克幸を解放した。
[編集] その他
- 長瀬渚(アニメ版、林原めぐみ)
- 元はお嬢様学校・藤沢女学院の生徒であった二重人格者。阿久津に拉致・レイプされた後、精神的ショックでその時の記憶を失っていた(なので自分が処女であると思い込んでいる)。
- 阿久津の登場により、一時は「夜叉」に人格を支配されたが、龍二の決死の説得によって渚の人格が夜叉に勝ち、夜叉は消滅。一時は意識不明の重体となったが、龍二の呼びかけで一命を取り留めた。
- その後は龍二と恋人となり、廃バスの中で甘い生活を送る。両親に見つかり隔離された後も付き合い続けた。
- 自分の経験を活かし、セラピストになる道を志した。『GTO』では大学院で心理学を専攻し、龍二との関係も続いている。
- 夜叉(アニメ版、林原めぐみ)
- 阿久津の女である渚の別人格。愛車は黒のエリミネーター750。凶暴な性格の持ち主であり、阿久津の為ならどんな事も恐れない。目覚めた渚の人格によって消滅した。
- 武沢明
- 平塚韋駄天3代目総長。志乃美の処女を奪った。英吉に志乃美をかけてタイマンを申し込んだ。
- 英吉に敗北後、韋駄天を引退したものの第二次湘南戦争では暴走天使側に着いた韋駄天に睨みを利かせて英吉を救った。
- その後、電気屋で働いていたようで近い将来オーストラリアで牧場経営をすることを夢見ている。
- 葉月ミサトの正体を知る人物。
- 水樹・スミス・夏希(ナツ)
- 鎌田の幼馴染。愛機はスティード。姉を強姦したグループを刺した後、行方不明になっていたがその間に死神と恐れられる男になっていた。それは英吉を恐怖させるほどである。かつて暴走族・横浜騎兵のメンバーを10人死なせており、当時の生き残りの2人である中垣と真内から恨みを買っていた。
- 伝説的アマチュアロックバンド「ベベジル」のベーシストであったが不法集会においてメンバーをベースで殴り続けたことがある。
- 鎌田とは一緒にアメリカへ行ってミュージシャンとして有名になるという夢を持っていた。
- 横浜騎兵に拉致された鎌田の救援に駆けつけた際に銃撃を受ける。唯一の友達である鎌田の腕の中で息を引き取った。
- 水樹・スミス・フユカ
- ナツの姉。友達がいないナツを何かと心配していた。鎌田の初恋の相手。
- 買い物に出たところを不良米兵に強姦され、その翌日に電車に飛び込み、自殺を遂げた。ナツを殺人衝動に駆らせた原因となった。
- ちなみに「フユカ」という名前は墓標にあったもの(名前の漢字は不明)。
- 中垣*
- 横浜騎兵の生き残りの一人で真内と行動を共にする。ヤクザとつながりがある。口に裂けた傷跡がある。
- 仲条・冴島・龍二・克幸を襲い、結果的に湘南に宣戦布告することになる。ナツを逆恨みしており、ナツのベースを人質に命を狙っていた。
- 鎌田を人質に倉庫街に鬼爆を呼び寄せたが返り討ちにあう事に。鎌田を救出にやってきたナツを拳銃で射殺したが、激怒した英吉によって失神するほどに叩きのめされた。
- 真内
- 中垣と共にナツを追う横浜騎兵の生き残り。中垣が拳銃を持っている事を知らなかった。
- ジョーイ
- 「BLUE ROSE」のメンバーで「デッドエンドジャンキー」と呼ばれる男。
- 幼少の頃から難病を患い、長い入院生活を送っていた。病院から兄の単車で抜け出した際に事故を起こし、「心臓停止状態」になったのをきっかけに痛みを感じない体になってしまう。自分を殺してくれる人間を探しており、龍二を怒らせる為だけに渚を襲ったこともある。タイマンで心臓が止まるまで交互に殴り続ける「シシリアンルーレット」というゲームを得意としている。
- かつて自分と同じ病気を背負っていた少女・ヨーコを手にかけてしまった過去があり、彼のトラウマとなっている。
- 西湘バイパスでのスピードレースで柏屋から借りたモンスターマシンである大型バイクZZR1100ターボを駆り、ZIIに乗る英吉と対決したが、自らの恐怖心に負け、壁に衝突し、海に転落。その際ヨーコの幻から「自分を本当に愛してくれる人」が誰かを諭され、精一杯生きていく事を決心した。
- 柏屋ジュンジ
- 「BLUE ROSE」のリーダーで、神奈川最大の暴力団の跡取り。四代目韋駄天を乗っ取り、自らの配下に加えた。
- 悪鬼夜行事件の時には仲条の側近として働き、鬼爆の動きを探っていた。そしてジョーイと組んで鬼爆を倒し湘南制覇を狙っていたがジョーイが敗北したため、その野望を諦める。愛車はホンダCB750FインテグラとカワサキZZR1100。
- 劇中の台詞からかつて真樹京介にバイク勝負を挑んで敗北した様である(阿久津とはこの時に顔見知りになったものと推測される)。また、志乃美に惚れていた節がある。
