時空警察
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「時空警察」（じくうけいさつ）は、歴史についての謎や疑惑などを推理する日本テレビ製作のドラマである。『この番組は事実に基づいた歴史推理ドラマである』がキャッチコピー。
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[編集] 概要
2005年までに5作品（PART5まで）放送された。日本のテレビ界には珍しい、エッジのきいた遊び心満載のスペシャルドラマ。スタイリッシュでスケール感の溢れるエンターテインメントとして今もなお熱狂的なファンをあまた生む。過去の時代に、捜査一課の刑事達がトレンチコートを着たまま「時空警察だ!」と現場に踏み込み、警察手帳を見せる（しかも、言われたほうも何故かそれで納得してしまう）ラディカルさは、そのぶっ飛んだ正統派刑事ドラマの演出と相まって、不思議な世界観を構築している。
事件そのものに介入したり、時空犯罪を取り締まるわけではないのでいわゆる「タイムパトロール」には分類されない。
取り扱う事件は陰謀論、都市伝説的な俗説が多い。ジャンル区分け不能のエンターテインメント、なかなか斬新なキャスティングも話題となった。
[編集] 時空班
- 警視庁刑事部捜査第一課に存在する架空の捜査班で、通称「時空警察」と呼ばれるとされる。なお、時空班の捜査員が捜査に当たる際に厳守すべき掟は次の3点に要約される。
- 『歴史を変えてはいけない』
- 『未来に行ってはいけない』
- 『時空警察に時効はない』
- 時空班は、一般的に落ちこぼれ警察官もしくは内々的に問題がある人物、そして、出世コースから脱落したキャリア警察官僚が管理官として所属するとなっているために、捜査一課内にしろ、警察全体から煙たがれている存在であり、一時は存続すら危ぶまれた（実際は3億円事件の真相を知られたくないために、当時捜査指揮に当たっていて現在は上層部の役職にいる人間が、警察の威信を守るために画策されていた）。
- そのため、PART2で取り上げた「3億円事件の真相」では、主人公・伊能恭介が当時その捜査に借り出されていた若き日の北条特命主席管理官から聞き込もうとした際、「時空班だと？この落ちこぼれどもが、捜査の邪魔をするな！」とあしらわれていた。
- ちなみに3億円事件をはじめとする戦後以降に発生した日本国内の出来事の捜査は原則禁止されている。これは出来事に関わった人物がまだ生存している上、捜査員が現れることで後々の歴史に支障をきたすこともある（上記のように若き日の北条管理官と出くわしたことで現代の北条特命主席管理官に若干の変化を及ぼし、少年時代の伊能が出会うはずだった青年と伊能が会って別方向に行ったことで会うこともなく、現代に帰ったときに青年に関する記憶をなくすなど）。
- また、文部科学省とは歴史教科書検定をめぐって、度々問題となっている。
- 実際に時空班に所属する刑事たちの知識は、大学教員並みの知識であり、歴史捜査もその高いレベルにおいての捜査になるので、実際のところ、中学校や高等学校の教科書に大きく影響を与えるようなことではない。また、ほとんどの捜査が、「歴史の流れ」や「歴史を学ぶ上で重要」という事から一歩引いたような事件や事故で、教科書に大々的に紹介されることもなく、山川出版社の用語集でも、さらっと流されているもしくは、掲載されていない物である。
[編集] 出演者
- 伊能恭介警部：陣内孝則
- 山神善一郎警部補：竜雷太
- 広瀬忠生巡査部長：恵俊彰
- 時澤爽太巡査：石井正則
- 風間裕子巡査：小池栄子（PART2から参加）
- 竹中玄巡査：松尾敏伸（PART5で参加）
- 北条特命主席管理官：丹波哲郎
- 南響子（文部科学省教科書企画課課長）：川原亜矢子（PART5で参加）
[編集] 過去の出演者
[編集] シリーズ
[編集] PART1
[編集] 内容
- ケネディ暗殺の真犯人は誰だ!
- タイタニックは計画的に沈められた!
- 信長暗殺の黒幕を追え!
- ヒトラーは生きていた
- 義経はジンギスカンになったのか?
- 備考：脚本家によると、「もう少し、明確な答えを出すために、モンゴルまで行き、ジンギスカンと会い、確かめるはずであったが、監督が「こんな話はどうせ嘘なんだから、嘘を公言するな」と言われ、没になった」とされている。
[編集] PART2
[編集] 内容・出演者
[編集] PART3
[編集] 内容・出演者
- 忠臣蔵! 300年目の真実
- ヒンデンブルグ号爆破事故はテロだった?
- 出演：小林清志（フリッツ・エルトマン（声））
- なぜ聖徳太子は暗殺されたのか?
- 真珠湾攻撃 アメリカは知っていた?
[編集] PART4
[編集] 内容・出演者
[編集] PART5
[編集] 内容・出演者
- 史上最悪の大虐殺 豊臣秀吉VS時空警察
- ヒトラーをつくったのは誰だ?
[編集] オープニング・エンディングテーマ
John Gregory & His Orchestra 『The Six Million Dollar Man』 ： オリジナルはアメリカのテレビドラマ「600万ドルの男」のテーマソング
[編集] スタッフ
- 総合演出：小林正樹（PART1,2）、内山雄人（PART4）、仁木啓介（PART5）
- プロデューサー：今村司（PART1,2）、下田明宏（PART3～5）／杉田浩光
- 企画・プロデューサー：岩間玄
- チーフプロデューサー：城朋子（PART1,2）、梅原幹（PART3～5）
- 制作協力：テレビマンユニオン
- 製作・著作：日本テレビ
[編集] 外部リンク
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