北海道札幌国際情報高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 北海道 |
学区 | 北海道石狩第4 |
校訓 | 誠実・友愛・創造 |
設立年月日 | 1995年7月12日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 国際文化科 情報技術科 情報システム科 流通サービス科 |
学期 | 2学期制 |
高校コード | 01402J |
所在地 | 〒001-0930 |
北海道札幌市北区新川717-1 北緯43度7分12.8秒東経141度17分50.3秒 |
|
電話番号 | 011-765-2021 |
FAX番号 | 011-765-2022 |
外部リンク | 公式サイト |
北海道札幌国際情報高等学校(ほっかいどうさっぽろこくさいじょうほうこうとうがっこう、Hokkaido Sapporo Intercultural and Technological High School)は、北海道札幌市北区にある公立(道立)の高等学校。全日制普通科の他に、国際文化科、情報技術科、情報システム科、流通サービス科という四つの学科を併設する全国でも珍しい形態をとっている学校。
目次 |
[編集] 概要
- 1995年開校という道内でも新しい道立高校である。校名の通り「国際化、情報化に対応する複合的な教育を目指す新しいタイプの高等学校」であり、学科集合型高校の利点を生かした教育活動が行われている。
- 2002年度から3年間スーパーイングリッシュランゲージハイスクール(SELHi)に指定されていた。
[編集] 学科
- 普通科(普通科)
- 基本的に理系だが文系にも対応
- 国公立大学や私立大学などの進学を目指し、主に理数系を中心に学習する科であるが文系大学に進学することも可能。学科特有の行事としては数学研究発表会・理科実験DAYなど。
- 国際文化科(外国語に関する学科)
- 情報技術科(工業科)
- 情報システム科(商業科)
- 基本的に文系
- 略称・シス科。コンピュータのソフトウェアについてや情報処理能力を身につけ、国公立大学・私立大学への進学を目指している。主にプログラミングなどのコンピュータ処理を学習する。国家資格である初級システムアドミニストレータはクラスの半分以上の生徒が取得し、基本情報技術者、ソフトウェア開発技術者などの高度な資格を取得する者も多くいる。学科特有の行事としては企業見学・ビジネスセミナー(以上流通サービス科と合同)など。
- 流通サービス科(商業科)
[編集] 履修科目
- 選択科目の数が豊富で、3年次には1週間の総授業数のうち約3分の1は選択教科となる。選択教科によって普通科や国際文化科の生徒が工業や商業の科目を履修することも可能で、情報技術科や情報システム科、流通サービス科の生徒は大学入試などの対策の教科を履修できる。
[編集] 施設
- コンピュータ
- 入学時に生徒1人1人に専用のIDとパスワード、メールアドレスが配布されるが、利用できるのは校内だけで、自宅ではそのメールボックスは開けない。
- 生徒用コンピュータだけでも250台以上が校内LANに接続され、常時使用可能。
- 最新式の語学学習用コンピュータCALLシステムが設置。
- 購買
- キャンティーンと呼ばれる吹き抜けの広場に設置されており、平日8:00から13:25まで営業している。
- 自動販売機が常時使用可能。
- 図書館
- 学生証の裏についているバーコードによって図書の貸し出しが可能。
- 大きな机と自習スペースが設けられており、朝や放課後等には自習する人が集まる。
- グラウンド
- 校舎の裏には野球場、陸上トラック(300m)、テニスコート(2面)、屋内プールがある。
- グラウンドの周りには1周790mのランニングコースがあり、部活動やマラソンの練習に利用される。
- サッカーのグラウンドはなく、職員駐車場の横にある多目的広場(第2体育館予定地)が一時的なサッカー場となっている。
[編集] 行事
行事の時期については例年に基づくもので、年度によって開催時期が前後したり、開催されないことがある。
前期
- 入学式(4月)
- 対面式(4月)
- 各種オリエンテーション(4月)
- 生徒総会(5月)
- 学校祭(7月第1週)
- 前夜祭では『うたごえポン♥』と題した合唱コンクールが行われる。
- 遠足(6月あるいは7月)
- 平成18年度は1年生は円山登山と円山動物園、2年生はさとらんどとモエレ沼公園、3年生は三井グリーンランド。(ただし、3年生以外は年によって行き先が異なる場合がある)
- 夏季休業(7~8月)
- 進学などに向けた夏期講習が実施される。
- 体育大会(9月)
- バスケットやバレーボールなどを実施。
- 体験入学(9月)
- 期間休業(9月)
- 本校は2学期制である。
後期
- 札幌マラソン(10月)
- 男子は10km、女子は5kmあるいは10kmを走る。
- 2年生中国見学旅行(10月)
- 平成20年度より韓国から中国へ変更された。自主研修を通して異国の文化を体験する。
- 冬季休業(12~1月)
- 夏休み同様、進学などに向けた冬期講習が行われる。
- 3年生激励餅つき大会(12月)
- 海外語学研修(12~1月)
- ニュージーランドへの語学研修(希望者)
- マイコンカーラリー全道・全国大会(1月)
- 情報技術科の生徒が参加する。全道・全国大会が本校で行われ、多くの生徒・教職員・PTAが開催協力している。
- 大学入試センター試験(1月)
- 毎年3学年の先生方がはちまきを巻いて会場(例年は北海道大学)の前まで応援しに来る。
