日本橋兜町
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日本橋兜町(にほんばしかぶとちょう)とは、東京都中央区の地名で、旧日本橋区の地域内である。
郵便番号 103-0026
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[編集] 概要
経済・ビジネスとしての色が強い街で、日本の証券市場・金融街の代名詞となっている。 これは、ロンドンのシティ、ニューヨークのウォール街と同様である。
[編集] 地理
日本橋地域の南部に位置する。
- 河川・橋
- 日本橋川
- 鎧橋
[編集] 歴史
『兜町』は平将門の兜を埋めて塚にした所を兜山と云ったところから由来しているという。その地に祀られたのが兜神社である。兜神社の縁起は平將門の兜が一番古い(伝承の中での起源)縁起であるが、他に兜神社の由来は源義家が奥州征伐の往きに暴風に出会い鎧を沈めて竜神に祈って無事を祈った場所に、都への帰途兜を埋めて塚を築き埋めて神を祭ったという故事を縁起とするものもある。
かつては沼地だった兜町付近だが、江戸時代に入ると江戸城築城のために埋め立てが行れ、周辺は大名屋敷が立ち並んだ。兜橋、兜の渡しなどの地名ができた。
明治に入ると、明治維新の恩賞として、兜町周辺の土地を三井家等が受け取り、「兜町」と名づけられた。渋沢栄一を中心に1871年に第一国立銀行本店が、1878年には東京証券取引所の前身である東京株式取引所が設立され、商業の街へと急速に発展していった。1923年の関東大震災により、辺りは焼け野原となるが、震災後は近代的な街並みに一変した。
[編集] 教育
- 学校
[編集] 地域
- 公園
- 坂本町公園
- 機関
- 企業
- 東京証券取引所(東証ARROWS)
- 日興コーディアル証券 兜町本社 - 登記上の本店は、千代田区丸の内の丸の内本店となっている。
[編集] 交通
- 鉄道
- バス
- 道路
- 首都高・出入口