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小嶋敬二 - Wikipedia

小嶋敬二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小嶋敬二
Keiji Kojima
個人情報
本名 小嶋 敬二
こじま けいじ
愛称 社長
生年月日 1969年11月9日(38歳)
国籍 日本
身長 174cm
体重 90kg
チーム情報
所属 日本競輪選手会富山支部
登録地は石川県
期別 74期
分野 競輪
役割 選手
特徴 先行・捲り
アマ所属チーム
1985-1988
1988-1992 
金沢高等学校
日本大学
プロ所属チーム
1994- 日本競輪選手会富山支部
主要レース勝利
高松宮記念杯競輪 2003,2007
寛仁親王牌 2005,2007
西日本王座決定戦 2007-2008
ふるさとダービー 1回
ルーキーチャンピオンレース 1994
最終更新日:
2008年2月24日

小嶋 敬二こじま けいじ1969年11月9日 - )は日本競輪選手自転車競技選手である。石川県金沢市出身。日本競輪学校第74期卒業。日本競輪選手会富山支部所属で、登録地は石川県。師匠は横長勇。初出走は1994年8月5日花月園競輪場。初勝利は同開催の8月6日血液型はA型。

競輪界一ともいわれる太腿周り74cm(2002年当時)の強靭な太腿の持ち主であることで知られる。ニックネームは「社長」で、2003年から2005年にかけて競輪のイメージキャラクターを務めたキャイ~ンからもそのように呼ばれていた。ちなみに、夫人はかつて日本の女子ロードレース界の第一人者だった当麻愛。

石川県には競輪場がないため、内灘町の内灘自転車競技場を主な練習地としている。

目次

[編集] 自転車競技での戦績

金沢高等学校在学時から自転車競技で数々の成績を収め、卒業後はソウルオリンピック出場を目指して日本大学に進学したが在学中の出場はかなわず、卒業後もアマチュアとして活躍を続けた。1992年バルセロナオリンピックでは1000mタイムトライアルは順当だったが、当時スプリントで無敵を誇った齋藤登志信の予選落車によってスプリント代表も手にし2種目出場を果たした。自転車競技界最強を自ら実証しようと、周囲の説得にも耳を貸さずアマ全日本選手権ロードに出場したことがある(結果はリタイア)。

なおプロ解禁となったアトランタ以降のオリンピックには出場していないが、アマ時代を含んで世界選手権自転車競技大会にも、1990年・1995年~1997年の4回出場している。

[編集] 競輪での戦績

オリンピックへのこだわりから、競輪学校への入学は全試験免除ながら年齢制限ギリギリでとなったが、アマチュア時代の実績を生かして、競輪選手としてデビュー後も早くにS級特進を果たすなど快進撃を重ね、中部を代表する先行選手として一流の仲間入りを果たすが、なかなかタイトルには手が届かなかった。若手時代から中部ラインの先頭を走っており、決勝戦で山田裕仁山口兄らの特別競輪制覇のアシストをする事も多かったが、故に「ペースメーカー」、「暴走機関車」とまで揶揄される事もあった。

そんな中1999年3月の静岡競輪場での日本選手権競輪決勝では、ゴール直前先頭を走っていた神山雄一郎をゴール後とらえたと思い、思わずガッツポーズをしてしまったこともある。(実際には神山の方が微差で残っており、神山はこの勝利でグランドスラムを果たした。)

そのような悔しい思いにもめげることなく、2002年6月に松阪競輪場で行われたふるさとダービーを完全優勝(4日連続1位)して勢いに乗ると、翌2003年高松宮記念杯競輪でも優勝し、ついにタイトルホルダーの仲間入りを果たした。

2005年は年始より重度の肺炎を患い不調であったが、そのような中で練習と身体の回復に努め、苦労した中寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントで2つ目のタイトルを手にした。だが以降は力量がありながらトーナメント勝ち上がり戦での途中脱落が続いてファンを不思議がらせていた。

しかし2007年2月に宇都宮競輪場での東西王座戦で完全優勝(3日連続1着)を果たして立ち直りのきっかけを掴み、その勢いのまま6月の高松宮記念杯競輪で2年ぶりの特別競輪優勝を果たし(これは決勝戦打鐘過ぎ3角で起こった落車の影響により車体故障を起こしながらの勝利であり、小嶋の強さを一層際立たせた)、さらには約1ヵ月後の寛仁親王牌も制して特別競輪の連勝を果たした。2008年は西日本王座決定戦で連覇を達成。

小嶋は現在も競輪界を代表する選手の一人として常に期待のかかる選手となっている。

[編集] 主な獲得タイトル

[編集] 競走スタイル

中部地区を代表する自力選手であり、一時は『先行日本一』の称号を村上義弘と争っていたこともある。近年は捲りを用いるようにもなったが、74cmの太腿から繰り出されるその走りが決まった時は、先行しても捲りに回っても、豪快という一言に尽きる。

その一方で、はっきり攻撃目標にされるとエリートらしい脆い一面があり、これが爆発的な脚力を持ちながら特別競輪の優勝・優参回数の少なさにつながっており、現在もこの傾向の解消が課題となっている。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


先代:
山口富生
高松宮記念杯競輪優勝者
2003年
次代:
松本整
先代:
山崎芳仁
高松宮記念杯競輪優勝者
2007年
次代:
渡邉晴智
先代:
小橋正義
寛仁親王牌優勝者
2005年
次代:
後閑信一
先代:
後閑信一
寛仁親王牌優勝者
2007年
次代:
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