山形県立日本海病院
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情報 | ||||
指定管理者 | {{{指定管理者}}} | |||
正式名称 | 地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構 日本海総合病院 | |||
前身 | ||||
標榜診療科 | 総合 | |||
許可病床数 | 528床(11病棟) | |||
開設者 | 山形県 | |||
管理者 | ||||
地方公営企業法 | ||||
開設年月日 | 1993年(平成5年) | |||
国 | {{{国}}} | |||
所在地 | 〒998-8501 山形県酒田市あきほ町30番 |
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電話 | 0234-26-2001(代表) | |||
二次医療圏 | 庄内 |
山形県立日本海病院(やまがたけんりつにほんかいびょういん、英称:Yamagata Prefectural Nihonkai Hospital)は、山形県酒田市あきほ町にある県立の総合病院であった。山形県立の5番目の病院として平成5年に開設された。独法化された現在も、庄内地方の中核病院として高度な医療を提供しているほか、災害拠点病院やがん診療連携拠点病院などに指定されている。
平成20年(2008年)4月1日に、酒田市立酒田病院と統合・再編され、地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構「日本海総合病院」となった。
目次 |
[編集] 診療科
[編集] 指定医療
- 救急告示病院
- 災害拠点病院
- 臨床研修病院 (管理型・協力型)
- 日本医療機能評価機構認定病院
- へき地医療拠点病院
- エイズ治療拠点病院
- 第二種感染症指定医療機関
- 地域がん診療連携拠点病院
- 庄内地方で新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の診療に対応できる医療機関。
[編集] 沿革
- 1979年5月8日 - 庄内地方自治懇談会(鶴岡市)で知事に陳情
- 1986年3月3日 - 庄内地域県立病院基本計画案(概要)作成
- 1988年2月22日 - 地権者と土地売買契約締結完了
- 1988年6月23日 - 病院本館設計(基本設計・実施設計)委託
- 1990年7月24日 - 医療法に基づく病院開設許可
- 1990年11月19日 - 県立日本海病院起工式
- 1992年4月1日 - 日本海病院開設準備室設置
- 1993年4月1日 - 山形県立日本海病院開設
- 1993年5月18日 - 病院開設届
- 1993年6月1日 - 保険医療機関指定
- 1993年6月 - 労災保険指定病院指定
- 1993年6月18日 - 開院(病床数207・4病棟・集中治療室ICU・12診療科) 内科・小児科・外科・整形外科・脳神経外科・泌尿器科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科・理学診療科・放射線科・麻酔科
- 1993年10月1日 - 救急病院告示指定
- 1994年4月1日 - 107床増床(合計314床、運用開始:5月1日) 神経内科・皮膚科増科(合計14診療科)
- 1995年4月1日 - 99床増床(合計413床、運用開始:7月1日) 歯科開設
- 1995年4月5日 - 歯科保険医療機関指定
- 1995年4月10日 - 院内保育所開設
- 1996年4月1日 - 115床増床(合計528床、運用開始5月1日) 診療部分割、教育研修部新設、職員定数594名。精神科・形成外科開設(合計17診療科)
- 1997年4月1日 - 副院長2名体制(職員定数595名)
- 1997年11月4日 - 災害拠点病院(地域災害医療センター)指定
- 1998年4月1日 - 心療内科・心臓血管外科・歯科口腔外科開設(合計20診療科)
- 1999年1月1日 - 循環器科開設(合計21診療科)
- 1999年4月1日 - 臨床研修病院指定、副院長3名体制
- 1999年5月1日 - 前期研修医採用(新規)
- 1999年10月1日 - 病院ボランティア開始
- 2000年4月1日 - 検査部、放射線部新設
- 2000年4月20日 - 院外処方一部試行(初診のみ)
- 2000年6月1日 - 院外処方全面開始
- 2001年7月1日 - 海外技術研修員受入(中国)
- 2001年3月19日 - 病院機能評価委員会発足
- 2001年4月1日 - 消化器科、呼吸器外科、肛門科、気管食道科開設(合計25診療科)
- 2001年5月1日 - 後期研修医採用(新規)
- 2002年4月1日 - 「地域医療連絡窓口」開設
- 2003年4月1日 - 「地域医療室」開設。第二類感染症室(2室4床)設置
- 2003年5月19日 - (財)日本医療機能評価機構認定病院(一般病院種別B)
- 2004年4月1日 - 医療情報部新設
- 2004年8月2日 - 診療所インターネット予約開始
- 2004年12月1日 - へき地医療拠点病院指定
- 2005年4月1日 - 救急部、輸血・感染対策部、診療機材部新設
- 2006年8月24日 - 地域がん診療連携拠点病院に指定
- 2007年1月15日 - がん相談支援センター開設。禁煙外来開設。セカンドオピニオン外来開設。乳腺外来開設。
- 2007年3月1日 - 総合医療情報システム(電子カルテ)稼働
- 2007年4月1日 - 救急外来の独立。副院長4人体制。患者安全対策部新設。
- 2008年4月1日 - 地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構 日本海総合病院に再編。
[編集] 診察・受付時間
- 外来診察日 - 月曜日~金曜日
- 外来診察時間 - 午前8時30分~午後5時15分
