木津駅 (京都府)
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木津駅 | |
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木津駅東口(2007.8.30) |
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きづ - Kizu | |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所在地 | 京都府木津川市木津池田 |
電報略号 | キツ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 島式 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
3,118人/日(降車客含まず) -2006年- |
開業年月日 | 1896年(明治29年)3月13日 |
乗入路線 3路線 | |
所属路線 | ■関西本線(大和路線) |
キロ程 | 126.9km (名古屋起点) 加茂から6.0km |
◄加茂(6.0km)
(3.2km)平城山►
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所属路線 | ■奈良線 |
キロ程 | 34.7km (**京都起点) |
◄上狛(1.6km)
(-km)(平城山*)►
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所属路線 | ■片町線(学研都市線) |
キロ程 | 0.0km (当駅起点) |
◄-(-km)
(2.2km)西木津►
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備考 | みどりの窓口 有 * 奈良線列車は奈良発着 ** 奈良線の正式な起点は当駅 |
木津駅(きづえき)は、京都府木津川市木津池田116-2にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅。 4方向に線路がつながり、2つの路線の起点駅という要衝であるが、利用客はさほど多くはない。 ICOCA・Jスルーカード利用可能駅(相互利用対象ICカードはICOCAの項を参照)。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 関西本線(大和路線)
- 奈良線 - 起点
- 片町線(学研都市線) - 起点
奈良線と片町線は当駅が路線上の始終着駅だが、奈良線列車は運転系統上奈良駅を始終着(京都行きの一部にJR難波駅・王寺駅始発あり)とするため、当駅始終着の列車はない。一方、片町線の列車は早朝・深夜に奈良直通列車があるのみで、殆どの列車が当駅を始終着とする。
[編集] 駅構造
島式2面4線のホームを持つ地上駅(橋上駅舎)である。現在の橋上駅舎は2007年4月1日に供用開始された。独特の流線型を持つ外観は、木津川の流れをイメージしたという。また木材の流通で栄えた町(旧木津町)の歴史を表すため、随所に木目調のデザインを取り入れている。
旧駅舎は大正時代に建てられたという平屋で、ホームへは線路下の通路(線路が築堤上のため通路は地平レベル)で連絡していた。また以前は、現在の1番のりばの西側に2線、両ホームの間に2線と東側に留置線(6本)が敷設されていた。
駅構内の自動放送は、橋上化以前は「○番線」とアナウンスされていたが、現在はJR西日本で一般的な「○番のりば」の表現に更新されている。
1(上り待避線) | ■学研都市線 | 京田辺・四条畷・京橋方面 |
■大和路線(下り) | 奈良行き(深夜のみ、学研都市線からの直通) | |
■奈良線 | 城陽・宇治・京都方面(1日1本のみ) | |
2(上り本線) | ■大和路線(上り) | 加茂方面(加茂で亀山方面に連絡) |
■奈良線(上り) | 城陽・宇治・京都方面 | |
3(下り本線) | ■大和路線(下り) | 奈良・天王寺・大阪方面 |
■奈良線(下り) | 奈良行き | |
4(下り待避線) | ■大和路線(下り) | 奈良・天王寺・大阪方面 |
奈良方面へ向かう列車(下り列車)については、大和路線加茂方面からは3・4番のりばの両方に入線できるが、奈良線京都方面からは3番のりばにしか入線できない。そのため、両路線の列車が同時に入線する場合は、大和路線の列車が待避線である4番のりばに入る。また、大和路快速が当駅でみやこ路快速を待避することもある。なお、当駅を始発とする下りの「やまとじライナー」は4番のりばから発車する。
片町線(学研都市線)は西側の1番のりばにしか線路がつながっておらず、その1番のりばのみを使用する。1番のりばは、京都方面(奈良線)の列車の待避線としての役割も持っているが、現在のダイヤでは1番のりばでの待避列車はない。ただ、緊急時に備えてのレール磨きのためか、1日1本のみ奈良線の上り列車が1番のりばに入線する。
[編集] 駅周辺
- 木津川
- 木津川市役所(旧・木津町役場)
- 京都府立木津高等学校
- 木津地方合同庁舎(法務局、検察庁、ハローワーク)
- 国道24号(国道163号重複)
- 奈良県道・京都府道47号天理加茂木津線
- 京都府道323号木津停車場線
- 京都府警木津警察署
- 京都府山城南土木事務所
- 木津南垣外郵便局
- 公立山城病院
