童貞
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童貞(どうてい)とは、性行為を経験していない男性を指す言葉。
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[編集] 言葉
もともとは、性別に関係なく男女双方に対して使われる語 "virgin" (英語)の訳語として当てられた語句であるが(童貞マリアなど)、現代ではキリスト教関係の祈祷文等を除きもっぱら男性のみに用いられている。女性についての同義語としては、主に処女が用いられている。
国内でも童貞の俗称として使われる英語での俗語として "cherry" があるが、これも英語圏では男女の区別なく使われることが多いが、日本ではあくまでも男性の童貞を指す言葉として普及している。また最近では童貞のことをネイヴ【NEIV】(Not Ejaculated it In a Vagina)などと呼ばれることもあるが、日本ではあまり普及していない。 cherryboyのcherryは性経験の無い若い男性(童貞)の性器の色、形を模した意味もある。
[編集] 蔑称としての"童貞"
「童貞」という言葉はそれ自体が蔑称として用いられることがある。特に成人男性に用いる際には語感に未熟者、性的な魅力に欠けている者との意味合いが含まれているととられがちであり、一種のセクシャルハラスメントにあたる場合もあるので注意が必要である。女性に処女であることをからかうのと同じであるが、女性の場合一般的に貞操は守るものという観念があるため、男性の童貞とはニュアンスが異なることが多い。
[編集] 童貞に関する造語
- 素人童貞
- セックスワーカーとの性交経験しかもたない男性のこと。対義語は「玄人童貞」。
- 玄人童貞
- 性交経験はあるが、セックスワーカーとの性交経験はない男性のこと。対義語は「素人童貞」。
- D.T.
- 童貞の略語。童貞という言葉に肯定的意味を持たせるため、イラストレーターのみうらじゅんが発案した。後にタレントの伊集院光も共鳴し、共著で同名の著作も著している。
- ○○童貞
- 性交以外でも、性に関することの経験がない人として使われることもある。例えば風俗へ行ったことのない人を「風俗童貞」、オナニーの経験がない人を「オナニー童貞」と呼んだりして使うこともある。女性の場合は○○処女。ただし、男性の肛門性交未経験者を特別にアナル処女という場合がある。
[編集] 参考文献
- 『童貞としての宮沢賢治』 - 押野武志(筑摩書房)ISBN 978-4-480-06109-6
- 『日本の童貞』 - 渋谷知美(文藝春秋)ISBN 978-4-16-660316-9
- 『中年童貞』 - 渡部伸 (扶桑社新書) ISBN 978-4-594-05385-7
- 『中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差』 渡辺伸 ISBN 4594053858