八洲光学工業
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八洲光学工業株式会社(やしまこうがくこうぎょう)は、東京都杉並区所在の老舗顕微鏡メーカーである。
[編集] 沿革
- 1936年(昭和11年)2月 -「八洲光学株式会社」として資本金5万円で創業
- 1941年(昭和16年)5月 - 軍需工場として金属管理工場の金属、材質の検査、顕微鏡を各工場が必要として、軍命令に依り具備することとなり、顕微鏡、双眼鏡、その他軍需光学兵器の製作を行った。従業員は約2,000人で、工場は東京、福島、営業所も東京、大阪、福島に設立。終戦時資本金100万円
- 1945年(昭和20年)- 軍需保険800万円を得て再建。
- 1946年(昭和21年)- 顕微鏡の生産を開始。この時生産量は月産100台を超える。
- 1949年(昭和24年)- 資本金1,000万円に増資。
- 1951年(昭和26年)- アメリカ、カナダ及び香港向け顕微鏡の輸出中断等により、当時の従業員340人の人件費と生産材購入の資金が減り、一部従業員の解雇を行う。これをきっかけで労働争議が始まる。
- 1952年(昭和27年)5月4日- 全従業員を解雇
- 同8月15日 - 新たに『八洲光学株式会社』設立
- 1954年(昭和29年)3月 - 会社閉鎖
- 1955年(昭和30年)9月 - 『新八洲光学株式会社』設立。本社・営業部は東京都千代田区神田金沢町11番地。工場は東京都杉並区方南町470番地
- 1960年(昭和35年)2月 - 会社名を『八洲光学工業株式会社』に変更
- 1984年(昭和59年)4月 - 方南町工場新築完成。東京都杉並区方南2-12-26
現在本社は東京都杉並区和田1-1-12に所在