山瀬まみ
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山瀬 まみ(やませ まみ、1969年10月2日 - )は、日本の女性タレント。本名・中上 真巳子(なかがみ まみこ)旧姓・山瀬。ホリプロ所属。
身長168cm、血液型O型。
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[編集] 来歴・人物
神奈川県平塚市出身。小学生時代は、埼玉県上尾市で育つ。神奈川県立神田高等学校を経て堀越高等学校卒業。第10回ホリプロタレントスカウトキャラバン優勝。1986年に『メロンのためいき』で歌手デビュー。当初のキャッチコピーは「国民のおもちゃ新発売」だった。鼻にかかった独特な喋り声(例:やばせばび)で知られ、タモリなどによく真似されていた。歌唱力は評価されていたが、アイドル歌手としては成功せず、バラエティ番組を中心に活躍するバラドル(バラエティーアイドル)のさきがけの一人となり、現在もバラエティを中心に幅広く活動している。なお、歌は鼻にかからない普通の声で唄う。 1990年代後半に金鳥の液体蚊取り器『キンチョウリキッド』のCMで再ブレイク。両親がレストランを経営(父は元森永製菓社員)しているせいか、料理の腕も確かであり、料理本を何冊か出版している。
映画『釣りバカ日誌』では、主人公の浜崎伝助の同僚OL役を演じ、女優としての活動に幅を広げた。
涙もろいこと(というより泣き虫)でも知られる。かつて『さんまのまんま』(関西テレビ)にゲストとして出演した際、明石家さんまに書道を披露したが、出来を見てさんまが怒り「これは誰が見たって二段じゃないでしょ?」と侮辱したため、「うわ~ん、二段だもん!」と言いながら号泣した。さんま曰く、このことが新聞の投稿欄に掲載され叩かれたらしい。『新春かくし芸大会』(フジテレビ)では、自身の演目の得点が出ると、辛かった練習を思い出すのか号泣するのがお約束だった。が、当時フジテレビのアナウンサーであった露木茂が審査員を務めたときに厳しく採点しており、露木のみ満点にしなかったため、山瀬は号泣しながら「「スーパータイム」なんか二度と観ないもん。」と言っていた。 『ブロードキャスター』(TBS)の「お父さんのためのワイドショー講座」で、悲惨な事件が放送時間1位になったことについて「おめでとうございます」と失言してしまい、その日のエンディングで涙目のまま画面の隅に映っていたり(理由は不明)といった事例が有名。また、『テレビ探偵団』(TBS)ではスタジオに歴代のウルトラマンや仮面ライダーが総登場した際、あまりの恐怖に大泣きした他、稲川淳二がゲスト出演し、得意の怪談を披露しようとした際には、稲川が話を始めようとしただけで悲鳴を上げて本気で恐がったため、稲川は怪談を語ることができなかった。その一方で、『テレビ探偵団』で共演していた朝井泉が降板する際の回のエンディングで「やめちゃ嫌だ」と、泣いてしまっている。
1986年にはアニメ映画『スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!』でピーチ姫の声優にも挑戦した。テレビアニメ『ホワッツマイケル』では主題歌を歌い、また声優としても登場している。
1999年6月26日に俳優の中上雅巳と結婚。ジューンブライドに憧れ、レギュラー番組の『ブロードキャスター』で真っ先に結婚報告をするために大安の土曜日を選んだ結果、この日の婚姻届提出となった。ただ、本人が語るところによると、「お試し期間」として実際に夫婦としてやっていけるかを試すため、入籍前に3年ほど同棲生活を送っていたようである。子供はいない。
デビュー前の特技はクラシックバレエで、スカウトキャラバンで用いられたイメージVTRではバレエを踊る貴重な映像がある。またバレエで本格的に身体を鍛えていたためか、当時15歳の少女にしてはかなりの筋肉質であった。
また、『新婚さんいらっしゃい!』(朝日放送)のアシスタントを1997年7月より務めており、2008年1月に同じ事務所の先輩の片平なぎさが持っている10年半の記録を塗り替え、アシスタント最長記録保持者となった。ちなみに、山瀬がレギュラー出演していた『テレビ探偵団』に桂三枝がゲスト出演した際、三枝は「いつか、まみちゃんと新婚さんいらっしゃいで司会したい。」と話をしており、その夢が実現している。
タモリの話によると、武豊と書いてあるのを見て、「ぶほう」と読んだことがあるらしい(テレビ番組『笑っていいとも!』にて)。また、毒蝮三太夫(どくまむし さんだゆう)は、山瀬に「どくばらみたお」と呼ばれたことがあると話している。
