到津の森公園
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情報 | ||||
正式名称 | ||||
愛称 | ||||
前身 | 到津遊園 | |||
専門分野 | 総合 | |||
事業主体 | 北九州市 | |||
管理運営 | 北九州市 | |||
開園 | 2002年 | |||
所在地 | 〒803-0845 福岡県北九州市小倉北区上到津4-1 |
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電話 | 093-651-1895 |
到津の森公園(いとうづのもりこうえん)は、福岡県北九州市小倉北区にある市営の動物園である。1998年、西日本鉄道が運営していた「到津遊園」が経営悪化のため閉園し、北九州市が経営を引きついだ。
面積は約10.6ヘクタール。展示動物は約100種550点。
目次 |
[編集] 沿革
[編集] 特徴
- 基本理念は「市民と自然を結ぶ『窓口』」。「到津遊園」閉園から「到津の森公園」開園に繋がった経緯として、市民活動が大きく影響している(52団体、計26万人から存続の要望)。そのため、運営等に関する市民参加が重視されており、動物の里親としてエサ代を支援する「動物サポーター」や公園の運営全体を支援する「友の会」、「到津の森公園基金」などの様々なサポーター制度がある。また、市民ボランティア団体「森の仲間たち」もガイドや清掃などの活動を行っている。
- 動物たちの展示方法は、概ね、生息地の環境でまとめた「地理学的展示」と呼ばれるもの。「草原」「林床」「樹冠」などのゾーンに分かれている。その他、郷土を意識したゾーンや小動物とふれあえる「ふれあい動物園」もある。「到津遊園」当時に比べ、自然環境が活かされており、生息地に近い動物たちの生活空間づくりや来場者と動物たちとの距離感を近づける工夫が新たになされている。
- イベントが随時行われており、夜間開園や、クリスマスにはケーキを動物たちに贈るイベントなども恒例になっている。
- 昭和12年からの長い歴史を持つ「林間学園」が、夏の間(7~8月)、小学生向けの体験学習として引き続き実施されている。
[編集] 主な動物
- 世界の動物ゾーン(草原の世界)
- 世界の動物ゾーン(林床の世界)
- 世界の動物ゾーン(樹冠の世界)
- フクロテナガザル
- フランソアルトン
- アンゴラコロプス
- シロムネオオハシ
- スミレコンゴウインコ
- キバタン
- 郷土の動物ゾーン(郷土の水辺)
- 郷土の動物ゾーン(郷土の森林)
- ふれあい動物園
[編集] アトラクション
[編集] その他の施設
- レストランフォレスト
- ズーショップ(土産物屋)
[編集] 関連書籍
- 「戦う動物園 旭山動物園と到津の森公園の物語」(中公新書 小菅正夫・岩野俊郎著/島泰三編)