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汽車製造 - Wikipedia

汽車製造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

汽車製造(きしゃせいぞう)とは、1896年明治29年)に創設された鉄道車両メーカーである。正式名称は汽車製造合資会社(1896年)→汽車製造株式会社1912年会社組織変更により改称)で、汽車会社汽車製造会社などとも呼ばれた。

製番11。日本国有鉄道233号
製番11。日本国有鉄道233号
233号の銘板
233号の銘板

目次

[編集] 黎明期

日本の鉄道行政の黎明期を牽引した井上勝が、1893年3月に鉄道庁長官を辞して下野したのを機に設立した、日本初の民間機関車メーカーである。井上は、長州藩の先輩である井上馨や、黒田長成、前田利嗣、毛利五郎らの旧諸侯、岩崎久弥住友吉左衛門渋沢栄一安田善次郎らの実業界の有力者らに出資を仰ぎ、1899年7月、大阪市島屋新田に開業した。

当時の日本では民間で機関車を製造したメーカーはなかったが、客車等を製造するメーカーとしては平岡工場、三田製作所、東京石川島造船所、天野工場が4大メーカーで、その他にも中小メーカーが意外に多く存在した。技術と実績は平岡工場が一番であり、井上はそこから経営と製作に実績のある平岡煕を副社長として迎え、自らは社長の座に就いた。技師長としては、トレビシック級の外国人を招聘する予定であったが得られず、日本鉄道大宮工場の長谷川正五が引き抜かれた。

機関車の製造は、鉄道作業局新橋工場からA8形タンク機関車の図面を借りることから始まった。これをして、海外製品のノックダウンメーカーとしての発足とする見解もあるが、海外から一部の部品を輸入したといっても、特段の契約があるわけでなく、そう断定するのは無理がある。どんなメーカーでも、最初は師匠の模倣から始まり、次第に独自色を出していくのが常道である。

鉄道作業局のA8形を模倣した製造第1号と第2号は、1900年7月、同時に着工された。注水器や注油器などの小物部品、動輪などがイギリスから輸入されたが、製造メーカーは明らかでない。大手のダブスではなく、中小メーカーのナスミスあたりではないかと推定されている。これらは、納入先が決定しないまま着工されたが、製造途中で台湾総督府鉄道に納入されることになり、1901年9月18日、1号機の試運転が実施され、完成検査は鉄道作業局神戸工場の森彦三が務めた。ただし、これは日本における民間工場製機関車第1号ではない。民間第1号は、名古屋に設立された鉄道車輛製造所製の1B形タンク機関車で、1900年に完成し、徳島鉄道に納入された。後の国有化により鉄道院180形となった機関車である。

しかし、この製造第1号機関車は、台湾への輸送途中の海難事故によって喪われ、非常に幸先の悪いスタートとなってしまった。代機となったのは、その保険金で製造したといわれる製番6で、こちらは1903年に大阪で開催された第5回内国勧業博覧会に展示後、台湾に送られた。このA8形模倣の1B1タンク機は、A10形(後の230形)として鉄道作業局へも納入され、私鉄に納入されたものも含めて、1905年までに51両が製造された。

[編集] 歴史

同年、製造番号1番が完成。台湾総督府鉄道部向けE30形という車軸配置1B1形(先輪1軸+動輪2軸+従輪1軸の意味)タンク機関車であったが、輸送中の海難事故により水没している。
  • 1936年昭和11年)東京・丸の内に本社を移転、大阪本店を大阪支店に改称(東京支店は変更なし)。
  • 1941年(昭和16年)に完成したC59形1号機で、製造番号2000番を達成した。
  • 1944年(昭和19年)二箇所の支店(工場)をそれぞれ大阪製作所、東京製作所に改称。
  • 1948年(昭和23年)戦後、国鉄としては最初で最後となった新製蒸気機関車のE10形5両を製造した。
  • 1968年(昭和43年)宇都宮工場(栃木県河内郡河内町、現:宇都宮市)を開設する。同工場では貨車の製作を担当した。
  • 1972年(昭和47年)にかつての最大のライバルだった川崎重工業に吸収合併されることになり、76年間にわたる会社の歴史に幕を下ろした。

※ 東京製作所で製造した車両は小名木川駅から総武本線D51形牽引で発送されていた。

[編集] KS型台車

KS76A形 エコノミカル台車(京阪5204)
KS76A形 エコノミカル台車
京阪5204

日本では採用例の少ない円筒案内式軸箱のシンドラー式や、軸箱梁式の1自由度系台車であるエコノミカル式など特徴的な構造の台車を私鉄を中心に納入した。

また、高田隆雄技師(当時)の主導の下、空気バネ台車など台車について先駆的な技術開発を実施しており、日本初の実用空気バネ台車となったKS-50、自由回転車輪台車のKS-68、それに前代未聞の全アルミ製側枠を持つKS-75[1]など、重要な顧客であった京阪電気鉄道の協力を得て、野心的な設計の試作台車を多数世に送り出したことで知られている。

なお、このKSナンバーを持つ台車群は、1972年の川崎重工業との合併後も生産と開発が継続し、1978年3月竣工の京阪1000系最終編成用として納入されたエコノミカル・トラックのKS-77Aが最終形式となっている。

[編集] 参考文献

  • 根本 茂「回想 汽車会社をめぐって」I~V (プレス・アイゼンバーン『レイル』No.34~38、1989年稿)
I No.34 1996年10月 ISBN 4871121844 p31~p40
II No.35 1997年6月 ISBN 4871121852 p24~p30
III No.36 1997年10月 ISBN 4871121860 p24~p31
IV No.37 1998年7月 ISBN 4871121879 p40~p52
V No.38 1999年5月 ISBN 4871121887 p81~p88

[編集] 脚注

  1. ^ 基本設計はエコノミカル台車のKS-73系に順じ、2200系に装着されて約1年に渡る長期実用試験が実施された後、疲労度解析のために細かく切り刻んで解体された。

[編集] 関連項目


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