1989年7月29日放送の「クイズダービー」(第700回)では「事務所の仲良しコンビ」ということで和田アキ子とともにギャンブラーとして出場したが、この日の第2問(三択問題)で山瀬の中学時代の事件が問題になり、スカート姿で歩道橋を上っていたらパンティーが緩んで膝まで落ちたことが明かされた。ちなみに誤答としての選択肢は「短パン姿で自転車に乗っていたらサドルが取れてお尻に刺さった」「セーラー服姿で電車のつり革につかまっていたらブラジャーが外れておっぱいが出た」(この選択肢を選んだ人はいない)で、山瀬と和田は同じ事務所の井森美幸(5倍)に1000点を賭けたが「お尻に刺さった」と書いて不正解だった(1枠の北野大、ゲストのジェームス三木もそう書いた)。山瀬によればスカートを長くしていたのでそのままにしていたのと、後ろに人がいたので直せなかったとのことである。
[編集] 音楽
[編集] シングル
- メロンのためいき (1986.03.21) (作曲:呉田軽穂(松任谷由実))
- セシリア・Bの片想い (1986.06.21) (作曲:宮城伸一郎)
- ハートブレイクカフェ (1986.09.24)
- Strange Pink (1987.01.01)
- 怪傑ぶんぶんガール (1987.04.21)
- 可愛いひとよ (1987.07.21)
- スターライト・セレナーデ (1987.09.05) (メ~テレ系・サンライズ制作アニメ『機甲戦記ドラグナー』後期オープニング)
- 星空のエトランゼ (1988.05.05) (テレビ東京系テレビアニメ「ホワッツマイケル」エンディング)
- さよならの仔猫 (1988.10.21)
- あ 不思議な気持ち (1993.10.21)
- Heart Candle (桂三枝とのユニットであるポンヌフ名義)
[編集] アルバム
- RIBBON
- リセ(ミニアルバム)
- PRIVATE EDITION
- 親指姫
- 親指姫再び
- Might Baby
- MAMI YAMASE COLLECTION
[編集] ビデオ作品
- 親指姫 LIVE (at) TERADA SOKO F GO
- ライブ・ツアー 1991 At POWER STATION
[編集] 出演
[編集] 映画
[編集] テレビ番組
- 新婚さんいらっしゃい!(朝日放送・テレビ朝日)
- ブロードキャスター(TBS)※初代司会者、現在は「お父さんのためのワイドショー講座」を担当。
- 世界ウルルン滞在記(MBS・TBS系)
- ためしてガッテン(日本放送協会)
- 天才!志村どうぶつ園(日本テレビ放送網)
- クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!(日本テレビ放送網、放送終了)
- ららら日記(日本テレビ、放送終了)※ナレーション
- 突撃!イドバタ7(テレビ東京、放送終了)
- 爛漫!モトドル3人娘(テレビ東京、放送終了)
- テレビ探偵団(TBS、放送終了)
- 三枝の愛ラブ!爆笑クリニック(関西テレビ・フジテレビ系、放送終了)
- 森田一義アワー 笑っていいとも!(1988年 - 1990年、フジテレビ、出演終了)
- 丹波・山瀬のパニックTV(丹波哲郎と司会・1990年 - 1991年、讀賣テレビ放送・日本テレビ系、放送終了)
[編集] テレビドラマ
[編集] ラジオ
- ※すべてニッポン放送
- 円蔵・まみのお昼だヨイショ!(1988年4月 - 1989年3月)
- あとちゃん・山瀬の歌のギャップ10(1996年10月 - 1998年9月)
- うえちゃん・山瀬の涙の電話リクエスト(1998年10月 - 2002年9月、2004年4月 - 2006年3月)
- そーぐち・山瀬の涙の電話リクエスト(2002年10月 - 2004年3月)
- うえちゃん・山瀬のサプライズ!フライデースペシャル(2006年4月 - 2007年3月)
- 高橋克実と山瀬まみ おしゃべりキャッチミー(2007年4月 - )
[編集] CM
ほか
[編集] 劇場版アニメ
- スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!(ピーチ姫)
[編集] 外部リンク
- 山瀬まみプロフィール - ホリプロによる公式プロフィール
- MamiFan - 山瀬まみのファンサイト
歴代グランプリ |
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特別賞受賞者 |
第1回審査員特別賞 荒木由美子 | 第2回審査員特別賞 あいあい・高田橋久子 | 第3回審査員特別賞 東寿明 | 第9回審査員特別賞 鈴木保奈美 | 第11回アクトレス賞 仁藤優子・ボーカリスト賞 千葉美加・グラビアスター賞 小林明子| 第14回井森賞 東恵子 | 第16回審査員特別賞 工藤兄弟 | 第18回ミスフライングレディ賞 楓由香 演技賞 前田つばさ | 第20回審査員特別賞 新山千春 | 第21回審査員特別賞 酒井彩名 | 第21回ピュアガール賞 大森玲子・野村恵里 | 第25回審査員特別賞 岩科麻由子・綾瀬はるか | 第29回審査員特別賞 近藤あゆみ・東亜優 | 第29回ヤングサンデー賞 水崎綾女 | 第32回審査員特別賞 入来茉里 |