- 水無月沙也
- レディース「横須賀 炎舞踏」のリーダーである少女。愛車はKH250。
- 趣味はエロ本を見ながらの一人H。中1から続いている。
- ジョーイとの対決に勝った英吉に惹かれ、全国制覇のパートナーとしようとした。
- 英吉に口説かれてる最中に志乃美に邪魔され、その際に志乃美を「ババア」呼ばわりし、ナイフ、ビール瓶を持ち出しての殺し合いとなった。
- ちなみに仲立ちさせようとした仲条は角材で脳天を殴られた。
- 火野剣吉
- 龍二が英吉と知り合う前に舎弟となった男。愛車はCB400SF。
- 克幸ととにかく仲が悪く、塚井が血尿を出す原因となった。
- 克幸が森と共に鬼塚親衛隊(ゴブリンズ)を結成したのに対抗し、爆龍隊(ドラゴンファイヤー)を結成。鬼爆が引退する原因の一つとなった。
- 無断で鬼爆のステッカーを金目的で売りさばいた事があり、BLUE ROSEとの接触する機会を作ってしまった。
- 極沢うさぎ
- 本作の中でも1,2を争う最強の男。美少女戦士セーラームーンが大好き。両親以外の家族は皆似たような顔をしている。また、彼の名前も含めて兄弟の名前は全員セーラームーン関連の名前である(亜美、レイ、せつななど)。ちなみに極沢家に来る米屋はなぜか顔がソックリである。
- トイレでは「うんこは流さない主義」らしい。ちなみに強力なワキガ。
- 相方がいなくなって、恐い顔で悩んでいた冴島が、「自分より恐い顔の奴」と組めば自分の恐さが軽減されると考え、セーラームーンのフィギュアを餌に新たなコンビを結成。南野用高と互角に戦えるほどのバケモノであるが、基本的には無害。
- 葉月ミサト
- 鬼塚が本気で惚れてしまった女性だったが、正体は性同一性障害の男性だった。かつては韋駄天に所属しており、武沢に惚れていた。勿論、志乃美の事も知っていた。
- 店では人気があるニューハーフで、高級マンションに住むほどの金持ち。家事も万能(渚を泣いて悔しがらせたほどの腕前)。
- 諦め半分で英吉に一緒に上京することを持ちかけたが、英吉は駅のホームでミサトを待ち続けた。それに満足し、結局は身を引くことになる。
- 鎌田薫
- 鎌田純の弟。女顔である事を悪用して女装し、一人美人局を営んでいた。ケンカは兄・純から教わった。
- 英吉を罠にかけようとしたが、返り討ちにあい、強い英吉を気に入った。しかし、本気で惚れてしまい、英吉の前だけ女装するという困った癖がついてしまった。周囲の人間は英吉に申し訳なくこの事実を伝えられなかった。
- 鎌田が渡米してからは登場していない。
- ジョーイの兄
- 本名不明。ドレッドヘアーにサングラスが特徴。愛車はオレンジブルーバードのR1-Z(TZ仕様)。
- 死に急ぐ弟を憂いており、英吉に向かって「ジョーイを殺して欲しい」と涙を流しながら土下座して頼んだ。
- 西湘でのレースでジョーイが海に転落した際は自らも海に飛び込み、無事救助している。
- ヨーコ
- ジョーイのかつての恋人。ジョーイと同じ難病を患っている。
- 入院先の病院でジョーイと知り合い、共に病院を抜け出した。2人で生活を続けていくうち、病院から持ち出した薬では抑えられない程に病状が悪化。最期は自ら望んでジョーイによって絞殺された。この事はジョーイの心に深い傷を残している。
- 加藤
- 伊舞奈美樹(アニメ版、國府田マリ子)
- 槍田想奈(アニメ版、麻見順子)
- 1~2巻に登場。美人率89%を記録したフェラス女学院の生徒。実は病気持ちであり、数々の男達を性病に至らしめた。「ヤリマン想奈」と呼ぶ人間もいる。
- 最初は英吉を病気で冒そうとしたが、町田から助けられてから本気で英吉に惚れ、積極的にアタックをかけた。
- スキー場で英吉を拘束し、無理矢理関係を持とうとしたが、英吉に罵倒され自暴自棄に。その後、英吉に説教され身を引くことに。
- 白百合桃子(アニメ版、冬馬由美)
- 想奈の友人。龍二に惚れ、鮎美をライバル視した。積極的にアタックをかけるも、ついには諦め身を引いた。
- 町田(アニメ版、沢木郁也)
- 元高校チャンプのボクサー。拳にメリケンを仕込み、英吉を一時戦意喪失状態に追い込んだ。その後、想奈を無理矢理連れまわしたが、鬼爆の逆襲に遭う。
- 西條あきら
- 鬼塚を好きになった下級生。酒が強い。サクランボを舌で結ぶことができる。
[編集] メディアミックス
[編集] OVA
[編集] オリジナルビデオ
- 湘南純愛組!
- 湘南純愛組!2
- 湘南純愛組!3 地獄の暴走天使
- 湘南純愛組!4 死神狩り
- 湘南純愛組!5 鬼爆よ永遠に