到津遊園
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到津遊園(いとうづゆうえん)は、かつて福岡県北九州市小倉北区にあった西日本鉄道経営の遊園地である。
[編集] 歴史
1932年7月31日、西鉄の前身である九州電気軌道が創立25周年の記念事業として当時の小倉市市域西端部の丘陵地の到津地区に開園した。当初より動物園と遊園地を併設した公園として人気を博した。1942年9月22日に九州電気軌道が他社を吸収合併して西日本鉄道となったのち、戦時体制下の1944年3月31日に休止されるが、戦後の1946年8月4日に営業再開した。
1969年のピーク時には、年間80万人の入場者を記録したが、その後は施設の老朽化と陳腐化が進んだことと、少子化の進行、北九州市の人口減少、1990年に開業したスペースワールドなどの影響が重なり入場者が減少の一途をたどった。
2000年5月31日を最後に営業を終了した。営業終了後に北九州市に譲渡されて改装され、2002年4月13日に北九州市の外郭団体である財団法人北九州市都市整備公社が運営する「到津の森公園」としてオープンした。
[編集] アクセス
九州電気軌道沿線にあり、遊園地前に電停が設けられていた。九州電気軌道の後身である西鉄北九州線が1992年に廃止されたのち、閉園直前の2000年からは福岡市から直行の高速バス「いとうづ号」が運行されていた(同路線は現在も運行している)。