大嶽秀夫
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おおたけ ひでお 大嶽 秀夫 |
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生年月日 | 1943年10月28日(64歳) |
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出生地 | 岐阜県 |
ジャンル | 政治学者 |
主な作品 | |
『現代日本の政治権力経済権力』 『アデナウアーと吉田茂』 |
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大嶽 秀夫 (おおたけ ひでお、1943年10月28日 - )は、日本の政治学者。法学博士。専攻は、政治過程論、日本政治。京大では福島徳寿郎、東大大学院では岡義達に師事した。
目次 |
[編集] 略歴・人物
岐阜県生まれ。東海中学校・高等学校、京都大学法学部卒業。東京大学大学院法学研究科博士課程修了。シカゴ大学、ハンブルク大学、パリ政治学研究所に留学。専修大学助教授、東北大学法学部教授、京都大学大学院法学研究科教授を経て、現在、東北大学名誉教授、同志社女子大学客員教授。
読売テレビ製作のウェークアップ!のレギュラーコメンテーター時代には原田和明、本間正明らと、論争を展開した。2000年頃から2年間、鬱病であったことを『日本型ポピュリズム』の中で告白している。
[編集] 社会的活動
- 日本政治学会理事(1986年 - )
- IPSA理事(2003年 - )
- 財団法人宮城県地域振興センター顧問
[編集] 受賞
[編集] 著作
[編集] 単著
- 『現代日本の政治権力経済権力』(三一書房、1979年/増補新版、1996年)
- 『日本の防衛と国内政治――デタントから軍拡へ』(三一書房、1983年)
- 『アデナウアーと吉田茂』(中央公論社、1986年)
- 『再軍備とナショナリズム――保守、リベラル、社会民主主義者の防衛観』(中央公論社[中公新書]、1988年/講談社[講談社学術文庫]、2005年)
- 『政策過程』(東京大学出版会、1990年)
- 『二つの戦後――ドイツと日本』(日本放送出版協会[NHKブックス]、1992年)
- 『戦後政治と政治学』(東京大学出版会、1994年)
- 『自由主義的改革の時代――1980年代前期の日本政治』(中央公論社、1994年)
- 『政治分析の手法――自由化の政治学』(放送大学教育振興会、1995年)
- 『戦後日本のイデオロギー対立』(三一書房、1996年)
- 『「行革」の発想』(TBSブリタニカ、1997年)
- 『日本政治の対立軸――93年以降の政界再編の中で』(中央公論新社[中公新書]、1999年)
- 『高度成長期の政治学』(東京大学出版会、1999年)
- 『日本型ポピュリズム――政治への期待と幻滅』(中央公論新社[中公新書]、2003年)
- 『小泉純一郎ポピュリズムの研究――その戦略と手法』(東洋経済新報社、2006年)
- 『新左翼の遺産――ニューレフトからポストモダンへ』(東京大学出版会、2007年)
[編集] 共著
[編集] 編著
- 『日本政治の争点――事例研究による政治体制の分析』(三一書房、1984年)
- 『戦後日本防衛問題資料集(1)非軍事化から再軍備へ』(三一書房、1991年)
- 『戦後日本防衛問題資料集(2)講和と再軍備の本格化』(三一書房、1992年)
- 『戦後日本防衛問題資料集(3)自衛隊の創設』(三一書房、1993年)
- 『政界再編の研究――新選挙制度による総選挙』(有斐閣、1997年)
[編集] 訳書
- デイヴィッド・イーストン『現代政治理論の構想』(勁草書房、1971年)