駅の東側には田畑が広がる。商店や住宅があるのはほとんど西側である。 現在、駅西側で「木津駅前土地区画整理事業(木津川市施行)」が、今回開設される駅東口方面約1.5kmでは木津中央地区土地区画整理事業(都市機構施行)が実施されている。
[編集] バス路線
橋上駅舎化に伴って東口に駅前交通広場が2007年7月2日に開設され、奈良交通路線バスが木津南地区(州見台・梅見台)から乗り入れを開始している。
- 奈良交通
- 西口
- 52系統:鹿背山~木津駅~木津川市役所~山田川駅~南陽高校(南陽高校休校日は運休)
- 65系統:木津駅~鹿背山~加茂駅~恭仁大橋~井平尾~和束河原~二ノ瀬~和束町小杉
- 71系統:木津駅~木津川市役所~山田川駅
- 72系統:鹿背山~木津駅~木津川市役所~山田川駅
- 東口
- 11系統(木津南循環バス):木津駅東口→州見台4丁目→州見橋東→州見台8丁目→州見橋東→木津南ソレイユ→梅見台小学校→梅見台5丁目→梅見台3丁目→梅見台2丁目→木津駅東口
- 平日のみの運転。
- 木津町巡回バス(きのつバス)
- 西口
- 木津川台住宅~山田川駅~木津中学校前~木津本町~木津駅~木津本町~いずみホール~中央体育館~相楽台東~ハイタッチ・リサーチパーク~南陽高校~兜台1丁目~高の原駅
- 梅谷~分校橋~梅見台5丁目~州見橋東~州見台8丁目~州見橋東~市坂~木津駅~木津中学校前~山田川駅~ハイタッチ・リサーチパーク~南陽高校~兜台1丁目~高の原駅
- 鹿背山~木津駅~木津中学校前~山田川駅~相楽台北~相楽台東~相楽台小学校~兜台7丁目~兜台1丁目~高の原駅
[編集] 利用状況
- 2006年度の1日平均の乗車人員は3,118人である(京都府統計書)
[編集] 歴史
- 1896年(明治29年)3月13日 - 奈良鉄道の木津駅(一般駅)が開業。
- 1898年(明治31年)6月4日 - 関西鉄道の新木津駅が開業、約600m離れるが木津駅と連絡駅になる。
- 1898年(明治31年)9月16日 - 関西鉄道の木津駅が開業(新木津~木津間が延伸)。
- 1898年(明治31年)11月18日 - 新木津~加茂間が開業し、名阪間の新ルートとなる網島(1913年廃止)~名古屋間が全通。
- 1901年(明治34年)1月18日 - 新木津~木津間が休止。
- 1905年(明治38年)2月7日 - 関西鉄道が奈良鉄道を合併。
- 1907年(明治40年)8月21日 - 加茂~木津間が開業し、現在の関西本線ルート完成。新木津~木津間再開。新木津駅を休止。
- 1907年(明治40年)10月1日 - 関西鉄道が国有化。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定により、関西本線所属となる。
- 1911年(明治44年)8月30日 - 休止中の新木津駅が廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物営業廃止(旅客駅となる)。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
- 2007年(平成19年)4月1日 - 橋上駅舎供用開始。
- 2008年(平成20年)2月8日 - 旧駅舎のホーム連絡通路を再利用した東西連絡通路供用開始。
[編集] 位置情報
[編集] 隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- ■大和路線(関西本線)
- ■奈良線(木津~奈良間は関西本線)
- ■学研都市線(片町線)
- ■快速・■区間快速(区間快速は京橋方面のみ運転)
- (平城山駅 -) 木津駅 - 西木津駅
- ■普通
- 木津駅 - 西木津駅
- ■快速・■区間快速(区間快速は京橋方面のみ運転)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
大和路線(関西本線) |
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(亀山方面<<)加茂 - 木津 - 平城山 - (佐保信号場) - 奈良 - 郡山 - 大和小泉 - 法隆寺 - 王寺 - 三郷 - 河内堅上 - 高井田 - 柏原 - 志紀 - 八尾 - 久宝寺(>>放出・京橋方面) - 加美 - 平野 - 東部市場前 - 天王寺 - 新今宮 - 今宮(>>西九条・大阪方面) - JR難波 貨物支線: 平野 - 百済 / 八尾 - 杉本町 |
奈良線 |
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京都 - 東福寺 - 稲荷 - JR藤森 - 桃山 - 六地蔵 - 木幡 - 黄檗 - 宇治 - JR小倉 - 新田 - 城陽 - 長池 - 山城青谷 - 山城多賀 - 玉水 - 棚倉 - 上狛 - 木津 (- 平城山 - 奈良) |
学研都市線(片町線) |
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木津 - 西木津 - 祝園 - 下狛 - JR三山木 - 同志社前 - 京田辺 - 大住 - 松井山手 - 長尾 - 藤阪 - 津田 - 河内磐船 - 星田 - 東寝屋川 - 忍ヶ丘 - 四条畷 - 野崎 - 住道 - 鴻池新田 - 徳庵 - (久宝寺・王寺方面<<)放出 - 鴫野 - 京橋(>>尼崎方面) 貨物支線(城東貨物線): 吹田 - 鴫野 - (おおさか東線) - (正覚寺信号場) - 平野 |