奈良鉄道

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奈良鉄道 地域 京都府、奈良県 運行期間 1895年 – 1905年 後継路線 関西鉄道 軌間 1067
：奈良鉄道線 ：他社局線 関西鉄道譲渡時の路線
凡例 ↑京都鉄道 ↓京都電気鉄道 京都 ←官鉄大阪 稲荷 官鉄大津→ ←京都電気鉄道 伏見 関西鉄道 新木津 大仏 木津 関西鉄道→ 奈良 旧大阪鉄道 京終 桜井 旧大阪鉄道

奈良鉄道（ならてつどう）は現在の奈良線全線、桜井線の過半などを建設、運営していた日本の私鉄であった。全路線は1905年に関西鉄道に譲渡され、さらに1907年に国有化された^[1]。

目次 1 歴史 1.1 年表 2 路線 3 車両 3.1 機関車 4 参考文献および脚注

[編集] 歴史

京都と奈良を結ぶ鉄道として計画された。建設は京都から進められ、1895年（明治29年）に京都 - 奈良間が全通した^[2]。また、奈良 - 桜井間はこの区間を建設していた初瀬鉄道を（明治30年）に合併し^[3]、1898年（明治32年）に全通した^[4]。

1904年（明治37年）に近畿鉄道合同の交渉が持たれ、南和鉄道とともに関西鉄道に合流を決め、翌1905年（明治38年）に鉄道一切が引き継がれた^[5]。

[編集] 年表

• 1895年（明治28年）9月5日　七条 - 伏見間3M23C開業
• 1895年（明治28年）11月3日　伏見 - 桃山間1M9C開業
• 1896年（明治29年）1月25日　桃山 - 玉水間12M46C開業
• 1896年（明治29年）3月13日　玉水 - 木津間4M50C開業
• 1896年（明治29年）4月18日　木津 - 奈良間4M32C開業
• 1898年（明治31年）5月11日　桜井 - 京終間11M10C開業
• 1899年（明治32年）2月11日　京終 - 奈良間仮連絡線により貨物営業開始
• 1899年（明治32年）10月14日　奈良 - 京終間1M5C開業
• 1905年（明治38年）2月8日　関西鉄道に譲渡

[編集] 路線

関西鉄道に譲渡当時の路線は38マイル15チェーンであった^[5]。

• 七条 - 奈良
• 奈良 - 桜井

[編集] 車両

関西鉄道に引継ぎの車両数は機関車12両、客車91両、貨車106両であった^[5]。

[編集] 機関車

1 - 5

米ボールドウィン社製2-6-2 (1C1) 形タンク機

関西鉄道：形式93、春日（かすが）、番号93 - 97

鉄道院：3030形

6 - 12

瑞SLM製2-6-0 (1C) 形タンク機

関西鉄道：形式98、三笠（みかさ）、98 - 104

鉄道院：2800形

[編集] 参考文献および脚注

鉄道省 『日本鉄道史』中篇、[鉄道省]、[東京]、[大正10年]。

1. ^ 日本鉄道史中篇 pp.472-480
2. ^ 日本鉄道史中篇 pp.472-475
3. ^ 日本鉄道史中篇 pp. 664-665
4. ^ 日本鉄道史中篇 p. 477
5. ^ ^{a b c} 日本鉄道史中篇 pp. 478, 363-366