- 新来受付時間 - 午前8時30分~午前11時
- 日曜、祝日、年末年始は休診。
- 救急外来で来る患者は曜日に関係なく24時間診察受付。
[編集] 交通アクセス
- 酒田駅前バス乗り場から、酒田市るんるんバスで約41分(市内循環左回りの場合)
- 酒田駅前バス乗り場から、庄内交通バスで約28分(酒田市内廻り Aコースの場合)
- これ以外にも複数の路線が日本海病院に乗り入れている。
- JR酒田駅より車で約15分。
[編集] 統合再編
[編集] 概要
平成20年(2008年)4月1日に「山形県立日本海病院」と「酒田市立酒田病院」は統合・再編される。これに伴い名称が変更され、山形県立日本海病院は「日本海総合病院」、酒田市立酒田病院は「日本海総合病院酒田医療センター」となる。なお、これらの新名称は一般公募によって選ばれた。統合病院の運営主体として「地方独立行政法人 山形県・酒田市病院機構」が設立される。平成23年までは移行期とし、それ以降は完全統合を行う。 また、日本海総合病院(県立日本海病院)敷地内に地上4階建ての建物を増築し、そこに救命救急センターを設置する計画になっている。
[編集] 統合再編への背景
1969年に建設された酒田市立酒田病院は、建物の老朽化などで地元マスメディアなどでも度々問題になっていた。しかし、市独自で新しく病院を建て直すにしても財政面などの問題もあって、建替えの話は立ち消えとなってしまった。 一方、山形県立日本海病院は1993年(平成5年)開設と比較的新しく、両者の物理的な距離も2km程度と近く、診療科目も重複していることから、統合再編論が浮上してきた。両者を組織的にひとつにし効率化を図り、地域の医療体制を強化するという方向で県と酒田市当局が合意に至ったものである。 しかしこの統合によって、現在の2つの病院を合わせたベッド数より総ベッドが減少するため、一部市民からは地域の入院医療体制の弱体化を懸念する声も聞かれる。
[編集] 統合再編後の診療科目
これらの診療科目は完全統合への移行期である平成20年4月~平成23年3月までのものである。
- 日本海総合病院(県立日本海病院)
- 日本海総合病院 酒田医療センター(市立酒田病院)
- この診療科目の体制は「日本海総合病院の増築・改修が完成するまでの一時的な体制(移行期の体制)となる。
- 主な変更点
[編集] シャトルバスの運行
統合再編によってふたつの病院間で診療科目が分断された。病院には自動車などの交通手段を持ち合わせない高齢者の患者も多く、また同じ日に複数の科目にまたがって診察を受けている患者も少なくない。そのため両病院間の緊密な足の確保は不可欠である。同じ日に両病院をまたがって通院する患者を対象に、2008年4月から日本海総合病院と酒田医療センターを往復する直通シャトルバス(10人乗り、車椅子1台乗車可能)を運行する予定である。これ以外にも「酒田市福祉乗合バス るんるんバス」などの公共交通機関でも移動は可能である。ただしこれは直通ではなく、運行間隔も粗く本数も限られているため時間をよく確認してから乗る必要がある。
*以下、右にある[表示]をクリックすると運行時刻表が一覧表示される。
酒田医療センター | 日本海総合病院 |
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08:30 | 08:45 |
09:20 | 09:35 |
10:10 | 10:25 |
11:00 | 11:15 |
11:50 | 12:05 |
12:40 | 12:55 |
13:30 | 13:45 |
14:20 | 14:35 |
15:10 | 15:25 |
16:00 | 16:15 |
日本海総合病院 | 酒田医療センター |
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08:55 | 09:10 |
09:45 | 10:00 |
10:35 | 10:50 |
11:25 | 11:40 |
12:15 | 12:30 |
13:05 | 13:20 |
13:55 | 14:10 |
14:45 | 15:00 |
15:35 | 15:50 |
16:25 | 16:40 |
- 乗降場所
- 日本海総合病院(県立日本海病院) 正面玄関バス停付近
- 酒田医療センター(市立酒田病院) 正面玄関入口
- 2008年3月17日から同じ時刻で試験運行。
- 乗車の際に診察予約券か診察券の提示が必要。途中での乗降は不可。
[編集] 想定患者数
日本海総合病院の完了期(平成23年4月以降)の年間入院患者数は、県立日本海病院時代の平成18年度比で29.7%増の21万1900人を想定している。年間外来患者数は同じく平成18年度と比較して51.8%増の34万3000人と想定した。日本海総合病院においては、発症後まもない患者に対する急性期医療や高度医療、および救急医療などを担当する。完了期のベッド数は県立病院時代よりも120床増やし648床にし、25の診療科を22診療科に再編する計画である。
酒田医療センターでは、急性期医療をすでに受けた回復期、亜急性期医療を担う。こちらの完了期の年間入院患者数は、市立酒田病院時代の平成18年度比で64.7%減の3万9500人を想定している。年間外来患者数は18年度比で82.2%減の3万6800人と想定している。完了期のベッド数は110床程度となる予定。(市立時代は400床)内科とリハビリテーション科を設ける計画。
[編集] 増築・改築
増築や改築などの施設整備の面で、日本海総合病院においては現在の県立日本海病院西側に地上4階建ての建物を増築し、1階に新設の救急救命センターを、2階に手術室、3・4階には病室を整備する計画。工期は平成20年~22年度を予定している。
酒田医療センターにおいては、現行の酒田市立酒田病院の東棟を改修して利用される。1階に外来診察室や処置室を置き、2階にリハビリテーション室などを整備する計画。工期は平成22年度~24年度の予定。