- スキー学習(1~2月)
- 手稲オリンピアやキロロリゾートで行う。
- 高校推薦入試(2月)
- 本校では全学科において実施する。
- 卒業式(3月)
- 高校一般入試(3月)
[編集] 研究指定
- 北海道情報教育ネットワーク形成推進事業指定校(1997年度)
- 文部科学省光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業実践研究校(1998年度~2001年度)
- 文部科学省スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール研究開発校(2002年度~2004年度)
- 北海道夢と活力あふれる高校づくり推進事業 学力向上フロンティアハイスクール実践校(2004年度)
[編集] 制服
- コシノジュンコデザイン
[編集] 海外姉妹校・協力校
[編集] 著名出身者
[編集] その他
- 北海道内の「国際」や「情報」と名の付く大学の付属学校と間違われることがあるほか、滋賀県や新潟県、大分県、秋田県にも同じ名前の高校があるが、特にこれらの学校と提携している訳ではない。
- 本校建設に要した費用はおよそ47億円で、普通高校3校分の予算である。
- 本校の伝統の一つに「ウォームアップ体操(ウォームアップダンス)」という体操がある。主に体育の授業前や体育行事の準備体操として行われ、Trix(トリックス)の「DO・KI・DO・KI・センセーション(洋題:「JUST WANNA DANCE TONIGHT」)」の曲に乗せて踊る。このダンスは毎年新入生と在校生の対面式で披露され、新入生の話題の的となるが、体育の授業前に必ず行われるため、数ヵ月後には皆ほぼ完璧に踊れている。
[編集] 進路
- いずれも平成16年度卒業生(8期生)
- 国公立大学 29%
- 私立大学 35%
- 短期大学 7%
- 公務員・民間就職 5%
- 留学 3%
- 専門学校等 22%
- 進路指導室には多くの大学・就職先等の資料があり、基本的に常時閲覧可能。
[編集] 生徒会活動・部活動等
いくつかの組織では学校サイト内にホームページを開設し、生徒らの手によって活動内容が紹介されている。
[編集] 生徒会活動
- 生徒会執行部
- 学校祭実行委員会
- 選挙管理委員会
- 中央委員会
- 拡大中央委員会
- 議長団
[編集] 部活動
- 体育系
[編集] 沿革
[編集] 年表
- 1979年11月2日:北海道産業教育審議会の中間報告の中で職業学科集合型モデル高等学校構想を提言
- 1987年2月10日:北海道産業教育審議会答申の中で「職業学科集合型モデル高等学校構想に新たな教育的展望を加味し、その具体化の必要性」を提言
- 1988年3月:北海道新教育長期総合計画の策定「新しいタイプの学校、学科の設置」を検討し、「新学科集合型モデル校設置」を進める
- 1989年2月20日:北海道産業教育審議会答申の中で新学科集合型の新しいタイプの高等学校設置を提言
- 1991年7月24日:平成3年度予算に新学科集合型高等学校用地取得費計上・議決
- 1992年9月7日:造成工事着工
- 1993年7月12日:校舎建築工事着工
- 1994年4月1日:北海道札幌手稲高等学校校長斉藤静之外5名、仮称札幌地区(新学科集合型)高等学校事務取扱に発令、北海道札幌手稲高等学校に開校準備室を設置
- 1994年12月1日:校訓、学校教育目標、学校経営方針、教育課程編成の方針の決定
- 1994年12月9日:平成6年第4回北海道議会定例会で北海道立学校条例の一部を改正する条例が議決され、1995年4月1日開校が決定「北海道札幌国際情報高等学校」を校名決定
- 1994年12月16日:校章・校旗の決定
- 1995年3月10日:校舎建築工事竣工
- 1995年4月1日:北海道札幌国際情報高等学校開校、初代校長に小山正芳発令
- 1995年4月11日:北海道札幌国際情報高等学校開校式、第1回入学式挙行(於:本校体育館)
- 1997年10月26日:北海道札幌国際情報高等学校校舎落成記念式典挙行(於:本校体育館)
- 2002年4月5日:本年度より3か年スーパーイングリッシュランゲージハイスクール(SELHi)に指定
- 2004年10月9日:北海道札幌国際情報高等学校創立10周年記念式典挙行(於:札幌市民会館)
(出典:創立十周年記念誌『北の大地に』他)
[編集] 通学
[編集] 通学方法
- 徒歩
- 自転車(冬季以外で通学に支障がない期間・4月から11月中旬ごろまで)
- バス
- 自動車・自動二輪車は免許取得も禁止
[編集] バス
学校前にバス停「国際情報高校」が設置されており、以下の中央バス路線が運行されている。
- 札幌駅前から
- 西71(新川八軒線)新川営業所行
- その他
- 中央バス「国際情報高校」停が最寄りであるが、「中央バス自動車学校前」からは1kmほどの距離である。
- 冬季の通学時間帯にはスクール便が「花畔」などから運行される。
[編集] 周辺案内
- 中央バス停留所「国際情報高校」 - 玄関から約70m
- 石金病院 - 学校に隣接
- 中央バス停留所「新川7条16丁目」 - 学校前から約250m
- 中央バス新川ターミナル - 学校前から約400m
- ホクレンショップ新琴似店 - 学校前から約670m
- ビッグハウス新川店 - 学校前から約920m
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
この項目は、ウィキプロジェクト/学校の「高等学校テンプレート」を使用しています。